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働き盛り世代の突然死リスクを高める「隠れ疲労」の正体と唯一の解消法

2021.12.30

流行の言葉に流されないで!自分に合う休息の取り方を見つけよう

年末進行の乗り切り、まことにお疲れ様でした。

さて、コロナ禍を経て、「アクティブレスト」という言葉に注目が集まっている。家で動かずに過ごすよりも、多少身体を動かしたほうが疲労が回復しやすいというものだ。意識の高い働き盛り世代が、仕事終わりや休日にハードなトレーニングに取り組むことも増えた。

「この休みにはたっぷりトレーニングしよう、身体を引き締めながらリフレッシュできて一石二鳥だ!」と意気込んでいるあなた、ちょっと待ってほしい。それは中年以降の心身の健康を蝕む行為かもしれない。

働き盛りを突然死リスクに晒す「隠れ疲労」

東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身氏は、中年以降の「隠れ疲労」に警鐘を鳴らしている。

隠れ疲労とは、疲労感のない疲労、自分で気づくことのできない疲労のこと。隠れ疲労では疲労感のないままどんどん疲れがたまっていって、最悪の場合は突然死につながったりする。

ハードなトレーニングは疲れを解消しない!

実は、ハードなトレーニングは疲れを解消しない。デスクワークなどで疲れたときにハードなトレーニングをするとスカッとして疲れが吹き飛んだ感じがするのは、本当はまやかしだ。これは「疲労感を達成感でマスクする行為」で、実際にはトレーニングをしたぶん、疲労はさらに蓄積している。

30代以降は「無理がきかない」年代

30代から40代はまさに働き盛り。寿命は伸び、高齢になっても若々しい人たちも増えてきたことで、30代40代の人はまだまだ自分は若いつもりでいたりする。しかし残念ながら、実際には30代ぐらいからヒトの心身の機能はどんどん衰えていっている。

古代にはヒトの平均寿命は20歳代だったと言われている。狩猟採集や簡単な農耕などで身体を使いながら生きていた当時は、ティーンの頃に子どもを作り、20歳代にバリバリ働いたらあとは引退して、下の世代の世話を受けながらポックリ死んでいたものと思われる。

脳・神経系も遅くとも20代半ばまでには成熟し、成熟すると同時に老化が始まる。30代40代は昔だったら並外れた長寿。「ワシはもうだめじゃ」と床につき、子どもにお粥を食べさせてもらっていたような歳だ。

この時期には、自律神経系も立派に衰えている。20代までは多少無理しても乱れなかった交感神経と副交感神経のバランスも容易に乱れるようになる。要するに「無理がきかず、疲労はどんどん蓄積していく」のが30代以降の心身の特徴なのだ。

疲れは○○でしか回復しない

アクティブレストで疲れが蓄積してしまうことがあるのであれば、疲労をとるためにはいったいどうしたらいいのか? 

答えを教えよう。「質の良い睡眠をとること」だ。

疲れとはつまり脳・神経系の疲れであり、睡眠はそんな脳・神経系の最大の調節方法。眠りに向けて徐々に自律神経のバランスを副交感神経側に傾けていき、スコンと眠りに落ちて朝までぐっすり眠る… これ以上に優れた疲労回復方法はない。

「ご自愛デー」で生き生きとした仕事初めへ

この休みにはぜひ、徹底的にユルむ「ご自愛デー」の導入を検討してみよう。

確かに、デスクワークの疲れは身体を動かさずに頭ばかり使うことにより全身の血行が滞り、目や首肩、腰が凝ったりすることからも来ている。このコリがさらに自律神経を緊張させ、睡眠の質も低下させることがある。

だから、こうしたデスクワークによる緊張を緩めるためのゆっくりとしたヨガやストレッチはとても有効だ。しかし、スカッとしたり達成感を得たりするためにハードなトレーニングに取り組むことはやめておこう。

旅行や外出をする場合も、賑やかなショッピングモールやテーマパークに行くより、静かで自然の風景の美しいところに軽いハイキングに行くぐらいにしておく。本格的な登山をしたり、温泉で入湯料の元をとろうと何時間も温泉に入り続けたりと、心身を疲れさせるような行為は控えておこう。

ご自愛デーでは、「生産性」「努力」といった言葉を頭からすっかり追い出してしまうのが大事だ。どうすれば自分の心身が休まり回復するかを考えながら、徹底的にユルんでいこう。

徹底的にユルんでよく眠ることをしばらく繰り返し、身体の内から「ちょっと活動的になりたいな」という感覚が湧き上がってきたら、そのときはちゃんと疲れがとれた証拠。アクティブレストに切り替えてもいいだろう。

ご自愛デーで、たまった疲れを解消し、生き生きとした心身で仕事初めの日を迎えよう。

皆様どうぞご自愛のうえ、元気で長く働ける心身を維持してほしい。長く元気でいることは、家族や大事な人たちへの愛情表現のひとつでもある。

文/ヒルダ

自身の豆腐メンタルを克服しようと情報を集めまくっているうちにやたらとメンタルヘルスに詳しくなってしまったライター。

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