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ソーシャルメディアの使用が抑うつと関連する可能性、マサチューセッツ総合病院研究報告

2021.12.08

ソーシャルメディアの使用は抑うつと関連

ソーシャルメディアの使用が抑うつと関連することを示した新たな研究結果が、また一つ報告された。

米マサチューセッツ総合病院のRoy Perlis氏らが18歳以上の成人を対象に1年間、追跡調査したところ、Snapchat、Facebook、TikTokの使用者では、後に抑うつレベルの上昇を報告する傾向が強かったという。

研究の詳細は、「JAMA Network Open」に11月23日掲載された。

Perlis氏は、「ソーシャルメディアとメンタルヘルスの関係については、これまでにも多くの議論が交わされてきた」と話す。

ソーシャルメディアは、人々がより大きなコミュニティとのつながりを維持し、知りたい情報を手に入れるための手段である。

ただ、今日のソーシャルメディア上には誤情報があふれている。

また、このような状態になる以前から、若年者はソーシャルメディアから良くない影響を受けるのではないかと危惧する声があった。

Perlis氏らは今回、2020年5月から2021年5月の間に合計で13回にわたって実施されたオンライン調査に参加した成人5,395人(平均年齢55.8歳、女性65.7%)を対象に、ソーシャルメディアの使用と抑うつとの関連を検討した。

対象者は試験開始時に、PHQ-9(Patient Health Questionnaire-9)で「抑うつ症状なし」(スコアが5点未満)と判定されていた。

また、対象とされたソーシャルメディアは、Facebook、Instagram、LinkedIn、Pinterest、TikTok、Twitter、Snapchat、YouTubeであった。

その結果、追跡調査時に対象者の8.9%(482人)でPHQ-9スコアが5点以上となり、抑うつ症状があると判定された。

解析の結果、最初の調査時にSnapchat、Facebook、TikTokの使用を報告した対象者では、追跡調査時の自己報告による抑うつリスクが有意に増加することが明らかになった(オッズ比は順に、1.53、1.42、1.39)。

最初の調査時に使用していたソーシャルメディアの種類と後の抑うつリスクとの関連を年齢層(35歳未満と35歳以上)別に解析したところ、TikTokとSnapchatの使用は35歳以上の人では後の抑うつレベルの上昇と関連を示したが、35歳未満の人では関連は認められなかった。

これに対して、Facebookの使用については、35歳未満の人では後の抑うつレベルの上昇と関連を示したが、35歳以上では関連は認められなかった。

この研究では、ソーシャルメディアの使用と後の抑うつとの間に関連が認められたものの、Perlis氏は、「どちらが鶏でどちらが卵なのかは不明」と述べている。

そして、「この結果から考えられる説明の1つは、たとえ今現在、抑うつ症状がなくても、抑うつリスクのある人はソーシャルメディアを使用する可能性が高いということ。もう1つは、ソーシャルメディアの使用により、実際に抑うつリスクが増加する可能性があるということだ。

ただし、今回の研究は、この2つを区別するようにデザインされていない」と話す。

Perlis氏は、「今後の研究で、ソーシャルメディアの使用とメンタルヘルスの関係について解明する必要がある」と述べるとともに、「メンタルヘルスの専門家と政策立案者の双方が、ソーシャルメディアの使用と抑うつリスクの関係に対する理解の深め方や、可能な介入方法について考える際に、この研究結果が有用な情報となることを願う」と話している。

米ジョージア大学カウンセリング・人間開発サービス分野准教授であるAmanda Giordano氏は、ソーシャルメディアの使用と抑うつとの関係を説明する仮説の一つとして、他者との比較を持ち出し、「人はソーシャルメディア上で目にする、他人の誇張・編集されて一見完璧に見える生活と自分の不完全な生活を比較する。

この行為自体が抑うつの原因になることはないかもしれないが、抑うつのリスク因子や素因を持つ人では、症状を誘発する可能性がある」と説明する。また、オンラインでの社会的なつながりが、オフラインでの友情の質や深さには及ばない点についても指摘する。

その上で同氏は、「端的に言えば、オンライン上のつながりでは、帰属と愛着という人間の基本的なニーズが満たされないのだろう。人によっては、それが原因で気分が塞ぎ込んでしまうものと思われる」との見方を示している。(HealthDay News 2021年11月23日)

Copyright © 2021 HealthDay. All rights reserved.
Photo Credit: Adobe Stock

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2786464?resultClick=3

構成/DIME編集部

 

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