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転職を繰り返した過去を間違っていなかったと確信するヒント

2021.12.08

■連載/あるあるビジネス処方箋

前回、現在30代前半以下で業界ランキングがC級やD級の企業に在籍し、転職を繰り返す人はフリーランスになるのも選択肢の1つと書いた。今回は、C級やD級の企業やブランド力のない中小企業やベンチャー企業に在籍し、30代前半までに転職回数が3~4回となり、同世代の平均よりも多い人を対象としたい。特に会社員を続けていく願望を強く持っている人に向けて私なりに助言をする。

結論から言えば、あなたはC級やD級の企業やブランド力のない中小企業やベンチャー企業にいる限り、不満を持ち、辞めていく可能性が高い。きっと自分を高いところに置いていて、「こんなところで終わりたくない」と思っているのだろう。

その思いになるのは、当然かもしれない。C級やD級の企業やブランド力のない中小企業やベンチャー企業の多くは銀行や信用金庫、信用調査機関のデータを見ると、A級やB級の企業と比べて大きく見劣りする。中には、会社としての体をなしていないと思える企業もある。

私がフリーランスになった2006年以降、140人前後の編集者と仕事をした。C級やD級の出版者の編集者は約60人で、その9割は仕事力がA級に比べると5~7ランクは低い。原稿料の支払いを忘れるなど素行にも問題がある。トラブルメーカーは確実に多い。このクラスの企業に長く残ったところで、プライドの高い人には満足はできないだろう。私ならば、1年以内に辞める。

私の観察では、こんな人もB級の企業に転職をすると転職ぐせが止まるケースが少なくない。例えば、出版界ではC級やD級の企業で30代前半までに3~4回の転職を繰り返した人の半数はB級の出版社に正社員として入ると、10年以上勤務するパターンが多い。定年まで在籍する人も少なからずいる。おそらく、この人たちからするとB級の会社が「許せれる範囲」なのだろう。

B級の企業は銀行や信用金庫、信用調査機関のデータを見ても、一定の評価を受けているがゆえにカードローンや車、家の購入時のローンが組みやすい傾向はある。30代前半までくらいに結婚し、安定した人生を歩む人も多い。

私が、C級やD級の企業で30代前半までに3~4回の転職を繰り返す人に勧めるのは、B級の企業やメガベンチャー企業の中途採用試験をどんどんと受験することだ。求人サイトを注意深く見ると、一定期間でこのクラスのいずかの企業が求人を載せている。そのような正規のルートから入るのが難しい場合、B級の企業の特に管理職やその予備軍のFacebookを確認し、「友達」となろう。そんなところから接点を持ち、どこかのタイミングでじかに会い、やんわりと入社の希望を伝える。おそらく、そこでは深い話し合いにはなりえないだろう。

何かのきっかけで契約社員になるチャンスが訪れるかもしれない。その時点で現在の会社を退職し、契約社員になり、今度は正社員になる機会を待つ。ここまでスムーズに進む人は決して多くはないが、私が知る範囲では10人前後はいる。このルートで契約社員になった後、正社員になれなかった人は現在までのところ、ほとんどいない。契約社員になるが、1つの壁なのだろう。

これが、A級の企業になると状況が変わる。新卒採用で母集団形成が成功し、優秀な人材を獲得できているから定着率が総じて高い。従って、あえてリスクを冒して転職回数の多い人を採用する理由がない。ここに、A級とそれ以下のクラスの企業との間にルビコン川がある、と言える理由の1つがある。

転職を繰り返す癖を治すために、あなたが考え方や価値観を変えるのはおそらく不可能だろう。そんなものは簡単には変わらない。むしろ、その「上昇志向」を大切にしてB級の企業になんとか潜りこもう。在籍していたC級やD級、あるいは無名の中小企業やベンチャー企業とは別世界を味わうだろう。B級の企業に入れば、きっと人生観も多少変わるのではないか。現実離れしたほどに自分を買いかぶっていたことにも気がつくだろう。だが、転職を繰り返していた過去は間違ってはいなかったことも確信するはずだ。

文/吉田典史

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