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身の回りにある「数字」を疑い「数字」に騙されない方法を指南するオランダのベストセラー教養書が話題

2021.12.01

私たちの生活には数字があふれています。

年金支給開始年齢、フェイスブックのクリック数、GDP、平均年収など、様々な数字が世界のあり方を決めていることに、みなさんも気づいているでしょう。

しかし、その数字に、私たちが騙されているといったら?

オランダ発のベストセラー教養書である『The Number Bias 数字を見たときにぜひ考えてほしいこと』(サンヌ・ブラウ(著)・桜田直美(翻訳)/サンマーク出版)では、私たちの身の回りにある「数字」を疑い、「数字」に騙されない方法が提案されています。

信じすぎると怖い、数字の世界と上手につきあう思考と視点を手に入れる方法をご紹介いたします。

数字は「人」を動かす

現在も新聞を開けば、貧困や犯罪に関する数字や、さまざまな平均値やチャートなどが目に飛び込んできますが、それらの全てのルーツは19世紀にあるといいます。

つまり、私たちが数字をさまざまな方法で活用しはじめてから、まだ200年もたっていないということです。

この歴史的にまだ浅い数字との付き合いですが、数字をうまく活用することで「特別な説得力」を持たせることができるため、数字はあたかも「真理」のように扱われ、人を動かす力になっています。

例えば、「この身長と体重だとBMI値はいくつになり、適正値から外れているからダイエットをしなければならない」など、数字を基準に物事を判断することはよくあることです。

学校の成績が良ければ有頂天になり、悪ければがっかりするなど、学校の成績が自分を評価する基準になっていたという人もいるでしょう。

世の中はうその数字であふれている

私たちは数字を根拠に飲むものを決め、食べるものを決め、住む場所を決め、結婚相手を決め、誰に投票するかを決め、ローンを組んで家を買うかを決め、どの保険に入るかを決めています。病気になったと判断するのも、治ったと判断するのも数字です。

数字には特に興味がないという人であっても、数字の力はますます強くなり、私たちは知らないうちに数字に人生を支配されているのです。

しかし、一見まるで真理であるかのように見える数字も、決して完全に正しいわけではなく、この世界は、うその数字にあふれていると筆者は言います。

なぜなら、数字には一見「客観的」なようでいて、「主観的な判断」が多分に入り込んでしまうから。

専門家でさえ数字を勘違いして取り違えることもあれば、数字でははかれないものの価値を見落とすこともあるのです。

人間の頭脳を数値化しようとした「IQ」でさえも、世界初のIQテストを考案したビネーは「厳密にいえば、このスコアを、知能を計測する道具として使うべきではない。なぜなら知能の質は数字だけで表せないからだ」と語っており、数字だけで物事を判断することのあやうさを指摘しています。

かのアルバート・アインシュタインのオフィスの壁には、「大切なものすべてがかぞえられるわけではなく、かぞえられるものすべてが大切なわけではない」という警句が貼られていたと言います。

数字を見た時に考えてほしいこと

私たちが数字にだまされないようにするためには、数字とうまく付き合うスキルを磨く必要があります。

筆者は、数字と正しく付き合うためのスキルとして次のような点を挙げています。

1)自分は何を感じたか自問するなど、自分の感情を自覚する
2)反対の意見に耳を傾けるなど、好奇心を持って数字を見る
3)数字をうのみにせず、不確実なものであることを受け入れる
4)利害関係に注意する

数字を見た時には、無条件に信用するのではなく、事実をもう一度確認する姿勢が必要だと筆者は説いています。

そもそもの考え方が間違っていたり、感情に引きずられて解釈を間違えたり、真実の追求より利害が優先されたり、数字の使い方を間違えている例を挙げればきりがありません。

数字は世界を理解する助けになり、世界をより良い場所にする力を持っています。

だからこそ、数字は正しく扱わなくてはならないと筆者は指摘しています。

言葉を扱う時と同じように、批判的な目を数字にも向ける姿勢を持ち、数字を正しく見る目を養う必要があるのです。

「この本の目的は、数字から神秘のベールをはぎ取ることだ。そうすれば、『正しい数字』と『ウソをついている数字』を、誰でも見分けることができるようになる。これでもう、何もわからないまま数字に人生を支配されることはない。数字が自分の人生で演じる役割を、自分で決められるようになる」と筆者は言います。

本書を通じ、数字を見た時にどのように数字をあつかうべきか、あらためて身の回りにある数字の使い方や受け取り方を再考してみてはいかがでしょうか。

【出典】
サンヌ・ブラウ(著)・桜田直美(翻訳)
The Number Bias 数字を見たときにぜひ考えてほしいこと(サンマーク出版)

https://www.amazon.co.jp/dp/4763138944

文/平塚千晶

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