
2021年10月、ビットコインは高値7,546,483円を、イーサリアムは高値491,729円をつけ、史上最高値を更新した。ではこの2銘柄の高値更新は、取引動向にどのような影響を与えたのだろうか? GMOコインは、今回、2021年1月〜10月の「販売所」におけるビットコインとイーサリアムの価格推移と取引金額について調査を実施した。
ビットコイン(BTC)
価格推移
2021年1月に始値2,961,782円をつけたビットコインの価格は4月にかけて大幅に上昇、同月14日には高値6,958,251円をつけ、1月の始値からみると2倍以上の価格となった。
しかし同月16日以降は下落トレンドに転換し、7月20日には安値3,160,683円をつけるなど大幅に下落した。その後、翌日21日以降は再び上昇トレンドに転換し、10月20日には史上最高値となる7,546,483円をつけた。
取引金額
2021年のビットコイン取引金額は1月が最多となった。なお最高値を更新した10月の取引金額は、6月〜9月に近い水準で推移している。
イーサリアム(ETH)
価格推移
2021年1月に始値75,374円をつけたイーサリアムの価格は5月にかけて大幅に上昇、同月12日には高値469,509円をつけ、1月の始値からみると6倍以上の価格となった。
しかし翌日13日以降は下落トレンドに転換し、7月20日には安値3,160,683円をつけるなど大幅に下落した。その後、7月21日以降は再び上昇トレンドに転換し、10月21日には史上最高値となる491,729円をつけた。
取引金額
2021年のイーサリアム取引金額は5月が最多となった。なお最高値を更新した10月の取引金額は3月、6月、7月の取引金額に近い水準となっており、価格が大幅に上昇した5月と比べると低い水準で推移している。
総括
ビットコインとイーサリアムは2021年10月に史上最高値を更新したが、取引金額は他の月と比較して高い水準にはなく、同社ユーザーの取引動向に大きな影響はなかった。
一方で国外市場に目を向けると、ビットコインが史上最高値を更新する前日10月19日、アメリカの金融市場で初となるビットコイン先物ETFが上場し、大きな反響を呼んだ。
構成/DIME編集部
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