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ハロウィンもこう変わる!?リアルとバーチャルが融合する〝Society5.0〟の世界

2021.10.30

【連載】もしもAIがいてくれたら

【バックナンバーのリンクはこちら】 
第1回:私、元いじめられっ子の大学副学長です
第23回:セキュリティリスクの低いエッジ型対話AIなら眞子さまの「心の安全基地」になれるかもしれない

自動生成アバターでハロウィン開催!?

今年もハロウィンの季節がやってきました。コロナ禍以前は、仮装した若者が渋谷の街に集まるという形でのハロウィンがいつの間にか恒例となっていました。コロナが拡大した昨年は、このようなハロウィンパーティは難しくなりました。感染が落ち着いている今年はどうなるのか懸念されているところですが、渋谷区では、ハロウィンに集まらないよう自粛を呼びかけているようです。

ただ自粛を呼びかけるだけではなく、渋谷駅周辺の街並みを3DCGで再現した、渋谷区公認のオンラインスペース「バーチャル渋谷」でハロウィンイベントを開催する、という試みが昨年開始し、今年も10月16日から10月31日まで開催されています。ただ自粛を呼びかけるだけでなく、ポジティブな試みでとてもよいなあ、と思っています。

若者が好みそうなイベントをバーチャルに開催したり、スクランブル交差点で仮装して記念撮影をする、という若者の行動を、バーチャルに実現できるようにしたり、若者の気持ちに寄り添おうという努力が感じられます。

今年注目なのは、「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」を主導しているKDDIや渋谷未来デザインと、新たに加わったPocked RDとのコラボレーションによる、自分自身のアバターを自動生成できる技術が導入されていることです。全身を撮影したデータから、自動で作成された自分自身のオリジナルアバターでバーチャル空間を動き回れるというものです。

”バーチャル渋谷”はどう進化する?

以前から、リアルとバーチャルが融合したSociety5.0の実現を国が提唱していますが、リアルの自分をバーチャル化し、バーチャル化した渋谷を動き回るということは、エンタメによるSociety5.0のトライアルと言えるのかもしれません。

実社会で活用されるようになってきているAIも、最初はゲーム分野で進化したことを考えると、Society5.0社会の実現に活用できそうな様々な技術をエンタメでトライして進化させるというのはよいと思います。

ただ、自分自身のアバターがバーチャルな渋谷で動いているのを見ても、アバターを作ってゲームをすることに慣れている若者の心をどこまでつかめるのか、というところかと思います。『あつまれ どうぶつの森』やスマホアプリゲーム『Sky 星を紡ぐ子どもたち』では、バーチャルな自分がフレンドとゲーム内でコミュニケーションしたり、手を繋いで空間を移動するといった体験ができます。とにかく集うこと、接触を求めている若者には、自分自身のアバターが画面の中に登場する以上の没入感、実体験感が必要かもしれません。

五感で感じることができるような技術が、リアルとバーチャルの融合には必要なのではないかと思います。

バーチャル渋谷でもVRゴーグルが使えるようですが、ディスプレイ上に自分が投影されるよりも、自分自身の目でバーチャルな渋谷を体験できるような感覚がよいかもしれません。さらに、恋人と実際に手を繋いで空間移動している感覚も大切ですね。視覚と聴覚はいろいろな技術を導入しやすいと思いますが、他の五感をどうするかです。触覚のVR技術は研究が盛んですが、嗅覚や味覚、そして感情の共有をリアルとバーチャルの融合でどのように実現するかですね。個人的には、バーチャル渋谷に関しては、嗅覚は体験しなくてもよいかもですが。

坂本真樹(さかもと・まき)/国立大学法人電気通信大学副学長、同大学情報理工学研究科/人工知能先端研究センター教授。人工知能学会元理事。感性AI株式会社COO。NHKラジオ第一放送『子ども科学電話相談』のAI・ロボット担当として、人工知能などの最新研究とビジネス動向について解説している。オノマトペや五感や感性・感情といった人の言語・心理などについての文系的な現象を、理工系的観点から分析し、人工知能に搭載することが得意。著書に「坂本真樹先生が教える人工知能がほぼほぼわかる本」(オーム社)など。

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