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猫好きにはたまらない!猫の鳴き声を11の気分に分類して翻訳するアプリ

2021.10.26

猫の鳴き声を11の気分に分類して翻訳するアプリ

10月前半くらいから、SNSで話題沸騰の猫語翻訳アプリ「にゃんトーク」。猫の鳴き声を11(防御、戦闘、怒り、幸せ、狩り、交尾、ママ・パパを呼ぶ、体調不良、休息、注意を払ってほしい、警告)の気分・気持ちに分類し、言葉に置き換えてくれるというもので、ほとんどの猫に当てはまるのだとか…。

わが家の愛猫は基本的に怒り顔で、塩対応なことが多いので、鳴き声の意味を知りたいような、知るのが怖いような…。「触るんじゃねえ」「うざい」「あっち行け」みたいなことを言ってそうで、キツイ…。

ところがやってみたら、

コワモテのお顔と違い、かなーーーりのデレであることが判明!

さらにブラッシングしてあげてる時の声は

「リラックスさせて」

だし、

ブラッシング中は

「なでなでして」

と言いつつ、気分が変わってするっと逃げ出した時は

「向こうに行って!」

おやつの時間に催促しに来た時は

「こっちに来て」

「あなたが必要」

「無視しないで」

だし、わりと当たっているような気がするのです。

お留守番の後のニャーは「しんどい」だった…!

上の翻訳は、実家の法事で1日半、お留守番をさせた後の、帰宅直後。

初めて見る

「しんどい」

という言葉に、留守番中のストレスが感じられて、申し訳ない気持ちでいっぱいでした…。

というわけで、ネットでの評価はさまざまですが、「かなり当たっている」というのが、わが家の感想。時々、なんで鳴いているのかわからない時はこのアプリを起動して、「どうも遊びたいからかまえ、ということらしい」と推測したりしています(遊ぶと鳴きがおさまるので、やはり当たっているっぽい)。

このアプリは、鳴き声を翻訳した後に「正しかったかどうか」の評価を求めてきます。つまり、猫の気持ちと鳴き声が合致したデータを積み上げていき、その猫オリジナルの翻訳ツールを育てるというアプリのよう。ですから、その家だけしか通じない「方言」のような鳴き方も、長く使い続けるうちに翻訳してくれるようになるのかもしれません。

同じ「ニャーン」でも、意味や使い方はいろいろある

「猫語の翻訳」は昔から、動物学の研究者の興味の的でした。1944年、アメリカの心理学者で愛猫家だったミルドレッド・モエルクは、猫同士+猫と人間とのやりとりを調べ、16種類の音のパターンを作成。さらに日常の「ニャー」という鳴き声を6種類に分類したほか、ケンカや交尾の時の鳴き声を8種類に分類したそうです。

猫の「ニャーン」は、飼い主に欲求を伝える時に使われますが、欲求度が高いほど鳴き声も高く大きくなり、長くのばされ、やがて低いトーンに代わっていきます。下の5種類の鳴き声では、1が一番鳴き声が短く、番号が後に行くほど長くなる傾向があるとか。

★音が短い

1)ご飯をもらう時の「ニャーン」

2)スリスリしながら飼い主を出迎える時の「ニャーン」

3)知らない場所(車の中など)に連れていかれた時の「ニャーン」

4)閉まっているドアや窓の前で鳴く「ニャーン」

5)ブラッシングに力が入りすぎて、ちょっと嫌がっている時の「ニャーン」

☆音が長い

猫の鳴き声は100種類以上ある

そもそも猫は、哺乳類の中でもものすごく多彩な鳴き声を持っている動物らとして知られていて、一説には100種類もの鳴き声を持っているとも言われています。またコミュニケーションによって、頻繁に鳴き声を変えていて、そのために鳴き声の種類が多くなっているのだとか。

さらに音域も広く、スペクトログラムという、周波数成分の時間変化を把握できるツールを使って調べると、23種類もの音声を発していて、人間の耳では区別できない鳴き声もあるそうです。

猫種によって“おしゃべり度”も違う

ちなみに、一番おしゃべりだといわれているのが、バーミーズやシャム猫といった東洋生まれの猫。特にシャム猫の鳴き声は他の猫種よりも音域が広く、バリエーションも豊富であることがわかっています。

逆にブリティッシュショートヘアは物静かで無口な猫が多く、たまに出す鳴き声はムダがなく簡潔なのだとか…。

メインクイーンは高い声とふるえる声が特徴。イントネーションはだいたい上昇調で、鳴き声の終わりにかけてはピッチが上がっていくため「質問するように話す」と言われています。

こんなに鳴き方が違っても翻訳できるのかな?と思うのですが、でも違う猫種で多頭飼いしていてもコミュケーションはできているのだから、やはり共通語が存在するんでしょうね。

文・桑原恵美子

編集/inox.

参考資料:「猫の心と通じ合う技術」(サリー・モーガン著/得重達朗訳/エクスナレッジ 「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」(壱岐 田鶴子著/SBクリエイティブ)

関連サイト:「にゃんトーク」
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.akvelon.meowtalk&hl=ja&gl=US)                              

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