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公式番組の総視聴数が3947万回を記録!東京ゲームショウ2021オンラインから読み解くゲーム業界の最新トレンド

2021.10.25

9月30日から10月3日の4日間で開催された国内最大級のゲームイベント『東京ゲームショウ2021 オンライン』。今年で25周年を迎えた『東京ゲームショウ(TGS)』は、元々は29万人以上を動員する国際的イベントとしてゲーム業界以外からも大きな注目を集めていたが、昨年はコロナ禍のためオンラインのみで開催した。今年はオンライン配信だけでなく、インフルエンサーやプレスなどを招くオフライン会場を幕張メッセに用意して、オンラインとオフラインのハイブリッドなイベントして開催された。オンライン展示会場には351の企業と団体が出展し、出展社の36番組とイベント主催の10番組を合わせた46の公式番組が配信された。オフライン会場では34社の出展・協賛企業が参加してブースなどを展開。こちらは新作の体験版タイトルなどをプレーできたが、密を避けるために一般参加もなく例年のような盛り上がりは難しかったようだ。

総視聴回数が3946万5366回

公式番組については、YouTube公式チャンネルやTwitter公式アカウント、ニコニコやパソコン用配信サービスSteamなどのプラットフォームで配信。海外向けとして中国向けにDouYu、bilibili、Douyin、Xigua、Toutiao、HUYAなどの動画メディア、欧米向けには世界最大級のゲームメディアIGNと連携して展開。ほとんどの番組を英語の同時通訳版や字幕付き版で視聴でき、配信時間は午前中から24時50分まで行われる日もあり、海外の視聴も意識したスケジュールになっていた。

配信については、総視聴回数が3946万5366回(9月30日~10月11日までの12日間)で、昨年の総視聴回数3160万回より約25パーセント増えた。オンラインの内容としては、6月に開催された米国のE3や8月に開催されたgamescomなど世界各国のゲームイベントを受けて、すでに発表されたタイトルの追加情報や発売直前タイトルの関連情報などが多い印象だった。

セガのiOS/Androidでプレーする新作RPG『シン・クロニクル』は東京ゲームショウで初披露されたことで話題を集めたが、もう少し国内メーカーの大作の新規タイトルの発表が見たかった。一方で最近の傾向としては、Tencent Games、NCSOFT、miHoYoなど中国や韓国の大手ゲームメーカーも『TGS』へ積極的に参加しており、特に中国メーカーは今年20社が出展。今回の公式番組でも視聴回数は中国系の配信が高い数字を記録しており、中国からの注目度は高いことが証明された。

北欧の家具メーカーIKEAが初出展

ゲームメーカー以外では、ゲーミングチェアのエーケーレーシングが公式番組を配信したり、北欧の家具メーカーIKEAが初出展でブース展開したのも話題を集めた。IKEAは2021年4月に日本でのゲーミング家具市場に本格参入し、低価格のゲーミングチェアを発表するなどしていたが、『TGS』ではコアゲーマーをイメージした家具とホワイトで統一した明るい雰囲気の製品でゲーミングルームを展示。配信者にとってはゲーム配信部屋も大切な要素になるので、ゲーミング関連の家具は今後も注目を集めそうだ。IT系では、Facebookがメディアパートナーとして初参加し、大手ゲームメーカーの担当者やFacebookの担当者による配信セミナーを行なった。そこではゲーム関連のマーケッターやインフルエンサーに向けて日本市場で『Instagram』を活用するヒントやFacebookプラットフォームの収益化に関する番組を配信。Amazonも特設サイトを展開し、公式番組の配信やオフィシャルグッズの販売など行なった。ゲームを取り巻く環境はコンテンツ単体だけでなく、SNSやECや周辺のゲーミング商品にも拡大しているので、今後も『TGS』へのゲームメーカー以外の参入には期待できそうだ。

IKEAのブースイメージ画像。IKEAはゲーミングブランド『ROG』と手を組み、ゲーミング家具やアクセサリーを25製品以上を6つのシリーズで展開。今回はオンラインでの出展はせずにブース展開した。電動昇降機能付きのゲーム用デスク『UPPSPEL(ウップスペル)』や2022年1月発売予定のゲーム用チェア「GRUPPSPEL(グルッスペル)」などが注目商品。

今回の目玉のひとつだったのがVRの展開だ。『TGS』史上初となったヴァーチャルイベント『TGSVR2021』は4日間で約21万人が利用。NTTと電通が共同でVR広告の実証実験なども行ない、新たな試みとして注目を集めた。今後はVR内でゲームの試遊プレーなどゲームイベント的な要素が追加されるとさらに効果的な展開になりそうだ(写真は開発中のVR空間)。

ゲームトピックとしては、マイクロソフトのクラウド型ゲームサービス『Xbox Cloud Gaming』が開催中の10月1日に国内でサービスをスタートさせたことも話題を集めた。月額で『Xbox』シリーズやパソコンのゲームが100種類以上プレーできるサブスク型サービス『Xbox Game Pass Ultimate』に加入すれば、国内外の大作ゲームがクラウドを使ってスマホやパソコンでプレーできるのが特徴。各社がゲームのサブスクを展開しているが、本命とも言われているサービスだけに注目しておきたい。一方、『Nintendo Switch』の人気タイトルであるカプコンの『モンスターハンターライズ』は、『Steam』版を2022年1月13日に発売することを発表。これまでフルHD画質だったが、パソコンでプレーする『Steam』版は4K解像度でハイフレームレートなどに対応。これまで以上のゲーム体験を期待できる。最近は国内でも家庭用ゲーム機に加えてパソコン版が発売されるケースも増えているが、ゲーム配信者やプロゲーマーはパソコンでプレーすることが多いので、海外に比べると注目度が低かった国内のパソコンゲーム市場も盛り上がりそうだ。

2022年の『TGS』は9月15日から9月18日に幕張メッセで開催することが発表されている。来年は、オンラインの施策を含めたリアルイベントとしてどうなるか楽しみだ。

https://tgs.nikkeibp.co.jp/tgs/2021/

取材・文/久村竜二

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