小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

自分の老後は自分で守る!フリーランスの老後資金準備におすすめしたい3つの制度

2021.10.26

フリーランスは現在341~390万人規模いて、年間約19万人増えている。フリーランスは個人事業主ともいえ、個人事業主が老後資金を準備するための3制度を紹介する。

老後資金に必要な金額は?

フリーランスや自営業の方は、国民年金のみで収入に関係なく一律の保険料で令和3年度は月額16,610円だ。国民年金は全期間保険料を支払っていると令和3年時点で月額65,075円となる、少しでも支払っていない期間があればこの金額は下がる上、将来はもっと値下がりしている可能性もある。

一方、会社員や公務員の方は、厚生年金に加入しており、受給額は収入に応じて支払保険料も受給額も上がる厚生年金の部分と一定額の国民年金の二階建てとなっている。

厚生年金の受給額の平均(国民年金分含む)は令和元年度で月額144,000円となっており、国民年金より手厚い受給額となっている。

老後想定される支出は、2020年の総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)」によれば、65歳以上の無職世帯の夫婦のみ世帯で月あたりの消費支出は224,390円、単身世帯で133,146円となっており、国民年金のみの場合夫婦で130,150円、単身で65,075円では全く足りないということになる。

会社員であった時代があれば厚生年金が受け取れる可能性があることや、フリーランスや自営業には定年がないことなどから65歳以上になっても仕事を続けられるが、平均寿命が男性81.64歳と延びていくなか長生きリスクに備えて年金受給額を増やしておくことがおすすめだ。

会社員や公務員は厚生年金で受給額が多い上その保険料は企業と折半となっている。それに対して、フリーランスは自分で保険料を納めなくてはならないが、その分上乗せで支払う分に年金制度にたくさんの種類がある。それぞれの特徴を比べて、自分に適した制度で、年金受給額を増やすと良いだろう。

老後資金準備に最適な3制度①iDeCo

■iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoは自分で運用する金融機関を選び、掛金を拠出して、運用先を選び、運用次第で受取受給額を増やすことができる。

なお、過去勤めていた会社にDCがあった場合には、そのDCはiDeCoに移行されており、他の金融機関でiDeCoが開設されていると新たに開設することはできないため、有無を確認してから口座開設する必要がある。

掛金は全額所得控除となり、その分税金を軽減できます

会社員・公務員は掛金上限が12,000円~23,000円円であるのに対し、フリーランス・自営業の方は掛金上限68,000円まで拠出することが可能だ。

例えば、毎月68,000円拠出すると課税所得400万円なら、年間244,800円、20年間で4,896,000円の税金を軽減できる。また、毎月20,000円の掛金拠出なら、年間72,000円、20年間で1,440,000円の税金を軽減できる。そして、運用利回り3%で運用できれば毎月68,000円で20年後22,324,536円、毎月20,000円の場合は6,566,040円となり一括受取りなら受取時も非課税だ(6,566,040円<800万円退職所得控除)。

年金は60歳から受給可能で、一括受取りなら退職所得控除、年金形式なら公的年金等控除の適用を受けることができる。また、運用益は全額非課税だ。

退職所得控除は、老後資金保障の趣旨から税金の優遇が大きい。

例えば、勤続年数20年なら800万円まで税金がかからない。さらに、もしこの退職所得控除額を超えても事業所得等と異なり、退職所得控除後の所得を1/2してから課税されるのでかなり税制面で優遇される。

老後資金準備に最適な3制度②国民年金基金

国民年金基金とはフリーランスにとって会社員・公務員の厚生年金に該当するような年金制度で、生涯受給できる終身年金だ。

iDeCoは自分の掛金が運用により増えればその金額受け取れるが、長生きしたからといって受給額が増えるわけではなく、年金形式で受取るなら有期の確定年金となる。

そして、国民年金基金はiDeCoのように運用により損をするリスクもない。

掛金は、給付の型、加入口数、加入時の年齢、性別により異なる。

例えば、1口目40歳B型(保証期間なし)、2口目A型4,185円に加入すると、掛金は月額15,525円となり、65歳から終身で月額2万円、年間24万円受給できる。掛金は60歳まで支払うことになり、年間41,395の税金軽減ができる。

国民年金基金は終身年金で長生きリスクに備えることができ、運用による元本割れの心配もないが、加入すると簡単には解約できないというデメリットがある。途中で脱退するには、会社員になる、被扶養者になったなど国民年金第1号被保険者でなくなったとき等しかない。iDeCoはいつでも簡単に掛金拠出をやめることができる(運用は続ける必要はある)が、国民年金基金は一度始めると任意で脱退することができない。

老後資金準備に最適な3制度③小規模企業共済

iDeCoと国民年金基金同様掛金を全額所得控除できる上、預けた資金を引き出すことも

可能であるのが小規模企業共済だ。また、掛金の拠出範囲内で低金利で借りることもできる。

まだ、事業が安定しておらず、掛金をもしものときに引き出したいと考えるなら最適な制度だ。

iDeCoによって運用によって左右されることはない元本保証であるものの、国民年金基金のように終身で受取ることはできないため長生きリスクに備えることはできないが、掛金を最大限節税した上で、もしものときにはその資金を使える点では開業間もないなら大きなメリットがある。

例えば40歳から毎月1万円20年間掛金を拠出すると、老齢給付なら掛金2,400,000円に対して65歳から2,658,800円(111%)受け取れる。受取り方法は一括または確定年金形式で受取れ、受取時はiDeCo同様一括なら退職所得控除、年金形式なら公的年金等控除の対象となる。

まとめ

所得控除を受ける場合には、確定申告時に年末までに送付される控除証明書を添付の上、iDeCoと小規模企業共済は小規模企業共済等掛金控除の区分、国民年金基金は社会保険料控除の区分に記載して控除を受ける。

iDeCoは、投資信託等の運用先を自分で選んで運用し、運用により受取額が変わる。元本保証はないものの、毎月少額で低コストの投資信託に長期で積み立てることで、損失リスクを低減して安定的なリターンを狙うものだ。国民年金基金と小規模企業共済は元本保証ではあるが、iDeCoのように運用により大きく増える可能性も低い。

一方で、国民年金基金は終身年金であることから長生きリスクに備えることができ、小規模企業共済はもしものときに引き出すことが可能だ。

それぞれの特徴を踏まえ組み合わせて積み立てるのがおすすめだ。国民年基金だけは途中で脱退できないため、加入には注意が必要だ。iDeCoは国民年金基金と異なり掛金拠出は途中でやめることができるものの、既に拠出したものは60歳まで引き出すことはできない。

なお、iDeCo、国民年金基金、国民年金付加保険料合せて68,000円以内で収まるように加入する必要がある。

(参考)
厚生労働省 令和元年度事業年報
事業年報概要 (mhlw.go.jp)
家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支 (stat.go.jp)

[NISA][iDeCo][ポイント投資]で着実に増やす!
おひとりさま女子の堅実投資入門

「結婚したいけど、もししなかったら……?」「シングルの人生を謳歌したいけど将来は……」「今の夫と別れたら……」そんな漠然とした不安を抱えている女性は多いと思います。時代の変化も激しいので未来のことはどうなるかわかりません。ですが、備えあれば憂いなしです。将来のために今できるコトからコツコツ着実に進めてみてはいかがでしょうか?  本書ではFPとしてライフプラン作成、家計見直し、資産運用等のアドバイスを手がける大堀さんが投資信託、iDeCo、ポイント投資に絞って解説。 オススメです!

アマゾンでの購入はこちらから

楽天市場での購入はこちらから
詳細はコチラ

文/大堀貴子
フリーライターとしてマネージャンルの記事を得意とする。おおほりFP事務所代表、CFP認定者、第Ⅰ種証券外務員。

興味のあるジャンルを登録して@DIMEをもっと便利に!話題のコーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」やAmazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年11月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は「自撮り棒一体型スマホ三脚」! 特集は「今聴くべき、ラジオと音声コンテンツ」、「家電進化論2022」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。