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年収300万円未満でも貯金ができる人とできない人の違い

2021.10.24

国税庁による「民間給与実態調査(令和元年)」によると、年収300万円超、400万円以下の人は全体の17%ほどで、もっとも高い割合となっています。

さらに、年収200万円超300万円以下の人は14.9%、年収100万円超200万円以下の人は14.2%となっています。

特に女性においては、年収300万円超、400万円以下の人は全体の17.5%ですが、さらに年収が低い年収300万円以下の割合が59.4%を占めており、年収300万円
にも届かない人が多く見られます。

平均でみても、年収300万円以下の人の割合は少なくありませんが、その中でも貯蓄上手な年収300万円未満の人と、貯蓄下手な年収300万円未満の人に分かれてしまうのはなぜなのでしょうか。

 年収300万円未満の平均貯金額

まず、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世帯調査(令和2年)」より、年収300万円未満の人の平均貯蓄額を見てみましょう。

【金融資産を保有していない世帯も含めた金融資産保有額(年収300万円未満単身世帯)】

平均金融資産保有額 472万円(中央値20万円)

【金融資産を保有していない世帯も含めた金融資産保有額(年収300万円未満二人以上世帯)】

平均金融資産保有額 907万円(中央値300万円)

単身世帯より二人以上世帯の方が金融資産の保有額が多いことが分かります。

合わせて、金融資産保有額の割合もみていきましょう。

【金融資産を保有していない世帯も含めた金融資産保有額の割合(年間収入300万円未満単身世帯)】

金融資産非保有…39.0%
100万円未満…21.9%
100万円~200万円未満…7.3%
200万円~300万円未満…4.1%
300万円~400万円未満…3.9%
400万円~500万円未満…2.2%
500万円~700万円未満…3.9%
700万円~1000万円未満…3.7%
1000万円~1500万円未満…3.1%
1500万円~2000万円未満…2.1%
2000万円~3000万円未満…1.8%
3000万円以上…4.1%
無回答…2.8% 

【金融資産を保有していない世帯も含めた金融資産保有額の割合(年間収入300万円未満二人以上世帯)】

金融資産非保有…30.4%
100万円未満…6.6%
100万円~200万円未満…5.7%
200万円~300万円未満…4.6%
300万円~400万円未満…4.0%
400万円~500万円未満…3.2%
500万円~700万円未満…6.0%
700万円~1000万円未満…8.9%
1000万円~1500万円未満…7.4%
1500万円~2000万円未満…4.9%
2000万円~3000万円未満…6.0%
3000万円以上…8.9%
無回答…3.4% 

年間収入300万円未満の単身世帯では39%、二人以上世帯では30.4%の人が金融資産を保有していないと回答しており、所有していても100万円未満の世帯を合わせると、単身世帯では60.9%、二人以上世帯では37%の人が金融資産を保有していないか保有していてもわずかであることが分かります。

一方、年間収入300万円未満でも単身世帯では11.1%、二人以上世帯では27.2%の人が1000万円以上の金融資産を保有しており、年間収入300万円未満であっても貯蓄がしっかりできている人もいることがわかります。

 年収300万円未満でも貯蓄ができる人

同調査を読み解くと、年収300万円未満でも貯蓄ができる人には、以下のような特徴が垣間見えます。

コツコツ貯蓄をしている

同調査の「年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)」を見ると、金融資産を保有している世帯のうち、年間手取り収入の5%未満を貯蓄している人は単身世帯で8%、二人以上世帯で9.9%となっています。

5~10%未満は単身世帯で10.8%、二人以上世帯で9.5%、10%~15%未満は単身世帯で13.9%、二人以上世帯で14.8%と、みなさんコツコツと貯蓄をしていることが分かります。

年間収入300万円未満であっても、毎月給料の10%前後を貯蓄できるように工夫するだけで貯蓄ができるようになります。

コツコツ節約をしている

同調査の「金融資産残高が増加した理由(金融資産保有世帯のうち金融資産残高が増えた世帯)」を見ると、年間収入300万円未満の人の金融資産が増加した理由として単身世帯では「定期的な収入の増加(32.9%)」や「定期的な収入から貯蓄する割合を引き上げた(30%)」の割合が高くなっています。

二人以上世帯では「定期的な収入の増加(24%)」や「定期的な収入から貯蓄する割合を引き上げた(28%)」だけでなく、「株式、債券価格の上昇による評価額の増加(24%)」の割合も高くなっています。

年収300万円未満でも貯蓄ができる人は、収入が増えたからといって支出を増やすのではなく、増えた支出はしっかり貯蓄に回し、さらに収入から貯蓄できる割合を引き上げられるよう節約も行っているのではないでしょうか。また、株式や債券などで運用を行って貯蓄を増やしている人もいるようです。

長期的に貯蓄をしている

同調査の「世帯主の年齢」を見ると、年収300万円未満の世帯主の年齢は単身世帯では20歳代と60歳代、2人以上世帯では60歳代と70歳以上の割合が比較的高いため、貯蓄ができている人の中には年齢の高い人も多く含まれている可能性があります。

年収300万円未満であっても貯蓄ができている人は、長年コツコツと貯蓄をしてきた人も多くいるのではないでしょうか。

年収300万円未満で貯められない人の特徴

同調査の「金融資産残高が減少した理由(金融資産保有世帯のうち金融資産残高が減った世帯)」を見ると、「定期的な収入が減った」人や「株式、債券価格の低下による評価額の減少」などやむを得ない理由で貯蓄を減らしてしまった人が多く見られる一方、自動車・家具・家電などの支出や、旅行・レジャー費の支出により貯蓄を崩してしまった人も見られます。

毎月の貯蓄額が少ない状況が続くと、急な出費や大きな出費のたびに貯蓄が大きく目減りすることにつながりますので、コンスタントに貯蓄ができる力をつけておくことが大切です。

出典元:国税庁「民間給与実態調査(令和元年)」金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世帯調査(令和2年)」

年収300万円未満でも貯蓄をするコツは

年収300万円未満でも貯蓄に成功している人は、地道にコツコツ、収入に対して貯蓄できる割合を引き上げられるよう日々努力をしているようです。

コツコツ節約しながら貯蓄を増やすだけでなく、大きな出費に対する備えができるようになると、年収300万円未満でも、貯蓄を大きく減少させてしまうリスクを減らすことができます。

短絡的な目先の貯蓄に気を取られるのではなく、今一度基本に立ち返り、毎月収入の10%前後の貯蓄をコツコツ長く続ける習慣を身につけることが、貯蓄を増やす一番の近道になりそうです。

文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖(講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他 

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