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300社以上が出展する今年のCEATEC、注目はニューノーマルを支える〝非接触〟技術

2021.10.21

昨年に続き、今年も完全オンラインでの開催となった「CEATEC 2021 ONLINE」。10月19日~22日の会期中にアクセスできるオンラインの展示会場には、314社の企業/団体が出展する。今年のテーマは「つながる社会、共創する未来」。「ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC」というスローガンを掲げているが、実際にニューノーマルに対応する、様々なテクノロジーを見ることができた。中でも注目したのが「非接触」を可能にする技術だ。京セラ、シャープがメディア向けに実施した展示内覧会の写真とあわせて、その一部を紹介する。

「CEATEC 2021 ONLINE」のエントランス。講演および展示は11月末までアーカイブされる。

まず取り上げるのは「CEATEC AWARD 2021」で、「要素技術・デバイス部門賞」のグランプリに輝いたシャープの「メディカルリスニングプラグ」。同社が9月から販売を開始した軽度・中等度難聴者向けの補聴器だが、ユニークなのはあわせて提供されるサービス「COCORO LISTENING」だ。補聴器を購入する際には通常、専門の販売店でのフィッティングが必要だが、「COCORO LISTENING」ではスマートフォンで収集したデータをもとに、フィッティングを含むプロのサポートをリモートで受けることができる。接触機会を減らせると同時に、全国一律でのサービス提供が可能になる。

まるでワイヤレスヘッドフォンのようなデザインの補聴器「メディカルリスニングプラグ」。

スマートフォンの専用アプリを通じて提供されたデータをもとに、有資格の専門スタッフがリモートでフィッティングを行う。

ニューノーマルではこのように、デバイスおよびそこから得られるデータをインターネットにつなぐ=IoT化することで、従来は対面で行っていたサービスや業務をリモート化する動きが広がりそうだ。接触機会を減らせるだけでなく、今様々な分野で叫ばれている人材不足の解消にもつながるからだ。たとえば京セラはCEATECに、独自の物体認識AI技術を用いた画像認識による「スマート無人レジシステム」を出展。商品が重なっていても認識することができるほか、新しい商品の登録も簡単にできるシステムになっているため、幅広い業態で活用できるという。

京セラの「スマート無人レジシステム」では商品が重なっていても、瞬時に読み取りができる。

京セラはこのほか、今や対面でのサービスに必須となった、アクリル板を活用したリアルタイム字幕表示システムも出展。音声認識&文字起こしが可能なスマートフォンのアプリと、汎用のプロジェクターを組み合わせ、反転した文字をアクリル板に配置したマジックミラーのようなシートに照射することで、アクリル板の向こう側にいる人にリルタイムに字幕を表示できる。マスクで口の動きが見えずコミュニケーションに苦労している、聴覚障害者のサポートなどを目的に開発されたもので、幅広い窓口業務に応用が可能とのこと。11月からは横浜中区役所での実証実験も予定されている。

汎用のスマートフォンとプロジェクター、シートを組み合わせることで、リアルタイム字幕表示を実現。コストが抑えられるため、導入もしやすいとのこと。

一方シャープでは、アクリル板の代わりに透明ディスプレイをパーテーションとして活用するソリューションをアップデート。表示色を白のみとすることで、約60%という高い透過率と省電力性を実現した透明ディスプレイは、昨年のCEATEC AWARDで「ニューノーマルソリューションズ部門賞」のグランプリを受賞。来春にはこのディスプレイを使用したパーテーションが、三重県のタテイシ広美社から発売される予定だ。シャープでは透明ディスプレイに非接触でタッチ操作ができる「静電ホバータッチ」や「窓口用のスピーカー」を組み合わせることで、ニューノーマルの窓口業務に役立つ様々なソリューションを提案できるとしている。

シャープディスプレイテクノロジーとタテイシ広美社が共同で商品化する、透明ディスプレイを使用したパーテーション。

パーテーション越しでも声を聞こえやすくするスピーカー。マイクのミュートが可能など、プライバシーにも配慮されている。

画面に直接触れなくても操作ができる、「静電ホバータッチ」を採用したシャープ製のディスプレイ。

シャープの「静電ホバータッチ」は、ディスプレイ表面から約5cm離れた位置の指を検知することが可能。またこのほか三菱電機も、投影型静電容量方式でタッチレスでの操作にも対応する、タッチパネルモニターを出展している。3Dセンシング技術を用いて感度を高め、約3cm離れても指でマウスカーソルの操作が可能とのこと。同じ場所に一定時間指を止めると、クリック操作ができるしくみだ。デジタルサイネージのほか、自動販売機や券売機、レストランのメニューなど、今やタッチディスプレイは私たちの生活の至るところで利用されている。不特定多数の人が利用するこれらのデバイスは、衛生面から今後何らかのアップデートが必要になるだろう。ニューノーマルのタッチディスプレイは、タッチとタッチレスの併用が当たり前になるかもしれない。

取材・文/太田百合子

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