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遊びながら学ぶ!レゴブロックは親子で楽しめる最強のおもちゃかもしれない

2021.10.26

コロナ自粛により、親は子どもの「外で遊べない」「遊び足りない」ストレスを感じながら、ストレスが高まっていないだろうか。やはり、子どもにとって、「遊び」は重要だ。しかし「遊んでばかりいたら、学業に支障が出る」と考えるのが一般的だ。

そうした中、「遊びを通して学ぶ」ことをレゴグループの担当者は勧める。

果たして「遊びを通して学ぶ」とはどういうことなのか、未就学児の”遊び”に対するレゴグループの考え方、親子でのレゴ ブロックの楽しみ方や面白い遊びの提案、そこで培える能力などを、シニアマーケティングマネジャーの橋本優一氏に聞いた。

「遊びを通して学ぶ」とは?

「Rebuild The World ― 創造力が、世界を変える」Web動画より

レゴ ブロックでおなじみの世界的企業レゴグループは、遊びというものの重要性を説いている。そして、レゴグループが推奨しているのが、「遊びを通して学ぶ」ということだ。

それは、2019年からレゴグループが展開してきたブランドキャンペーン「Rebuild The World ― 創造力が、世界を変える」からも垣間見ることができる。

今年9月からは、レゴ ブロックでの遊びを通して、レゴ ブロックで遊ぶことにより培われる能力を表現するTV-CMの放映がされた。また、10月には親子でレゴ ブロックを遊ぶWeb動画も公開された。

これらの作品からは、「遊びを通して学ぶ」とは何かを感じることができる。

レゴのブランディングを担当するシニア ブランド マネージャーの橋本優一氏は、「遊びを通して学ぶ」ことについて次のように解説する。

【取材協力】
橋本優一氏
シニア ブランド マネージャー
2019年レゴグループ入社。入社以来レゴ シティ、レゴ スーパーマリオ等のブランドマネージャー業とブランド トータルでのブランディング活動を担当。2021年からはレゴフレンズ、ドッツも担当する。

「1932年、デンマークのビルンで誕生したレゴグループの創立者のオーレ・キアク・クリスチャンセンは、弊社社名レゴをデンマーク語で『よく遊べ』を意味するLEg GOdtに由来して名づけました。遊びが持つパワーを通し『世界の明日を創造していく未来の担い手を育成すること」がレゴグループの使命であり、我々が考える『遊びを通し学ぶ』源になっています。

『遊びを通して学ぶ』とは、例えば、何を作ろうか、と考えイメージすることで創造力が鍛えられることはもちろん、橋を作ろうと思った際に、それを今手元にあるブロックでどのように表現するかを考えることで、目の前の課題を解決する力を養えたり、それがうまくいったことによって自信が育まれるということ。さらに、積み上げたブロックがバランスを崩して壊れてしまった、というように自分の思うようにいかないときに、諦めずに作り続けることで、レジリエンスが鍛えられるなど、子どもたちにとっては遊んでいるだけでも、様々な学びを得られるという意味です」

未就学児にとって「遊び」は特に重要

30-40代のビジネスパーソンの中には、未就学児を育てる親も多いだろう。未就学児にとっての「遊び」は特に重要だという。

「遊びは、子どもたちの創造力や学びの原動力です。一見、大人には理解不能に見えるような遊びの中でも、子どもたちの世界は広がっており、同時に様々なことを学んでいます。

例えば、他の子どもたちとレゴ ブロックで一緒に遊ぶ際に、自分の創りたいものを伝えること、友達のアイディアを聞くこと、その上で一緒に何を創ろうか決めていくこと。その中で知った他人のアイディアを理解したり、尊重していくことで、これからの世界や子どもたちの将来に必要な社会性や、多くの異なる価値観や違いを互いに認めあうダイバーシティなど、多くの価値を育むものであると考えています。学校の勉強が始まっていない年齢だからこそ、より遊びから学ぶことは重要だと考えています」

親子でレゴ ブロックを楽しむことの価値とは?

「Rebuild The World ― 創造力が、世界を変える」Web動画より

レゴ ブロックといえば、親世代も幼いときに遊んだ経験のある人も多いだろう。我が子と一緒に遊ぶシーンもあるはずだ。そもそも、親子でレゴ ブロックを楽しむことには、様々な価値があるという。

「親子で遊ぶことは本当に楽しいですが、楽しい以上に多くの価値があると思います。

私自身、2歳の娘を持つ親ですが、毎回、ワクワクしながらレゴ ブロックで一緒に創り、遊び、また創る過程を楽しんでいます。いつも子どもの創造力に驚かされ刺激を受けながら、子どもの成長をレゴ ブロックで遊ぶことを通して感じ取っています。先日、新しいセットを開けましたが、創るものは彼女にとって毎日見ている光景、公園やお友達、動物や電車やお家など、そこで普段どんな生活、関わりをどんな人々としているのか、普段見えない2歳の彼女の世界を覗くことができ、とても感動しました。

また親御さんのサポートがあることで、お子様が最後まで楽しくビルディングできるので、長く遊んでいただくことができ、その先にある発見や感動につながるきっかけになるので、とても大切です。

子どもや家族で共に過ごす時間や機会も増えつつある昨今ですが、多忙な中でも共に楽しみを共有できるのはとても幸せなこと。共に創ることで感じる親子の絆も生まれる機会にもなると思います」

レゴ ブロックを使った“学びながら遊べる”面白い遊び

レゴ ブロックがあるなら、ぜひ「遊びを通して学ぶ」を実践してみたい。橋本氏に、面白い遊び方を提案してもらった。

「最近ではレゴ シティなど、説明書がついている、完成品を想定したセットも人気ですが、あえて説明書通りに作らず、まったく別の作品に創り変えることで、あるものを表現するはずだったパーツをまったく別のものに見立てることができないかを考えるので、創造力がさらにふくらみます。

レゴ ブロックで何かを創る中でも、十分に遊びながら学ぶことはできますが、レゴ ブロックにはさらにたくさんの遊び方があります。

例えば、ゲーム自体をレゴ ブロックで作ってしまうこと。〇×ゲームやトランプの神経衰弱、オセロ、ボードやカード、駒もレゴ ブロックで作って遊んでみる。

さらに、制限時間以内にどれだけレゴ ブロックを高く積み上げるかを競うタワーバトルなど、レゴ ブロック自体で『モノを創る』以外の遊び方もできます」

レゴ ブロックでさらに面白い遊びを行うと、どのような力が培われるだろうか?

「まったく新しい遊びを生み出すこともできますし、遊び方から考えることで『創造力』はさらに鍛えられます。

友達と一緒に創る際には、ルールを一緒に考え決めていったり、遊ぶ中で不都合が生まれたら修正したりすることで、『レジリエンス』や『問題解決能力』もさらに育まれるでしょう。また『社会性』を育み、『コミュニケーション力』を培います。

レゴ ブロックで遊ぶ中で自然と身に付き、またそれらがあることでさらに愉しくなる。このサイクルを多くの方に感じていただければ嬉しく思います」

「遊びを通して学ぶ」ことは、子どもが日頃の遊びで、すでに実践していたことであるようだ。今回は、レゴ ブロックを使った遊び方の提案があったが、それは他の遊びにも応用できる。

ぜひ親子で、いろんな遊びを実践してみよう。

取材・文/石原亜香利

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