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先進感のあるデジタルコックピットに象徴されるフォルクスワーゲンの新型「ゴルフ」の進化

2021.10.24

電動化が加速する自動車業界において、各社が技術革新にしのぎを削っているが、一方でユーザーが輸入車に期待するのは個性。ドイツを代表するブランドの最新コンパクトカーに乗ってみた。

 フォルクスワーゲンのコンパクトカー『ゴルフ』は今年6月に、8年ぶりにフルモデルチェンジを果たし、8代目が登場した。この発表の2か月前にアウディのコンパクトカー『A3』も8年ぶりにフルモデルチェンジ。アウディの親会社はフォルクスワーゲンなので、この2車は共通点が多い兄弟車だと考える人も多いだろう。ところが乗り比べてみると、両社のクルマ造りの違いがよくわかる。

 主要なコンポーネンツは共有していても、完成したクルマは性格も方向性も全く異なるものに仕上がっている。両車の違いはパワーユニットやボディーの形状にも表われている。5ドアハッチバックは共通だが、アウディは4ドアセダン、フォルクスワーゲンはステーションワゴンを用意している。

 パワーユニットも3気筒1Lガソリン+48Vリチウムイオン電池とオルタネータースターターのマイルドハイブリッド方式+7速ATは共通だが、アウディは4気筒2Lターボ+4WD(クワトロ)を設定。ゴルフは1.5Lガソリンターボ+FF車を選択している。

 実はボディーサイズも異なる。同じシャーシを用いているのに、ホイールベースを変えるあたりにも、両社のこだわりとプライドが感じられる。これもまた興味深い。本来、コストや生産性を考えれば、基本的な要素は共有するのがセオリーだが、互いにクルマ造りにかけるプライドがそれを許さなかったのかもしれない。

 今回、試乗した『ゴルフ』は3気筒1Lモデル。アウディは1stエディションだが、ベースは上級モデルの「30TSFIアドバンス」(365万円)だ。同じ1Lエンジンではあるが、チューニングに違いを感じた。スペックを見ると『ゴルフ』のほうがトルクバンドが広く、1500回転あたりからアクセルレスポンスがよくなる。一方アウディは2000回転からレスポンスがよくなることを体感できる。0→100km/hの加速はほぼ同じレベルだった。

 さらに両車の違いは内装や操作系にも見られる。『ゴルフ』はコストダウンを図る狙いもあったのか、オーディオ、エアコンなど大半の操作にタッチパネルを採用した。気になったのはエアコンの操作がしづらかったことぐらい。一方のアウディはタッチパネル式を採用しつつ、エアコン操作はスイッチ式を採用。使い勝手やコストに対する考え方の違いを感じた。

先進感あふれるデジタルコクッピットを搭載

フォルクスワーゲン『ゴルフ』

フォルクスワーゲン『ゴルフ』

Specification
■全長×全幅×全高:4295×1790×1475mm
■ホイールベース:2620mm
■車両重量:1310kg
■排気量:999cc
■エンジン型式:直列3気筒DOHCガソリンターボ
■最高出力:110PS/5500rpm
■最大トルク:200Nm/1500〜3500rpm
■変速機:7速AT
■燃費:18.6km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:312万500円
※「eTSIアクティブ」

フォルクスワーゲン『ゴルフ』

先代よりさらにスリムになったヘッドライトとフロントグリルはひと目で『ゴルフ』とわかるデザイン。ボンネットからバンパー、アンダーグリルまで空気抵抗を意識している。

フォルクスワーゲン『ゴルフ』

全長は4.3mを切り、全幅も1.8mを切っており扱いやすい。リアドアとリアゲートの間のCピラーの太さはゴルフの特徴。ワゴン(『ヴァリアント』)は全長が345mm長い。

フォルクスワーゲン『ゴルフ』

車体後部も突起の少ない空力デザイン。リアゲートのロック解除は中央のVWマークを押す。後退時のリアビューカメラもここに内蔵されている。ボディーは8色から選べる。

日本車に引けを取らない実用性とクオリティーの高さに注目!

フォルクスワーゲン『ゴルフ』

エンジンルーム

フォルクスワーゲン『ゴルフ』エンジン

『A3』とほぼ同じ眺め。3気筒エンジンは同一スペックだが最大トルク200Nmの発生回転数は『ゴルフ』のほうが幅が広い。

運転席と各種装備

フォルクスワーゲン『ゴルフ』運転席

新世代通信モジュールを内蔵したインフォテイメントシステムとデジタルメータークラスターを標準装備にしているのが特徴。

シートスペース

フォルクスワーゲン『ゴルフ』シート

上級グレードでも前席は座面スライド、背もたれのリクライニングは手動式。座席は座面が大きく、両端のホールド性もよい。

ラゲージスペース

フォルクスワーゲン『ゴルフ』ラゲージ

荷室は左右幅では『ゴルフ』、上下高は『A3』のほうがわずかに広い。後席の背もたれは2分割でアームレストスルーが備わる。

【 ココがポイント!】シンプルさを追求した操作系インターフェイス

シンプルさを追求した操作系インターフェイス

シフトレバーの形状はA3と同じだがエンジンのスタート/ストップボタンもパーキングボタンの上部にあるので、誤操作しそうになった。タッチパネルを含む操作系は改良の余地あり。

【 ココがポイント!】スマホ感覚で行なうエアコン操作は慣れが必要

スマホ感覚で行なうエアコン操作は慣れが必要

左右のエアコン吹き出し口の間にあるタッチパネルでエアコンの操作を行なう。タッチパネルが小さいので、運転中に操作する時にやや不便に感じた。慣れが必要だ。

コスパと先進性で選ぶなら『ゴルフ』

[運転性能]ハンドルの操舵力はやや重めで乗り心地はやや硬め。直進時もしっとり感に欠ける。1500回転からトルク感あり。17点

[居住性]運転席からの前方、後方視界は死角が少なく安心感がある。後席も身長170cmはOK。ドアポケットも大きく使いやすい。18点

[装備の充実度]デジタルメーターやインフォテインメントシステムなどの先進装備は標準。安全装備も標準設定が充実している。19点

[デザイン]先代と見分けがつきにくいが、ひと目でゴルフとわかるデザインは秀逸。車体色も鮮やかなラインアップで楽しい。19点

[爽快感]1Lターボと1.5Lターボで動力性能は1.5Lのほうが速い。リアサスも両車で異なるがファミリーカーなら1L。18点

[評価点数]91点

取材・文/石川真禧照

※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2021年8月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。

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