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NFCタグがWithコロナ時代の新しい決済サービスになる可能性

2021.10.12

連載/綿谷さちこのクレカの強化書

クレジットカード会社のJCBと決済事業を行うデジタルガレージが、2021年9月の約1か月間、「NFCタグを活用した新決済サービス」の実証実験を行っていた。どんな決済スタイルなのか興味があったので、実証実験の開催場所の1つ、東京・渋谷の映画館「渋谷HUMAXシネマ」でその決済方法を体験してきた。

かざすだけで簡単に情報を読み取ることができるNFCタグ

そもそもNFCとは、近距離無線通信技術(Near Field Communication)の国際標準規格のこと。NFCタグはそのNFCに対応したICタグで、NFC搭載のスマホなどで触れることで無線通信ができ、ICタグに書き込まれた情報を読み取ることができる。

このNFCタグを使って、スマホのブラウザを立ち上げて指定するページを表示させ、オンライン上で決済を完了させるのが今回の実証実験。渋谷の映画館「渋谷HUMAXシネマ」では、映画館内で販売しているドリンクやフードを、iPhone 7以降のApple Payで決済して購入することができた。

「渋谷HUMAXシネマ」で930日まで実証実験を実施。

 

館内に設置されている案内表示のNFCタグ部分にiPhoneをかざすと、画面にブラウザを立ち上げるメッセージを表示。その部分をタップすると、「渋谷HUMAXシネマ」のWebページが表示された。この実証実験では、Apple PayJCBもしくはAMERICAN EXPRESSのクレジットカードなどを登録している人のみ決済が可能。

NFCタグの情報を読み取り、「渋谷HUMAXシネマ」の飲食販売のページを表示。

 

フードやドリンクを選んでカートに追加し、Apple Payで決済。どのドリンクにしようかと商品選びには少し時間がかかったが、決済は実にスムーズ。注文情報は自動的に店舗に連携され、準備ができたタイミングでオーダーIDの「1番の方」と呼ばれたので、映画館内の売店カウンターに商品を受け取りに行った。

フードやドリンクメニュー。ページをスクロールしながらチェックする。

 

筆者はオレンジジュースを選択し、Apple Payで決済。

 

承認することで決済が完了。オーダーIDが呼ばれるまでしばし待つ。

 

NFCタグはウィズコロナ時代の新しい決済サービスとなるか

この「NFCタグを活用した新決済サービス」の利点は、自分のスマホだけでオーダーから決済まで完結できるところ。映画館では上映前になると売店に行列ができるものだが、並ばずにスタッフとも極力、接触を減らした形で商品を受け取ることができる。

番号を呼ばれたら売店カウンターに商品を受け取りに行く。

 

オーダーしたオレンジジュース。スタッフとほとんど接触することなくGetできた。

 

店舗側としてもスタッフがオーダーを受けることなく商品が販売できるので効率的。NFCタグは小型で電源が不要なので、設置場所を柔軟に設定できるところもメリットだ。

かざして情報を読み取るという意味では、QRコードでも同様のことが可能だが、QRコードの場合はスマホのカメラで読み取る必要があり、少々手間や時間がかかってしまう。NFCタグを使用するにはNFC対応スマホが必要ではあるものの、スマホをかざすだけで特定のページを表示できるのはとても手軽。これからのウィズコロナ時代に求められるサービスだと思った。

この実証実験は「池袋HUMAXシネマ」や「京セラドーム大阪」などでも実施されたが、いずれも930日で終了。今後は実証実験で得られた技術的改善点を検証し、Androidスマホへの対応や利用可能なカードブランドの拡充なども含めて、導入が検討されていく。

日本は2025年までにキャッシュレス決済比率40%を目標として掲げているが、コロナ禍でキャッシュレス決済が急速に普及。今回のNFC タグを活用した新決済サービスのような新しいサービスが、今後も次々と登場することだろう。

 

取材・文/綿谷禎子

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