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感覚でITを学べる!?めちゃくちゃ使える「見るだけIT用語図鑑278」の活用法

2021.10.12

感覚でITを学べる入門書 見るだけIT用語図鑑278

来月提出の提案書に、ちょっと気取って「業務の抜本的改革のためのBPR」なんて言葉を挿入してみたところ、上司から「そこは、BPMにしませんか?」なんて指摘されてしまった!無理して背伸びしたのが、バレバレでした。

とはいえ、進化していくIT用語には、これからも付き合っていかなければならないし、「苦手だから避けて通る」なんてことしていたら、同期にどんどん後れをとってしまう。ここは基礎からしっかりやっておかないと、ダメ……

そう自覚したところで、ITに詳しい同期の机をさりげなくチェックしたところ、置いてあったのが「見るだけIT用語図鑑278」(草野俊彦著、SBクリエイティブ刊、定価1,980円)でした。

普通、ITを知るための本だったら「事典」じゃないのかな?と手に取ってみたら、イラストがたくさん載っている、まさに「図鑑」!イラストをつらつら眺めているだけでも、楽しく学べそうな気がしてきましたよ。

今回は著者の草野俊彦先生に書面でこの図鑑をもっと使える読み方を教えていただきました。草野先生、よろしくお願いします!

――本の内容に入る前に、著者の横顔をちょっとだけ教えてください。先生がIT業界に入るきっかけは何だったのですか?やっぱり子供の頃から「パソコン大好き少年」でしたか?

草野先生 期待を裏切りますが、子供の頃はパソコンのパの字もしらず、外で遊んでいました。今も、登山やマラソンを楽しんでいます。

ITに入るきっかけは、入社したNECで通信機用のCPUボード開発に関わったことです。最初はCPUがさっぱり分からない状態でしたが、そのうち頭の中でクロックが動きデータがバスを流れるイメージが浮かぶという調子で、ディジタルの世界にはまりました。

おススメの読み方はパラパラ読み

――この本は自分みたいなITに苦手意識のある人でもわかりやすいし、面白く読めます。イラストを眺めるだけで楽しいのですが、「おススメの読み方」があれば教えてください。

草野先生 パラパラ眺めながら、最初は知っている言葉の意味を確かめる読み方を、次にニュースや日常会話などで興味や疑問が沸いた言葉の意味を調べる読み方がお勧めです。この本には、初めから順番に読むスタイルは向かない気がします。

本書の説明で浮かんだ疑問を調べたり、関連する用語も読んで一つの技術分野として知識を増やしたり、という形で広げて行くのが理想形だと思います。

――自分はこれまで、IT用語でわからないものはネットで検索して調べていたのですが、説明が長くて読むのがかったるく、面倒くさかった!この本は用語の内容を3つのポイントでまとめてくれています。解説も短いし、すごく便利で、どうして今までこういう本が無かったのか不思議なぐらいですが、執筆でご苦労された点はどこですか?

草野先生 個々のページは、サラッと書いてあるように見えますが、かなりの時間を掛けて絞り込んだ結果です。ご覧になって分かるように、多くの項目が高度で複雑な内容です。その上でこれだけは伝えたいと思うことを、最小の表現で書き記すことに最も苦労しました。

この点については、SBクリエイティブの皆さんからも多くのご助力を頂きました。読者の方々には、日本酒で言うところの、酒米を研ぎに研いだ大吟醸と同じ味わいを感じて頂ければ、大変嬉しく思います。

――うわー、大吟醸の味わい!飲みたくなっちゃいました!

生きている技術用語

――自分は早わかりQAと略字表がとても便利でした。イラストのせいなのか、本全体から「親切」で「優しい」感じが伝わって来ましたよ。ITがイメージする「固くて無機質な感じ」から遠かったのが、魅力的です。先生はこの本の執筆に際して、読者に一番、訴えたいことは何だったのでしょうか?

草野先生 最初の原稿は、硬くて無機質な匂いがするものでした。エンジニア視点だと、技術の成り立ちや仕組みなど、つい技術の「内」側に話を振ってしまいがちです。編集の方々がそこをコントロールして、何に使われどのように役立つのかという技術の「外」側向きにうまく修正してくれたことと、優しい筆致のイラストを中心に置いた構成が、「親切」や「優しさ」として伝わったのではと思います。

唐突ですが、技術を指す用語は、実は生きていると思うことがあります。例えば、「自動車」から、100年前の人と現代人が想像する物は、明らかに異なるはずです。しかし、本質は動力により車輪を駆動して走行する乗用移動体と見れば、共通の理解につながります。

このように、内側の構造(=本質)は維持しながらも外見を変化させて使われ続けるのが技術用語であり、生きていると思う理由です。

この本の第一の役割は、ITの世界の間口を広げ、その中に読者のみなさんに入ってもらうことです。そのため読みやすさを優先し、断片的になっている面も否定できません。それでも、できる限り用語の本質に近づく話を盛り込みました。読者の皆さんがそこに気付き、その先のより深い理解への架け橋になることを切に願っています。

――草野先生、ありがとうございました!

自分の様なITに苦手意識を持っている人にはピッタリな一冊。ちなみに上司に指摘されたBPRBPMはこんなページで紹介されています。

本当にわかりやすくまとまっています。これからの社会やデータを深読みするためにも必要な本を、ぜひ手に取ってみてください。


著者・草野 俊彦

みらいアクセス合同会社 代表

1986年千葉大学工学部卒。同年日本電気株式会社に入社。高度先端基幹通信システムの研究開発に従事。米国デラウェア大学コンピュータ情報科学科、客員研究員。NECアメリカに駐在し、ネットワーク管理システムの基本ソフトウェア開発を推進。2007年米国系半導体企業に移り、通信機器組込システムの開発を主導。2010年ネットワーク仮想化ソフトウェア開発ベンチャーを、イスラエルで起業。過去20年間に渡って国際機関におけるIT技術の標準化に貢献し、米国電気電子学会(IEEE)の標準化小部会で議長を務める。

/柿川鮎子

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