小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ロンドンの超人気店が展開するデリカテッセン&レストラン「LINA STORES」に行列が絶えない理由

2021.10.09

ロンドンの超人気のイタリアンデリカテッセン&レストランが、海外初進出!

これまで幾度となく食べてきて、特別意識もしていなかったフードに、ある日突然ハマってしまった経験はないだろうか。筆者にとってそれが、イタリアンスイーツだった。

きっかけは、2021年7月30日、表参道にオープンした『リナストアズ表参道レストラン&デリカテッセン』を取材したこと。同店はロンドン・ソーホー地区で人気のイタリアンデリカテッセン&レストラン『LINA STORES(リナストアズ)』の)の日本1号店だ。

『LINA STORES』は1944年にロンドンのソーホー地区に、イタリアン・フードを提供するデリカテッセンとしてオープンし、その後、レストランもオープンさせ大人気に。現在ではソーホーとキングスクロスに3店舗を構えているが、海外への出店はこの表参道店が初だという。


『リナストアズ表参道レストラン&デリカテッセン』(東京都港区北青山3丁目10-5 スプリングテラス表参道1階)レストラン:11時~21時(LO.20時)デリカテッセン:11時~20時※2021年10月1日から当面の間


面積は、ホールとデリカテッセン(上の写真奥)を含め、約300㎡で、客席はテラス席を含め約100席と、表参道の路面店としては珍しい大型店舗

デリカテッセンがルーツだけに、本格的かつ豊富なアンティパストが充実している。だが看板メニューは、イタリア産の小麦粉と新鮮な卵を使って、店内のパスタ専用工房で熟練した職人が毎日手作りしている、フレッシュパスタだ。

作りたてのフレッシュパスタを、『LINA STORES』イギリス本店の味そのままのソースで食べることができるのは、イギリス以外ではここだけとあって、オープン直後から注目され、瞬く間に人気店に。ピスタチオグリーンを基調としたオシャレな店内は若い女性でいつも満杯で、午後のアイドルタイムでも客が途切れない。週末には行列もできているので、予約必須だ。

レストラン取材後、たまたま買ったスイーツの味の虜に

この店を訪れたのは、レストラン取材が最初。取材後に、デリカテッセンでスイーツをテイクアウトした。

「シシリア発祥のカンノーロ」のついでになんとなく購入したのが、「ラズベリークロスタータ」だった。

「クロスタータ」とはイタリア定番のタルト。タルトといってもクッキーに近い生地でジャムをはさんだだけの、シンプルで素朴なケーキだ。素朴すぎて、これまで食べても特に印象に残ったことはなく、この時は本当にたまたま、ふと目にとまって買っただけだった。

しかし、自宅で食べて、その味に驚愕した。口に入れた瞬間にベリーの華やかな酸味がパッと冴えて、初めて味わう不思議なフルーツ感。地味な見た目と、口に入れた時のインパクトの落差がすごい。クロスタータがこんなにすごいお菓子だったなんて、これまで全く気付かなかった…。この驚きが気のせいでない証拠に、何も言わずに食べさせた家人(夫)も、ひとくち食べて「なにこれ!」「なんでこんなに美味しいの⁉」と驚いていた。

リピーター続出の、人気急上昇スイーツだった!

あまりに驚いて、取材時にお話をうかがった運営会社・株式会社アール・ティー・コーポレーションの広報担当者に伝えた。するとこのクロスタータは(こんな地味な見た目にもかかわらず)なぜか大人気で、一度買った人はかなりの確率でリピーターになるという。

その気持ちはわかる。すぐにでもリピートしたかったが、なんとその時点で秋メニューに変更されていて、ジャムの種類が変わっていた。とはいえ、ラズベリークロスタータがあのレベルだったから、期待大。ほかの秋発売スイーツとともに、味わってみるべく再訪した。


デリカテッセンでテイクアウトしたスイーツ4種


10月1日から発売されている、「アプリコットジャムとフレッシュタイムを使ったクロスタータ」(税込み700円)

アプリコットジャムにオーガニックのレモンジャムを少し加えてほどよい甘さに仕上げたジャムは、軽く爽やか。ラズベリージャムほどの鮮烈な存在感はない代わりに、前回はまるでジャムが流れ出ないためにあるようだった生地の魅力に気づかされた。

フレッシュなタイムで香りを付けている生地は、小麦粉やバターといった素材そのものの味がダイレクトに伝わってくるような、力強く素朴な美味しさ。それがアプリコットジャムの爽やかな甘みと調和し、お互いを引き立て合っている。前回がラズベリージャムのソロなら、今回は完璧に調和したデュエットのよう。ジャムでこれだけ印象が変わるとは…。

マリトッツオは、「柑橘」「ピスタチオ」から、「栗」にチェンジ

「マリトッツオ」はブリオッシュ生地が焼きあがる時間の関係で、13以降の販売。しかもすぐに売り切れがちなので、買えたらラッキー。定番の「ピスタチオチップのマリトッツォ」に加え、夏は「オレンジとレモンピールのマリトッツォ」も販売していたが、10月1日からは「マロンのマリトッツォ」に切り替わっている。


10月1日から発売されている秋の新作マリトッツォはマロンのクリームとホイップクリームが2層になっている「マロンのマリトッツォ」(税込み500円)

最初に感激したのは、レモンとオレンジの皮を練り込んだブリオッシュの味の豊かさ。クリーム無しでこれだけをずっと味わっていたいと思うほどだったが、甘さ控えめでふわふわのフィリングがこのブリオッシュをさらに格上げしていて、吸い込むように一気に食べてしまった。

秋の新作スイーツ3番手は、繊細な食感に驚く「ティラミス」


10月から登場した「ティラミス」(税込み700円)※写真はイートインの盛り付け

ティラミスの台としてはスポンジケーキが使われることも多いが、イタリアの軽いビスケット「サボイヤルディ」を使うのが本式。サボイヤルディは英語では「レディーフィンガー」とも呼ばれるが、その名のとおり壊れやすくもろい、繊細さ質感が特徴だ。このサボイヤルディをコーヒーとマルサラワインを合わせた液体に浸し、マスカルポーネのクリームをサンドして作っているのだそう。

クリームは口の中で淡雪のようにスッと消える軽さだが、最後にコーヒーが染みこんだサボイヤルディの繊細な質感が余韻として残る。「コーヒーが染みこみすぎないように仕込み時間を調整している」とのこと。今やイタリアンの店ならどこでも食べられるスイーツだが、ここまで繊細に食感を極めている店は少ないのでは。


レシピに使用しているビスケット菓子「サボイヤルディ」はデリカテッセンで購入可能

定番スイーツも絶品ぞろい


シシリア発祥のイタリアの伝統菓子「カンノーロ」(税込み200円)

「マリトッツオの次に来る」という噂もある注目スイーツ「カンノーロ」。筒状に揚げた生地にリコッタクリームを詰め込んだ揚げ菓子だが、片方にピスタチオチップ、片方にチョコレートチップをトッピングしているのがリナストアズ・スタイル。揚げ菓子特有の香ばしい甘みとサックリした歯切れのよさが魅力だ。テイクアウトもできるが、この食感はできたてが最高なので、店内で食べるのがおすすめ。


「BACIチョコレートブラウニー」(税込み700円)

チョコレート好きなら「BACI」の文字で、甘い口どけのヘーゼルナッツ入りチョコレート「バッチ」とすぐわかる人も多いのでは。イタリアのチョコレートメーカー「バッチ」社のチョコレートを使用した濃厚なチョコレートブラウニー。このBACIチョコレートも、デリカテッセンで購入できる。

素材そのものへのリスペクトが、和食にも通じる

『リナストアズ』はオープン当時、イタリアではどこにでも売っているけれど、イギリスでは手に入りにくい食材を揃えたことで、当時まだイギリスになかったイタリア移民のコミュニティのハブ(中心)として人気を集めた。つまりイギリス在住のイタリア人にとって、自分たちのルーツを再認識させてくれた店だったのだ。

「なぜ海外一号店に日本を選んだのか」という理由について、リリースには以下のように記されている。

「伝統や歴史、アートや手仕事が尊ばれる日本の文化的土壌は、私たちの価値観と非常に近しいからです。また、イタリア料理と日本料理は、季節の食材を用いた、シンプルで風味豊かな料理を志向する点でも共通しており、上質な食材とプロフェッショナルな職人技が欠かせません。」

「イタリアと日本の価値観が近い」、と言われても、最初はピンとこなかった。でも素朴な和菓子にも通じるイタリアンスイーツのまっすぐさ、温かさ、豊かさを味わった今なら、その意味がわかる気がする。この秋、ぜひリナストアズのスイーツで、イタリアンの魅力を再発見してみて欲しい。

文・桑原 恵美子

編集/inox.

興味のあるジャンルを登録して@DIMEをもっと便利に!話題のコーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」やAmazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年10月14日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「4WAYポータブルランタン」! 特集は「行列店に学ぶヒットの法則」、「iPhone 13」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。