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仕事に役立つ!ニーチェに学ぶコミュ力を高める哲学

2021.10.06

十九世紀後半を生きたドイツの哲学者ニーチェ。彼の鋭い洞察力から生まれた言葉は、未だに現代に生きる人々の心をも虜にしている。

ニーチェが説いたのは、キリスト教道徳のような非現実的なものではなく今を生きる人間のための哲学。それが当時彼の注目された所以であり、だからこそ時代を超えてたくさんの人に支持されるのだろう。

ニーチェの哲学は難しいものばかりではなく、仕事やプライベートで役立つ実践的なものが多い。今回は、コミュニケーション力を高めるのに役立つ哲学を厳選した。

その1:持論に固執するほど反対される


持論というものを強く主張すればするほど、より多く人から反対されることになる。

だいたいにして、自分の意見に固執している人というのは、裏側にいくつかの理由を隠し持っていたりする。たとえば、自分の一人のみがこの見解を思いついたとうぬぼれている。あるいは、これほど素晴らしい見解にまでたどりついた苦労を報いてもらいたいという気持ちがある。あるいは、このレベルの見解を深く理解している自分を誇りにしている、というふうな理由だ。

出典:フリードリヒ・ニーチェ,『ニーチェの言葉』,株式会社ディスカバー・トゥエンティーワン,No117


人の意見に聞く耳を持たず、自分の意見ばかりを押し通したがる人は意外といる。会議や話し合いの場では、本来であれば議題となっていることを根本的な解決へ導くために意見を出し合うものだが、単に知識をひけらかしたいだけなのでは…?と直感的に感じた経験したことがある人もいるのではないだろうか。

側から見たとき、それがわかった途端すごく滑稽に見えるが、自分も同じことをしてはいないか一度自問自答してみよう。本当に自分の持論が議題の解決へと繋がるのなら、固執しなくとも理解を示してくれる人は必ずいるはずだ。

その2:切れ物でありながら鈍くさくあれ

 

シャープでスマートなだけではいけない。鈍くさいところも必要だ。

切れるだけがカッコいいのではない。切れるだけだと、いつまでも「まだまだ若い」と言われて、どこか軽く見られてしまう。錆びも必要だ。

出典:フリードリヒ・ニーチェ,『ニーチェの言葉』,株式会社ディスカバー・トゥエンティーワン,No110


ビジネスの場だと、優秀な"切れ者"が重宝されるのは確か。しかし、人から信頼される人になるには実績だけでなく、その人の人柄も大事な要素。単に切れ者なだけだと相手に威圧感を与えてしまうこともあるので、あえて鈍くさいフリをした方が親みを覚えてもらいやすい場面もあるだろう。

ライターである筆者も取材を行うとき、インタビュイー(話し手)が話した内容を知っていたとしても、あえて知らないフリをすることがある。そうすると、相手が知らない情報を提供できたとことに満足感を覚えてもらえ、もっと有益な話をインタビュイーから引き出せるかもしれないからだ。

また、これは恋愛においても使える技だと言える。筆者のちょっとした経験談で言うと、頭がよくスマートな男性に魅かれていた当時、ある時突然「何もないところで転んじゃった(笑)」などとちょっと隙のあるチャーミングさを見せつけられたことがある。いわゆる「ギャップ萌え」として印象に残った。

シャープさと鈍くささは相反する要素なので使い分けが難しいが、両方を兼ね備えていれば、仕事でも恋愛でも、人からより好印象に見られるだろう。

その3:心理を考えて伝える


人に物事を伝えるときにはコツがある。新しい出来事や相手が驚きそうな事柄を伝えるときは、いかにもそれが周知の少し古い事柄であるかのように話して伝えるのだ。すると、相手はすんなりと受け取るようになる。

こうしないで新しい出来事を伝えると、相手はそれを自分が知っていなかったことに劣等感を覚え、そこから来る怒りを相手にぶつけるようになる。こうなると、相手に伝えなければならない事柄もまともに受け取ってもらえなくなるのだ。

出典:フリードリヒ・ニーチェ,『ニーチェの言葉』,株式会社ディスカバー・トゥエンティーワン,No97


これはプライベートでの会話が想像しやすいと思うが、「最近話題なんだけど〜」「今流行ってて〜」などを前置きに出来事を伝えられると、流行に乗り遅れていることで自分が現代社会から疎外されている感覚を直感的に感じることはある。

しかし、少し昔の事柄であれば流行りはすでに終わっているので、流行に乗り遅れていることを気にすることもない。聞き手物事をうまく伝えたいときは、少し前の事柄として話す配慮を心がけてみよう。

その4:断言すると賛同してくれる


多くの人々を納得させたり、彼らになんらかの影響を及ぼしたいのなら、物事を断言すればいい。

自分の意見の正当性を、あれやこれや論じてもだめだ。そういうことをすると、かえって多くの人々は不信を抱くようになるのだ。

出典:フリードリヒ・ニーチェ,『ニーチェの言葉』,株式会社ディスカバー・トゥエンティーワン,No35


これは、「メラビアンの法則」がコミュニケーションに影響している可能性が高いからだと筆者は考える。

聞いたことがある人も多いだろうが、メラビアンの法則はアメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが、論文の中で発表した人間の五感に関する研究結果を法則化したもの。この法則によると、人間が情報に対して受ける影響の比率は、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が、なんと7%なのだ。(※)

あれやこれやと説明されるよりも、その意見を断言した時の自信に溢れた表情や姿勢、態度の方が人を説得させる力があるのかもしれない。

まさに「百聞は一見に如かず」とはこのこと。どうしても自分の意見に賛同を得たい時は、なるべくにシンプルに伝え、断言することを意識してみよう。

※出典:メラビアンの法則とコミュニケーション|医療法人社団 平成医会

その5:表現は素直に


ある事柄について、二人の人が語る。一方の人はまずく語る。もう一人はうまく語る。この差は、語りの技術の問題などではない。

まずく語ったほうは、誇張やおおげさな表現を使ったりしている。これは、聞き手の興味を起こさせようとしているからだ。その意図と卑しさが聞き手にも感じられる。

もう一人は、本当に自分の興味からその事柄を誠実に語っている。そこにはあざとい行為がない。だから、聞き手はそこに真摯さを覚え、話し手が抱いている興味そのものを自分にも取り込もうとして想像を働かせて聞き入るのだ。

出典:フリードリヒ・ニーチェ,『ニーチェの言葉』,株式会社ディスカバー・トゥエンティーワン,No177


人の話を聞くときに、そこに「真摯さ」があるかどうかを聞き手が直感的に感じ取っていることは多々あるかもしれない。

客観的に見て良い内容なのにも関わらず、おおげさに語られてしまうと逆にその人のあざとさの方が目についてしまい内容が頭に入ってこないことがたまにある。コミュニケーションをする上では表現などを工夫して伝えることももちろん大切だが、度が過ぎると人からの信頼を得にくくなってしまう。

これも先ほどのように、メラビアンの法則が当てはまるだろう。人が感じとる情報は視覚からが圧倒的に多いので、わかってもらおうとおおげさな表現を使うよりも、ありのままに思っていることを伝えた方が人に聞き入れてもらいやすいのだと言える。

取材・文/ゆりどん

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