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ダイナミックヘッドトラッキングに仮想空間オーディオ化、iOS 15の音楽視聴体験の進化がスゴい!

2021.10.05

https://www.apple.com/jp/newsroom/2021/09/ios-15-is-available-today/

米アップルはiPhone 13シリーズの発売とともに、「iOS 15」のリリースを開始した。同OSではダイナミックヘッドトラッキングやステレオ音源の空間オーディオ化など、音楽再生環境も大幅にパワーアップしている。

音源を仮想空間に固定

https://www.apple.com/jp/apple-music/

アップルが今年6月に導入した、「Dolby Atmos」による空間オーディオ。これはボーカルや楽器などを仮想的な空間に配置するサラウンド機能で、使用者は空間の広がりを感じながら音楽や映画を楽しむことができる。

そしてiOS 15にて導入されたダイナミックヘッドトラッキング機能では、空間オーディオの各音源の位置を固定化。左を向けば音源は右に移動し、右を向けばその逆にと頭の向きを変えても音源の位置が変わらず、まさに目の前で演奏が行われているような体験ができるのだ。

現時点ではダイナミックヘッドトラッキングはアップルの音楽ストリーミングサービス「Apple Music」でのみで提供されており、また視聴にはiOS 15にアップデートしたiPhoneやiPad、そしてワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」や「AirPods Max」が必要だ。Apple Musicではダイナミックヘッドトラッキングのサンプル音源も公開されているが、はっきりと音源が仮想空間で固定されているのが体験できた。

ステレオ音源でもサラウンド

https://support.apple.com/ja-jp/HT211775

空間オーディオはApple Musicだけでなく、動画ストリーミングサービスの「Netflix」など他社サービスでも採用が始まっている。しかし音楽ストリーミングサービスの「Spotif」yなど、非対応の音源も多い。そんなステレオ音源でも、iOS 15では空間オーディオとして楽しむことができる。

iOS 15でステレオ音源を再生すると、コントロールセンターの音量設定に「ステレオを空間化」というボタンが出現し、機能のオンオフを切り替えられる。ただしこの機能はあくまで空間オーディオを仮想的に再現したもので、個人的には音の広がり方などは限定的な印象を受けた。

ステレオ音源の空間オーディオ化を利用するにも、iOS 15をインストールしたiPhoneやiPadと、AirPod ProかAirPods Maxが必要だ。今後は再生デバイスがより増えることに期待したい。

グループ通話も空間オーディオ化

https://www.apple.com/jp/newsroom/2021/09/ios-15-is-available-today/

空間オーディオの恩恵はビデオ通話アプリ「FaceTime」にも広がる。iOS 15ではFaceTimeのグループ通話にて、画面上の相手がいる方向から声がするように聞こえるのだ。これにより、実際に目の前の相手と話しているような体験ができる。

iOS 15でのFaceTimeではその他にも、機械学習を利用して周囲の雑音を消し、ユーザーの声を優先させる「声の分離」や、その逆にすべての音をとおす「ワイドスペクトラム」といった新機能が追加された。

今年6月の導入以来、Apple Musicにおける対応楽曲をますます増やしている空間オーディオ。オプションプランなどへの加入が必要なく、ユーザーは無料で楽しめるのもその人気の原因だろう。もしAirPods ProやAirPods Maxをお手持ちなら、ダイナミックヘッドトラッキングを含めてぜひ体験してみてほしい。

文/塚本直樹


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