
40.3%がワクチンの「効果がない」と感じている?
ワクチンを接種した方が新型コロナウイルスに罹ってしまう「ブレイクスルー感染」がニュースなどで取り沙汰され、ワクチンの効果について疑問視する声が多くなっている。
そこで日本トレンドリサーチは、全国の男女1,500名を対象に、新型コロナワクチンについてアンケートを実施した。
まずは、ブレイクスルー感染の事例が増えていることで、「ワクチンには効果がない(低い)」と感じるかについて聞いた。
40.3%の方が「感じる」と回答。約4割の方は「ワクチンには効果がない」と感じているようだ。
そもそも新型コロナワクチンの効果としては、「新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、重症化を予防する効果が期待されている」とされており、感染を防ぐ効果については初期の段階から明確には挙げられていない。
新型コロナワクチンの効果として、「感染そのものを防ぐ効果がある」と公式な明言はされていないことを知っている方はどのくらいいるのか。
45.8%と約半数の方は、「知らない」と回答した。「ワクチンを打てば、コロナウイルスに感染しない」と誤解している方は多いのかもしれない。
ワクチンは「感染を防ぐためのもの」というよりは「重症化させないためのもの」のようだが、国は多くの方がワクチンを接種することを推奨している。
その理由としては、ワクチン接種によりコロナウイルスへの免疫をつけ、それを強めることで、発症や重症化を減らし、国内の感染増大を抑え込むことができるという考えがあるようだ。
ただし、厚労省は、「ワクチンによって集団免疫の効果があるかどうかは分かっておらず、分かるまでには、時間を要する」とも言っている。
日本のコロナ禍を収束させるためには、国民の大多数(体質的に接種できない等の事情を持つ方以外全員)のワクチン接種が必要だと考えている方はどのくらいいるのか。
82.8%の方が「思う」と回答した。多くの方が、コロナ収束のためには大多数のワクチン接種が必要だと考えているようだ。
ニュースやSNSなどで異物混入や副反応など、ワクチンに関して不安を覚える報道を目にする機会も多いが、ワクチンを接種した方でワクチンを接種して後悔しているという方はいるのだろうか。
「後悔している」方は0.2%、「どちらかといえば後悔している」方は1.2%で、「後悔している」方はわずか1.4%だった。98.7%とほとんどの方はワクチンを接種したことを「後悔していない」ようだ。
まとめ
ワクチンを接種して血液中に抗体ができても、粘膜では効き目があまり強くなく、ブレイクスルー感染してしまうことはあり、「ワクチンの効果がないのではないか」と心配している方は多いようだ。
しかし、感染してもワクチンを接種しておけば、重症化を防ぐ効果はあると言われている。
ワクチンに関して心配になる部分はあるが、現在のところ、ワクチンを接種した方のほとんどが後悔していないという結果となった。
「コロナワクチンに関するアンケート」調査概要
調査期間:2021年9月9日~9月10日
集計対象人数:1,500人
https://trend-research.jp/9876/
構成/ino.
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