コロナ禍によってますます注目を集めている自転車通勤。他人との接触を減らしつつ出勤できることに加え、ウイルスに負けない健康的な体づくりという点でもメリットがある。すでに実践しているビジネスマンに話を聞いた。
忙しい日常生活に変化を与えてくれる
巻山さんが勤務するコカ・コーラ ボトラーズジャパンでは、以前から従業員の健康推進を目的に自転車通勤が認められていた。
「昨年、健康のさらなる推奨とコロナ禍を受けて制度を刷新、日ごとに異なる交通手段でも通勤できるようになったんです。それがきっかけで自転車通勤を始めました。距離があるので電車と併用ですが、天気の良い日に走ると心身がリフレッシュされるのでなるべく自転車で通勤するようにしています。帰宅後に飲むレモンサワーの味も格別ですし(笑)」
駐輪場のないオフィスに勤務する社員には駐輪場代を支給するなどのサポート制度もあるという。
「公共交通機関よりも感染リスクが低く、季節や街の変化を感じられるところが魅力だと思います」
コカ・コーラボトラーズジャパン
人事総務本部 健康安全推進課
巻山修二さん
社員向け健康スポーツイベント推進や交通安全講習、コロナワクチン接種の調整などを行なう。趣味はジョギング。地域のサッカーチームにも所属。
〈こだわりPOINT〉
フロントフォークが左だけの「レフティ」仕様やハンドルバーにLEDライトを内蔵するなど、独創的な意匠で人気の『バッドボーイ』を愛用。通勤用にバックミラーや泥よけを後付けした。
【ジテツウデータ】
● ジテツウ歴:1年
● 通勤距離:約9km(駒沢大学→六本木)
● 通勤時間:30分(電車を使うと40分)
● 愛車:キャノンデール『バッドボーイ』
【自転車通勤のメリット・デメリット】
[GOOD]
●忙しい生活の中でも運動することができる
●毎日に変化があって日常が楽しくなる
●程よい運動で心身がリフレッシュ
[BAD]
●雨が降った時はほかの手段になる
●交通事故に遭遇するリスクがある
●真夏は大量に汗をかくので難しい
取材・文/編集部
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