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65歳以上の1割以上に発症する扁平足、手術を受けるべき人の特徴は?

2021.09.25

扁平足の手術を受けるべき患者とは?

扁平足の患者が自分で評価した身体機能に関する報告が、手術により改善の見込める患者の特定に役立つ可能性があるとする研究結果を、米Hospital for Special Surgeryの足・足首外科医であるScott Ellis氏らが報告した。

研究の詳細は、「Foot and Ankle International」3月号に掲載され、米国整形外科学会(AAOS 2021、8月31日〜9月3日、オンライン開催)でも報告された。

足裏にあるアーチ状のくぼみ(土踏まず)は、加齢に伴う筋力の低下や、腱や靭帯のゆるみにより崩れ、地面と接するようになることがある。このような成人期に生じた扁平足では、重度の痛みが生じ、足首の動きが大幅に制限される可能性がある。

Ellis氏は、「いったん土踏まずの構造が崩壊し始めると、それが止まることはない。そうなると、靭帯がゆるみ続け、足裏が平らになり、痛みが増すおそれがある」と話す。

扁平足は、65歳以上の人の10%以上に発症し、また、男性よりも女性に多く、40歳以上の女性の少なくとも3%以上に生じるとされる。さらに、過体重も扁平足リスクを高めると考えられている。

軽度の扁平足であれば、ストレッチや理学療法、アーチを補助する装具の使用により、足の負担を軽減して悪化を防ぐことができる。

しかし、より重度の扁平足では、手術により足の形を整え、機能を回復させる必要がある。手術を行わない保存的治療によりアーチ崩壊の進行を止められる可能性もあるが、確かなことは分かっていない。

また、どの患者が手術によりベネフィットを得る可能性が高いのか、どの患者が保存的治療に向いているのかなどについても、共通の理解は得られていない。

そこでEllis氏らは、2016年2月から2018年4月の間に扁平足の手術を受け、かつ患者報告アウトカム測定情報システム(PROMIS)のデータが利用可能な71人(扁平足は全部で75足)を平均27カ月間追跡。

手術により扁平足の改善を見込める患者をPROMISでのスコアを基に予測できるか否かを検討した。PROMISは、患者自身が身体的、精神的、および社会的ウェルビーイングについて評価・報告するためのツールを提供するシステムである。

その結果、手術から2年後に臨床的に重要な改善が認められたのは、手術前にPROMISの身体機能ドメインのスコアが最も低い、つまり身体機能障害が最も重度だった患者であることが明らかになった。

臨床的に意義のある改善が認められた患者の割合は、PROMISの身体機能ドメインのスコアが45.7点以上の患者で14.3%だったのに対して、40.8点未満の患者では97.7%に上った。

Ellis氏らは、今回の研究で得た知見に基づくことで、外科医は扁平足に対する手術成功の見込みについて、患者に客観的に説明できるようになるだろうとの見方を示している。

またEllis氏は、「手術前のPROMISでの評価に基づいて、外科医は患者と共に、その場で手術実施について決めることができるだろう。また、その評価結果は、患者が今後、長期にわたって自身の回復経過を追い、目指すところを見失わないようにするための拠り所のようなものになるかもしれない」と話している。(HealthDay News 2021年9月7日)

Copyright © 2021 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/1071100720963077

 

構成/DIME編集部

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