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6mmの極薄財布、おしゃれな首掛け、ミニマルを追求するキャッシュレス時代のスゴい財布3選

2021.09.25

財布は毎日、肌身離さず持ち歩くもの。持ち物の中で最も愛着のある存在ではないだろうか。けれど、自分の財布は太っていてカッコ悪い、外見がボロボロでそろそろ替え時、もっと小さいと便利なのにな…など、ちょっとした不満を抱えているかもしれない。

そこで今回は、自分のモノにすることで愛着がわき、キャッシュレス時代に即してスマートに生活できそうな、便利かつ職人技のきいたすごい財布を3つ紹介する。

1.厚さ6ミリの薄型財布「Tenuis3 Leather TL」

「Tenuis3 Leather TL」11,800円(税込)

●どんなところがすごい?

一つ目は、厚さがなんと6mmしかない薄型財布だ。それは「SOLAHANPU(ソラハンプ)」というブランドの「Tenuis3 Leather TL(テニュイス レザー ティーエル)」。現在、クラウドファンディングサイト「TANZAKU」で2021年9月13日からプロジェクトが行われている。2021年4月-6月に「Machi-ya」でクラウドファンディングが行われていたが、反響が多かったことから今回、延長キャンペーンに至った。

「Tenuis3 Leather TL」は、同ブランドの「Tenuis3」の進化版で、「Tenuis3」は6mmという驚異の薄さを実現した財布だったが、「Tenuis3 Leather TL」はその薄さを継承しながら、帆布素材が牛革素材に変更になり、カードや鍵が収納できる「隠しポケット2.0」が追加された。

「収納性の高さ」を、薄さと同時に実現しているのもすごいポイント。カード8枚+紙幣10枚+10円玉18枚入れても、12mmの厚さだという。

表面革は業界最薄クラスで、強度が保てるギリギリの薄さである0.8ミリ。徹底的に無駄が省かれた「ツインカードポケット」にはカードが全部で8枚収まるが、薄さはキープする。

色は9色展開で、使い込むうちに色合いや素材感の経年変化も楽しめる。

●どんなブランド?

SOLAHANPUは、十数年の海外旅行経験を活かし、帆布製品職人の技で、帆布製品の設計・製作をしているブランドだ。元祖の薄型財布「Tenuis(テニュイス)」が完成したのは2016年2月。同年11月には改良版の「Tenuis2」を発表し、2019年には「Tenuis3」を発表した。そこには、不必要なものを省く「ミニマリズム」の精神のほか、合理性や実用性を重視する意向がある。

●開発背景

なぜ薄型にこだわるのか。SOLAHANPUの担当者は、開発のきっかけについて次のように話す。

「SOLAHANPU代表が初めて海外旅行に行った頃のこと。日本でも定住場所はなかったため、荷物をまとめて管理したり、盗難・紛失防止に努めていました。特に海外渡航時はパスポート管理や携帯性の面から必要な物をまとめて持ち歩ける財布は必須。たまたま旅行用でパスポートが入り普段使いもできる市販の財布を購入して使用したところ、使い勝手が良く「やはりこういう財布ならば効率よい管理ができる」と改めて認識しました。

また、海外滞在時は、想定外の状況が突然起こります。急いで小走り、即荷物をまとめて別の場所へ移動、うまく交通手段を確保できず徒歩で多めの距離を歩くことになってしまった、自然の多いところで険しい道のりを行かなければならない等。ですので荷物や財布を常にコンパクトにまとめておき、高い機動性を保持するのは、やはり大事だと思います。

その旅行用財布の素材や作りは廉価で、使用耐性年数はいまいちだったため、その頃から自分なりにこんな財布あったらいいなと考え始めました。それを旅行時だけでなく、日常でも使える薄い、コンパクトな財布にしようと思い、それから相当の年数を経て、今に至ります」

また、SOLAHANPUによると近年、薄型設計の財布はよく見かけるようになったが、「財布自体は薄いものの、お札や硬貨、カードを入れると厚くなってしまう財布」を問題視していたという。財布自体の薄さはもちろん大事ではあるが「ものを入れても薄さを保てること」も同じくらい大事なことだと考えているという。

海外渡航経験と既存の財布のリアルな使用体験から生み出された財布。旅行時だけでなく、日常的に常に移動しながら生活する人全般にとって注目といえそうだ。

2.首からかける財布!「crafsto」のネックウォレット2つ

●どんなところがすごい?

続いては、「crafsto(クラフスト)」というブランドの、ブライドルレザーという上質なレザーを用いたネックウォレット2種。縦型、横型それぞれが2021年8月31日に発売された。

「ブライドルレザーウォレットバッグ」56,100円(税込)

縦型の「ブライドルレザーウォレットバッグ」は、財布の機能と、スマホや鍵などが入れられるバッグの両方の機能を持つところが、すごいポイント。財布とバッグの中間的な存在だ。ショルダーストラップを首からかければ、身の回りの必需品だけを持って気軽に出かけられる。

本製品は、「本体ポーチ」「コインケース」「鍵などを掛けられるフック金具」の3つに分かれており、それぞれショルダーストラップから外して単独で持つこともできるので、その日の用途によってカスタマイズできるのも、すごいポイントだ。

「ブライドルレザーネックウォレット」49,940円(税込)

横型の「ブライドルレザーネックウォレット」は、小さい財布にネックストラップを付けたもので、首からかければ便利に持ち運べる。

すごいのは、小さいながらも収納力がある点。必要最低限の収納スペースを確保し、内側にはコインも収納可能なファスナーポケットも設置。お札入れ、コインポケット、6つのカードホルダーがあり、カードホルダーとコインポケットの裏側には、合計4箇所のフリーポケットも隠れている。ストラップを取り外せば、普通の小型財布としても使える。

●どんなブランド?

「crafsto(クラフスト)」は、欧州メゾンブランドの修理経験豊富な職人が製作をする、D2Cレザーブランド。長く愛着を持てる上質な素材を厳選し、どの世代にも長年愛され続けるタイムレスなプロダクトを提供するのがコンセプトだ。伝統を守りつつも、常に時代に寄り添った企画と提案をするのが得意という。

●開発背景

この2種類のアイテムも、同ブランドの理念の一つ“伝統を守りつつも、常に時代に寄り添った”に合致する。

ブランド担当者によると、現在、キャッシュレス決済が主流となりつつある時代性を考慮したという。ユーザーのライフスタイルに合わせて、機能面でも満足できるように、2種類の形を製作した。

そしてその現代性と共存しているのが、伝統的な高級革。ブライドルレザーとは、伝統と歴史を重んじる英国に端を発するもので、厳密には馬具に使用する革全般の総称を指す。堅牢なのはもちろん、高貴な象徴でもある馬を装飾するために使用されていた革であったことから、高級革を代表するレザーとして知られるようになったという。

本製品には、イギリス・バーミンガム近郊の老舗タンナーが手がける、伝統的な製法で時間をかけて仕上げられたブライドルレザーを採用しているそうだ。

どちらのアイテムも、予約が入ってから制作する、受注生産。魅了されて注文するところから、特別な体験が楽しめる。

3.Lファスナー財布のファスナーをなくして7ミリの極薄とコンパクトさを実現!「dritto L」

plows「dritto L」各9,405円(税込)(現在の購入価格)

●どんなところがすごい?

最後は、株式会社プラウズが手がけるLファスナータイプの財布「dritto L(ドリット エル)」だ。2021年8月31日からクラウドファンディングサイト「Makuake」でプロジェクトがスタート。2021年10月30日まで先行予約販売を受付中だ。

すごい点は、その薄さとコンパクトさを両立している点

従来のLファスナータイプの財布では実現できなかった7mmという極薄を、ファスナーをなくすことで実現。カードを5枚入れても9mmという。

また、「幅92mm×高さ98mm」というコンパクトな中に、紙幣10枚・コイン15枚・カード5枚を収納可能。収納性も優れている。

そしてこの財布には、表と裏にふた(フラップ)がある。内部パーツの独自構造により、お札については、どちら側のふたからも取り出すことができる。

素材は牛革で、カラーは全7色から選べる。

●どんなブランド?

plowsは、デザイナー菊地信吾氏が代表を務める株式会社プラウズが手がけるブランド。菊地氏はもともと婦人靴の企画やオーダー整形靴を制作する技術者だった。靴を使う人のことを真摯に考え制作するスタイルを確立し、現在も靴の制作に裏付けられたしっかりとした技術で制作活動を行っている。

●開発背景

「dritto L」の開発背景について、菊地氏は次のように話す。

「弊社の商品はターゲットを絞った商品開発をしています。こういう財布が欲しかった。そう言ってもらえるような物作りをしていきたいと思っています。今回は、薄くて小さい財布が欲しいという方をターゲットにしました」

キャッシュレス化が急速に進む中、多くのメーカーが薄くて小さい財布を販売するものの、コストを抑えるために抜型で抜いただけの物が多く、スーツスタイルやお洒落なカフェなどでは、表に出しにくいものが少なくなかった。「dritto L」は、そうしたシーンでも使えるよう、シンプルなデザイン性だけでなく薄さにもこだわったという。

「Lファスナー財布はシンプルな作りのため、完成されていて、構造を変えるには難易度が高い商品でした。その構造を、ファスナーをなくすことで再構築し、もっと使いやすくできないかと考えたのが開発のきっかけです。

Lファスナー財布は少し前まではコンパクトな財布の代名詞でした。薄くてコンパクト。サブの財布にも最適です。ジャケットの内ポケットに入れても表に響かない、パンツの後ろポケットに入れても厚みが出ない。携帯電話と同じくらいの厚みの財布でしたらポケットに入れてもかさばらず、荷物をコンパクトにすることが可能です。Lファスナー財布でも薄くはあるのですが、より薄さを求めるにはファスナーが問題でした。そのファスナーを取り除くことで、完成されたデザインのLファスナー財布を超えることができました。

互い違いにフラップを付けることにより新しい使用感となり、ふたを開けて一秒で現金、カードにアクセス可能という、薄さと使い易さを兼ねそろえた財布ができました」

どれも職人技と感性のきいたすごい財布。共通しているのは、そのコンパクトさ。日々の生活に欠かせない財布だからこそ、キャッシュレス時代にマッチしており、使いやすく、こだわりのある優れたモノを選びたいものだ。

【参考】
SOLAHANPU「Tenuis3-Leather-TL」
crafsto「ネックウォレット/ウォレットバッグ」
PLOWS「dritto L」

取材・文/石原亜香利

他にもまだある!キャッシュレス時代の財布はこれで十分!デザインと機能を両立したミニ財布4選

@DIMEからキャッシュレス派におすすめのミニ財布を厳選して紹介します。

超ミニサイズでコインが自然と立つ!上質な一枚革仕立てで使いやすいRENDOのコインケース

加速度的に浸透したスマート決済。とはいえ、手元に現金がないと不安という人は多い。そこでDIME編集部は革靴を中心に展開する国内ブランドと初コラボ。熟練職人の技をふんだんに盛り込み、キャッシュレス派にもマッチする上品な総牛革製ミニパースを開発した。

【参考】https://dime.jp/genre/1104469/

底部を押すと収納したカードがせり上がるCrampのおしゃれミニ財布「ラバータッチレザー・スリムコンパクトウォレット」

これまで様々な機能は財布を開発してきた担当編集が思わず膝を打った。そんな驚きの機能を備えたDIMEオリジナルのミニ財布が完成した。従来品との違いは、カードを素早く取り出せる独自構造にある。本体底部にあるのせ革を指で押すと、何と収納したカードがせり上がるのだ。片縫い仕上げの札入れは二つ折りの紙幣を簡単に出し入れでき、小銭入れはボックスタイプなので指がラクに入る。お金やカードが取り出しにくいというミニ財布の欠点を鮮やかに払拭した。

【参考】https://dime.jp/genre/1050749/

厚さはたった約15mm!名刺入れサイズに必要最低限の紙幣、硬化、カードが入る超極小財布「ポケウォレ」

数あるミニマム財布の中でも『ポケウォレ』は究極。厚さはたった約15mm。名刺入れと同等サイズのボディーに、必要最低限の紙幣、硬貨、カードを収納できる。さらに本品は、札入れ部にこだわりあり。紙幣を簡単に収納できるよう内装部を片縫いで仕上げることで、ミニマム財布特有の窮屈さを払拭。フラップを開けて本体サイドから差し込むだけで、二つ折りの紙幣を簡単に収納できるのだ。

【参考】https://dime.jp/genre/955732/

お札、カード、硬貨がきれいに収まる!機能的でおしゃれなデザインがクールなNeuinteresseの超ミニ財布

ミニ財布の魅力は、紙幣、硬貨、カードを手のひらサイズのボディーに集約できること。携帯に優れる反面、取り出しにくいという欠点があった。この問題を解決すべくDIME編集部が導き出した解決策が片縫い仕上げだ。これにより、カード収納部とコインポケットの中間層にある、マチなしの札室の片側面を開放。札室のサイドが大きく開くため、紙幣をラクに出し入れできるのだ。

【参考】https://dime.jp/genre/1027516/

構成/DIME編集部

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