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いつの間にか元金が倍に!?覚えておきたい安易なリボ払いに潜むリスク

2021.09.21

今ほしいものを毎月定額支払で買うことができるリボ払い。ただ、表面上少額の支払いで済むが、それにかかる支払利息は高額で、返済もなかなかできない注意したい支払方法だ。

リボ払いとは?

クレジットカードは、手持ちの現金がなくても加盟店で信用により支払うことができる。

その毎月の支払い上限は利用者の収入に応じて決められている。

手元に現金がなくても支払いができることから現金を持ち歩かなくて済む一方で、実際に支払が行えるか関係なく支払うことができてしまうため、計画的な利用が必要だ。

それでも利用してしまった場合や今資金はないがどうしてもほしいと思うモノがあったときに、一括払い以外の支払方法を行うことで、先の収入を見越して支払うことができる。

その支払方法には、ボーナス払い、2回払い、分割払い、リボルビング払いがある。

または、どうしても現金がほしい場合には、キャッシングといって銀行に預金がなくても、ATMから現金をおろすことができる。

ボーナス払いと2回払いには手数料がかからないことが多いが、3回以上の分割払いとリボルビング払い(以下リボ払いという)に、キャッシングには手数料がかかる。

分割払いは、その名の通り支払金額を分割して支払う。例えば、20万円のものを5回分割払いで支払うと、翌月から4万円ずつ支払い、その4万円にプラス残債の支払利息を合わせて支払う。

キャッシングは、カードの信用を使った借入れだ。急に現金が必要となったときに、現金を引き出し借入れする。借りている間その日数分金利がかかる。例えば年利15%で1週間借りた場合には借入金に対して実質0.29%(15%×7日間÷365日)の利息がかかり、10万円キャッシングしたのであれば、支払利息290円と合せて10万円を返済する。1週間で返せず1ヶ月となった場合には支払利息は1,230円となり、返済できないほどその支払利息は増えていく。

リボ払いは、毎月一定金額の返済とあらかじめ設定して、返済がある限り毎月一定金額を支払っていく方法だ。例えば、30万円のものを買い、毎月2万円のリボ払い設定をしておけば、翌月30万円支払う必要はなく、2万円の支払いをすれば良い。翌月2万円支払ったとしても残り28万円が免除されるわけではないため、その残債がなくなるまでリボ払いが続く。例えば、年利15%なら1年5ヶ月この30万円の買物にかかるリボ払いが続く。支払利息は元金が大きいほど大きくなるのは当然であるが、返済期間も長いほど支払利息は高く

リボ払いの金利水準

今の日本は低金利だ。住宅ローンの変動金利は0.5%を下回る水準、自動車ローンは1.5~3%となっているが、クレジットカードの分割払い、リボ払い、キャッシングには10~20%の金利がかかる。

この金利水準がどれだけ高いのか示すのが、「72の法則」だ。元金が2倍になるのに必要な年数を示し、72÷金利で計算すると元金が何年で倍になるのか分かるが、15%の金利は5年弱で倍になってしまうほどの高い金利だ。

50万円の借入を行った場合に、金利1%、金利15%の場合で比較してみよう。

毎月約1万円ずつ返済していくとする(金利1%毎月10,630円、金利15%毎月10,573円)。

まず、支払利息で大きな違いがでる。金利1%なら借入金50万円であれば支払利息は10,253円で済むが、金利15%なら借入金50万円に対して支払利息だけで261,185円も支払うことになり、総合計約76万円も支払うこととなり、借入金が1.52倍にまで膨れ上がったことになる。また、支払利息26万円もあれば本当であれば利息の支払ではなく、かなり大きな買物ができそうだ。

また、金利1%では毎月約1万円の支払では4年で完済できるが、金利15%では4年後には未だ21万円もの残債が残り、6年たってやっと完済できることになる。

リボ払いの危険性

リボ払いは、クレジットカード発行時自動で設定することができる。この設定を行っていると支払い時に「一括決済で」といって支払っても、自動でリボ払いとなり一定額の支払です済む。

カードを使いすぎてしまったとしても毎月一定金額で支払いは安定し、負担が重くなくなる。一括払いであったら、50万円支払えばもちろん翌月50万円の支払請求が来ることになるので、定額の2万円のリボ払いであればいきなり50万円を支払うことにはならない。

しかしながら、2万円の支払で50万円の請求が当然なくなるわけではなく、毎月2万円しか残債から減っていかないのでなかなか減っていかない。さらに、リボ払いの金利は15%程度と非常に高い金利となり、減っていかない残債に対して否応なく金利がかかっていき、支払利息が追加されさらに中々減っていかない。

また、残債に対して金利がかかるのだから、当然最初の残債が多いうちは支払利息は大きくなり、毎月定額の内のほとんどが支払利息が占めることになる。

リボ払いにしたら、できるだけ先にまとめて支払うなど残債を積極的に減らしていく必要がある。そうでないと、常にリボ払いの残債がつきまとうことになり、毎月定額だからとさらに買物をして残債を増やしてしまうのは論外だ。

まず、その前にリボ払いを行う前に、15%の支払金利を払ってでもどうしても今ほしいもの、必要なものなのかよく考えよう。また、必要であったとしても、後で本当に支払えるのか計画が立つかどうかも確かめる必要がある。計画が立たない場合は最悪多重債務となり、自己破産となってしまうケースもある。

もし、収入が減ってどうしてもリボ払いやキャッシングに頼る前に、地方自治体の借入、給付制度などが利用できる場合もあるためまず相談してほしい。

また、買物依存やギャンブル依存症など自分ではコントロールが難しい、家族でもそういった症状が見られるということがあれば、消費者ホットライン「188」、消費生活センター、多重債務者向け相談窓口、クレジットカウセリング協会などに相談、または医療機関で適切な治療を行うことが大切だ。

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文/大堀貴子
フリーライターとしてマネージャンルの記事を得意とする。おおほりFP事務所代表、CFP認定者、第Ⅰ種証券外務員。

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