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授業料無償化でどう変わる?おさえておきたい私立高校と公立高校の学費、学校外活動費の差

2021.09.19

受験シーズンともなると、子どもを私立高校と公立高校のどちらに進学させようか、学費の面で迷う人も多いのではないでしょうか。

一般的には、公立高校の方が学費の面では安く、私立高校の方が高いというイメージを持っている人が多いと思いますが、公立と私立の高校ではどれだけの学費の差があるのか実際に比較してみましょう。

 公立高校と私立高校の学費の差

まず、公立高校と私立高校の学費を比較してみましょう。

 公立高校にかかる学費

文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」によると、公立高校の学費の平均は45万7380円です。

【公立高校の学費の内訳】
・学校教育費 28万487円
・学校外活動費 17万6893円

公立高校であっても、教科書代や修学旅行代、通学のための交通費、学校外の活動として塾や習い事の費用などがかかるため、決して安いといえる金額ではありません。

単純に3倍して考えると、公立高校の3年間でかかる学費は、137万2140円となります。

私立高校にかかる学費

同調査によると、私立高校の学費の平均は96万9911円です。

【私立高校の学費の内訳】
・学校教育費 71万9051円
・学校外活動費 25万860円

私立高校では、公立高校より多少の学校外活動費がかかりますが、ほとんどの費用が「授業料」や「学校納付金」などの学校教育費となります。

こちらも単純に3倍して考えると、私立高校の3年間でかかる学費は、290万9733円となります。

引用元:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」

高校の授業料無償化とは?

高校の学費の経済的負担を軽減する制度として、「高校の授業料無償化」とも呼ばれる「高等学校等就学支援金制度」があります。

世帯年収や扶養人数などの条件を満たしていれば、公立高校の場合は年額11万8800円、国公立の高等専門学校の場合は23万4600円、私立高校(全日制)の場合は39万6000円、私立高校(通信制)の場合は29万7000円までの支援金が支給されます。

【高等学校等就学支援金制度】
・公立高校 11万8800円
・国公立の高等専門学校 23万4600円
・私立高校(全日制) 39万6000円
・私立高校(通信制) 29万7000円

都道府県の支援制度もあり、東京都では「私立高等学校等授業料軽減助成金事業」をあわせ、所得などの要件によって私立高校の場合は最大46万7000円まで助成されます。

引用元:文部科学省
引用元:東京都私学財団「私立高等学校等授業料軽減助成金事業」

どこまでかける?習い事や塾などの学校外活動費

上記の文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」の平均には、塾や習い事などの学校外活動費が含まれています。

実際の学費は、授業料などの学校教育費以外の学校外活動費にどれだけかけるかによって費用に大きな差が出ます。

同調査の学校外活動費をみると、公立・私立高校ともに、ダントツで「補助学習費」に費用がかかっています。

【公立高校の学校外活動費】
・補助学習費14万8000円
・その他の学校外活動費 約2万9000円

【私立高校の学校外活動費】
・補助学習費19万4000円
・その他の学校外活動費 約5万7000円

※文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」より筆者が編集

補助学習費とは、参考書や問題集などの図書費や学習塾など、学校の学習の補助にかかる費用です。

たとえば、今回の平均では、公立高校の補助学習費は14万8000円になっていますが、予備校などに通えば、人によっては平均を大きく上回り年間100万円近い補助学習費が必要になることも想定されます。反対に、予備校などには通わず、比較的安価な通信教育などを活用する場合は平均以下ということもあり得ます。

このように、高校生の学費の中でもとくに補助学習費は、大学進学を希望するのか、希望するなら文系なのか理系なのか、難関大学なのか、通学制の塾にするのか、通信教育を活用するのかなどにより、人によって大きく変動します。

場合によっては「塾に通わなくても補習授業が充実している私立高校の方が公立高校より費用がかからなかった」ということも想定できます。

高校の費用が心配な人は、進学する高校の学習面での面倒見の良さなども調べておくとよいでしょう。

 公立高校と私立高校どっちが得?

公立高校の3年間でかかる学費が137万2140円、私立高校の3年間でかかる学費が290万9733円と考えると、私立高校の方が2倍以上の費用がかかります。

しかし、支援金などの対象となるかどうか、補助学習費などの学校外活動費にどれくらいの費用をかけるのかによっては、私立高校の方が公立高校より費用の面で負担が少ない場合もありますし、一概にどちらが得とはいえません。

実際に進学を希望する高校の実情をよく調べて、比較検討していきましょう。

なお、大学進学を希望するのであれば、高校よりもさらに学費がかかることが想定されます。

日頃からどのような進路を希望しているのか親子で話し合い、できるだけ早い段階で資金の準備を始められるよう計画しておきましょう。

文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖(講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他 

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