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テスラが開発する人型ロボット「Tesla Bot」と電気自動車の意外な関係

2021.09.19

https://www.youtube.com/watch?v=j0z4FweCy4M

米テスラはAI(人工知能)関連のイベント「AI Day」にて、ヒューマノイド(人形)ロボット「Tesla Bot」の開発を発表した。電気自動車メーカーの同社とロボットとはあまり結びつかないようにも思えるが、実は両者の技術には意外な共通点がある。

単純作業用のロボット

https://www.youtube.com/watch?v=j0z4FweCy4M

テスラによれば、Tesla Botは次世代のオートメーション(自動化)を実現するために開発されるのだという。これには危険な作業や反復的な作業、それに退屈な作業が含まれる。また、ロボットの頭脳としてはAI(人工知能)が用いられることになる。

ロボットのスペックは身長約170センチで体重約57キロと、成人とほぼ同じサイズとなっている。歩行速度は最大時速約8kmと小走り程度で、約68キロのものを持ち上げたり、約20キロのものを運んだりできる。

頭の部分にはディスプレイが搭載されており、情報を表示したり、あるいは顔を表示することもできる。テスラによれば、Tesla Botは来年のいずれかの時期に試作機が用意されるとのこと。しかし同社のスケジュールには遅延がつきものとなっており、ロボットの開発には数年かかる可能性もある。

AI先進企業のテスラ

https://www.tesla.com/AI

ロボットのTesla Botとテスラの電気自動車を結びつけるキーワードは「AI」だ。テスラの電気自動車には自動での車線変更やステアリング、駐車/呼び出し機能を実現する「オートパイロット」と、段階的なアップデートにより将来は完全な自動運転の実現を目指す運転支援機能「フルセルフドライビング(FSD)」が搭載されている。

テスラの電気自動車には数多くのカメラやセンサーが搭載されており、これらのデータを「テスラビジョン」内部にてディープニューラルネットワーク処理をすることで、オートパイロットやFSDは実現している。つまり、車両のコンピューターが自分の周囲を「見て」、自分で判断しての運転がすでに可能なのだ。

そしてこのAI技術は、Tesla Botでも多いに役立つ。同ロボットは自分で周囲の状況を判断し、自律的に稼働する予定だが、このプロセスはまさにテスラの電気自動車と一緒なのだ。実際ににTesla Botには、オートパイロット用のカメラとFSD用のコンピューターが搭載されることも明言されている。

Tesla Botに課された使命とは

https://www.space.com/spacex-launch-astronauts-mars-2024

Tesla Botの使用目的は面倒な作業を人に取って代わることだと発表会ではぼかされていたが、テスラを率いるイーロン・マスク氏には大きな野望がある。それは、火星を開拓し人が住めるコロニーを建築することだ。

マスク氏の宇宙開発企業「スペースX」は、火星開拓も可能な巨大宇宙船「スターシップ」とそのブースター「スーパーヘビー」の開発を急いでいる。そしてこの宇宙船により火星に100万人を運ぶ計画だが、そのミッションが極めて危険なことはマスク氏も認めている。そこで今回のTesla Botを火星開拓に利用すれば、多くの人命が救われるはずだ。

マスク氏の語る未来は初めはとても信じられないことが多いが、同氏はそんな困難なミッションをいくつも実現させてきた。街のあちこちでテスラの電気自動車を見かけるようになったのと同じく、近い将来はテスラのロボットが当たり前に社会に溶け込んでいるのかもしれない。

文/塚本直樹

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