
行政手続きの認印99%廃止など、脱ハンコ文化の流れが加速している。企業でもリモートワークの普及で「捺印のために出社」する不効率さが浮き彫りになり、稟議書などは捺印なしですます動きが起きているのはご存知だろう。
一方、法的な効力では印鑑よりも強いサインが見直されている。本人認証の必要性自体が、この世から消えたわけではないからだ。よく考えれば、カード決済時などサインをする機会は意外とあるし、今後はさらに増えるかもしれない。
15種のサインが格安で
「どうせサインを書くなら、有名人のサインのようにカッコいいものにしたい」という、将来高まりそうなニーズを先取りしたのが、(株)グリーン大森の「15のサイン」だ。その道のプロが作った、あなただけのサインを15種類提供するという太っ腹の商品企画で、「アタラシイものや体験の応援購入サービス」のMakuakeにて展開中。
そもそも、サインをデザインするプロがいるとは知らなかったが、それを1つ作るのに1万円以上はかかるものだという。それが、この企画では15種まとめての正規価格が19,800円。Makuakeではさらに数十%台のオフ価格になっていて、超お買い得になっている。
どんなサインが仕上がるか。例えば「今井秀太」だと以下のとおり。
筆者(鈴木拓也)は、これを見てサイン萌えしてしまい、3つ作ってもらった。
どれも惚れ惚れするカッコよさ。書き方を覚えるのに苦労しそうだが、MP4動画による書き順解説と、なぞり書き練習シート(PDF)もセットでついてくるので安心だ。
1つめのサインの書き順動画
画数が多くても問題なし
少し気になったのは、画数の多い姓名だとデザイン上の制約があるのだろうか、という点。それを確かめるべく、本誌の石崎寛明デスク(副編集長)のサインもデザインしていただいた。
画数が多くても、きれいにまとまっている。さすがプロの手腕。
注意したいのは、Makuakeにおいては、カタカナと記号はデザインの対象外となっていることだ。つまり、漢字・ローマ字の氏名限定。ただし、今後の正式サービス開始時にカタカナ・記号も対応する予定だという。
「15のサイン」は、9月上旬時点で1500万円を超える予約注文が入っており、ただいま英語(ローマ字)サイン3種類込みのストレッチゴールを実施中。自分だけのサインが欲しい人は、この機会を逃さないようにしよう。
編集部注:記事掲載時には、記載のリターンが売り切れてしまっている場合があります。クラウドファンディングには立案会社の問題でプロジェクトが頓挫する可能性や支援金が戻らなくなるリスクも稀にあります。出資に当たっては、お客様ご自身でご判断いただきますようお願い致します。
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)