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子育ての悩みは〝絵本の読み聞かせ〟によって解決できる!?

2021.09.20

我が家のリビングルームには約2000冊の絵本があります。私の日課は15年以上、朝起きて、ふと目があった絵本を手に取り読むことです。不思議なことに、絵本から気づきやエールをもらえるのです。

そして、子育て中は、何か辛い事があったとき、困ったことが起こったときも、絵本が解決をしてくれました。子育てのお悩みで多く寄せられる事例についてお伝えしたいと思います。

悩み1:共働きで帰宅後、子どもと接する時間が少ない

私自身、シングルマザーでフルタイム勤務、さらに通勤時間は往復3時間。平日は子どもと向き合う時間は30分くらいしかありませんでした。そんな中でも1日5冊~10冊の絵本読み聞かせをすることで、親子の絆を強くすることができました。

読み聞かせを習慣にするには、ママが疲れないことも重要です。まとまった時間に集中して読み聞かせるのではなく、例えば、幼稚園や学校に行く前に1冊、おふろの前に1冊、食後に1冊など、隙間時間を利用してください。また、日中にしっかり読み聞かせをしていれば、夜寝る前に、時間が無かったり、寝落ちしてしまって読めなくても、罪悪感を感じる必要はありません。

そして、隙間時間の読み聞かせの恩恵として、我が家の息子たちは、高校生になっても、部活や学校の隙間時間を上手に利用して、読書をする習慣が身についています。

悩み2:下の子に手がかかり、上の子に手をかけられない

読み聞かせの順番は、上の子の選んだ絵本を先に読み聞かせするようにしてください。親は日頃から下の子に手がかかるため、何かと上の子は我慢することが多くなっています。絵本の読み聞かせに限らず、上の子を優先することを心がけることで、上の子は満たされて、下の子に優しくできるようになります。

例えば、下の子がぐずっているときに。「先に読んで上げていいよ」と自然に譲ってあげるなど。下の子も、お兄ちゃん、お姉ちゃんのことが大好きになり、きょうだいが仲良くなります。また、1人ずつ絵本を読む時間をたまに作ってあげてください。ママと二人だけの絵本タイムは、きょうだいのいる子どもにとって至福の時間になります。

悩み3:イヤイヤ期や登園しぶりで毎日ぐったり

当時3歳だったお子さんの登園しぶりやママのイライラが解決した事例をご紹介します。

幼稚園入園当初から登園渋りが激しかった息子。朝起きるなり「行かない!」と不機嫌な息子にイライラが止まらない日々。発達遅延のせいか、公園にもなかなか行きたがらず、一緒に家にいると余計にイライラしてしまい、地域の遊び場に行っても、お友達に手をあげるのでは?とさらにイライラしている日々でした。

そんな状況が1年以上も続き、息子が2歳下の妹に対して暴力的になり、顔をひっかいた時、とっさに息子に手をあげてしまい、その度に自己嫌悪になり、親子関係はどんどん悪化していきました。

こんなに一生懸命子育てをしているのに、どうして何もかも上手くいかないのだろう。こんなに息子を愛しているのに、どうしてこんなに辛いのだろう。なんとかこの状況から抜け出したいと思い、絵本講座に出逢いました。

絵本を読んであげるといいよ、と聞いて半信半疑でしたが、すがりつくように、絵本の読み聞かせを取り入れ始めました。絵本をゆっくり読まないという方法が息子にぴったりで、私にとっても1日、10冊あっという間に負担なく読むことができました。読み聞かせを始めて、息子がこんなに絵本が好きだったんだ!と初めてわかったのです。

3週間経った頃から、私自身がイライラを感じる時間が激減していることに気づきました。子どもを「ほめる」ことにも、慣れていないながらも実践しました。絵本から参考になる言葉をたくさん学び、日常の声かけに取り入れていきました。

絵本『うまれてきてくれてありがとう』(童心社)を読み、「生まれてきてくれてありがとう」という言葉を始めて子どもに言うことができました。それからは毎日の日課になっています。小学生になった今では、息子は個性を尊重できるようになったおかげで、子役としてテレビで活躍するようになりました。

悩み4:発達グレーゾーンで悩んでいる

絵本の読み聞かせは、発達障がいの子どもに良い効果をもたらします。重い障害を持って生まれてきた女の子が、母親が始めた絵本の読み聞かせによって、驚くような成長を遂げた記録『クシュラの奇跡』(のら書店)にも詳しく書かれています。私のもとにも、グレーゾーンで悩んでいたママたちから、絵本の読み聞かせで子どもの語彙が急に増え始めた。という嬉しい声をたくさん頂いています。

自閉症かもしれないと診断されていた、3歳のお子さんの事例をご紹介します。3つのポイント(1.自然なスピードで読む 2.声色を変えない 3.読んだあと子どもを褒める)で、1日10冊くらい読み聞かせをしました。しかし、最初は聞いてくれることはなく、ほとんど一人で音読している状態でしたが、それでも繰り返し読んでいたところ、1週間くらい経った頃から、興味をもってのぞきにくるようになりました。徐々に集中するようになり、3冊から6冊聞けるようになりました。ほめられると「すごい、すごい」と自分でも手をたたくようになり、語彙が急激に増え始めました。

読み聞かせを始めてから半年後に病院で検診を受けたところ、「断言はできませんがグレーゾーンではないと思います」と主治医から嬉しい言葉を頂いたそうです。

文/仲宗根 敦子

親と子のしあわせな未来をつくる、絵本の読み聞かせ方を指導する一般財団法人「絵本未来 創造機構」代表理事。大手航空会社に勤務中、長男が2歳、次男が0歳のときに、警察官だった夫が殉職。その後フルタイム勤務のシングルマザーとして、子どもたちに接することができる短い時間の中で育児に悩み、息子たちに絵本の読み聞かせを始めたところ、子どもの変化と自身の精神安定のために、いかに絵本が良いかを実感。その内容を体系化し、1人で講座をスタートさせ2017年に協会設立。絵本講座以外に文章講座、夢を叶える講座などを主催し、小・中・高校・大学や公立図書館、企業等での講演を行い、団体設立からわずか4年で、約4万人が講座を体験。また、日本全国はもちろん、海外では台湾・シンガポール・イギリス等で、同協会の認定講師、約700人が、絵本読み聞かせのプロフェッショナルとして活躍している。著書に、『子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方 選び方』(パイインターナショナル)がある。

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