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見せ方のコツは?プロが教えるYouTube動画の撮影・編集テクニック

2021.09.14

最近では、YouTubeに自ら出演し、YouTuberになることの敷居が下がってきた。あらゆるものがオンライン化する中、個人としてもビジネスにおいてもYouTube動画を公開することは有効だ。

そこで今回は、YouTube撮影が初めての人に向け、YouTube動画編集や運用のプロに撮影や編集テクニックを教えてもらった。

YouTube動画の撮影手順

人気のYouTube動画といえば、本人が出演して日頃のルーティンを紹介したり、何かの説明をしたりするもの。今回は、そうした初心者でも撮れるYouTube動画を制作すると仮定し、撮影手順からコツ、編集のポイントや注意点まで教えてもらう。

話を聞いたのは、YouTube撮影・編集・運用実績の多い株式会社GEKIRINの担当者。まずは撮影の流れについて聞いた。

【取材協力】
株式会社GEKIRIN
現在までに約300社以上のYouTube運用に携わる。累計5,000本突破の編集実績を元に多くの企業のYouTubeコンテンツを支援。「世界征服」の目標を掲げ、さらなる拡大を目指している。
https://gekirin.jp/

1.ターゲットとテーマ決め

「ターゲットと、動画を通して何を伝えたいかのテーマを決めます」

2.台本作成

「ターゲットの年齢、性別、趣味嗜好にあわせて、You Tube上で流行っている流れや編集のテイストなどの構成を取り入れて、台本を用意します。

台本はできるだけ細かく、現場のアドリブや感想がメインになってくる動画の場合でも、最低限の流れだけは押さえておきます」

3.撮影

「撮影慣れをしてない人は、普段、しゃべることができてもカメラの前ではしゃべることができないということがとても多いので、文字が大きめのカンペとカンペめくりを行う人をカメラ横に配置すると良いでしょう」

4.編集作業

「台本や構成がない状態で撮影をすると、編集がとても大変になります。準備8、編集2くらいの重要度です。YouTubeなどのWEB動画コンテンツは内容の濃さが重要なので、できるだけしゃべるときの間や口癖はカットして見やすい動画にします。

フルテロップでなくとも、最低限、重要な箇所にはポイントテロップ、画像やSE(効果音)を挿入し、視聴者が観ていて飽きないように装飾をしていきます」

5.最終チェック後、公開

「完成した動画に誤字脱字、誤解が生じるような表現がないかの最終チェックをし、問題がなければサムネイルとタイトル、概要欄を添えて動画を公開します」

YouTube動画の撮影中のコツ

いざ、撮影するとなるとうまくいかないことも出てくるだろう。そこで、YouTube動画を自分で撮影するときのコツを担当者に聞いた。

1.間違えたら1セクション前から再スタート

「撮影中、噛んでしまったり、言い間違いをしたりした際は一呼吸おいて、1セクション前から話し始めること。これだけで編集がかなり楽になります」

2.無理に台本通りしゃべろうとしないこと

「台本は覚えきれないものだと考えて、無理に台本通りにしゃべろうとしないのもポイントです。緊張からか、違和感のある動画の仕上がりになってしまいます」

3.表情、声量、リアクションは120%増し

「普段の120%増しの表情、声量、リアクションを意識すること。いつも通りで撮影した動画を後で見てみると、想像以上にこじんまりとしているように見えます」

4.身振り手振りをするときは注意

「身振り手振りをする際は、顔にかかっていないか、照明を妨げてないか注意しましょう」

5.ヘラヘラしない

「身内のノリや恥ずかしい気持ちを隠すために、ヘラヘラすることをやめましょう」

YouTube動画の撮影の注意点

YouTube動画を撮影するときには、どんなことに気をつければいいだろうか。初心者が陥りがちなことを踏まえた注意点を教えてもらった。

1.現場のノリで生まれた思いつきを実行しない

「現場のノリで、『こうすると面白いんじゃないか?』などといろんなことが思いつくことがありますが、それをすぐに実行しないほうが良いです。使えない動画素材になる可能性が高いためです。実行する場合は実行した撮影データと実行しなかった撮影データを2種用意するのをおすすめします」

2.俯瞰して見られる人を置く

「現場に、内容を俯瞰して見られる人間を置くと、再撮影を防ぐことができて工数が下がります」

3.見出しや画像を挿入するスペースを確保

「撮影中も、編集をイメージして、上部見出しを配置する場所や画像を挿入するスペースがなくならないよう注意すると良いです」

YouTube動画は、スマホさえあれば簡単に撮影、投稿できる。しかし最近では個人でもレベルが上がってきているため、よくクオリティを他動画と比べながら、企画段階から練って撮影していくのがポイントといえそうだ。ぜひトライしてみよう。

取材・文/石原亜香利

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