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いよいよ登場!新型「iPhone」はどうなる?

2021.09.14

■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議

スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回はまもなく発表と噂される「iPhone 13(仮)」について話し合っていきます。

※新型コロナウイルス感染拡大対策にインターネット会議を行っております

新型「iPhone 13(仮)」を大胆予想! 指紋認証/USB Type-C採用はやっぱり難しい?

房野氏:去年は10月でしたが、毎年9月に発表されるiPhoneの最新モデルですが、今年のモデルとウワサされる、新型「iPhone 13」は、みなさん、どのような製品になるとお考えでしょうか。

房野氏

石野氏:今年は事前にあまりリーク記事が出ていないですね。

石野氏

石川氏:例年に比べてリーク情報が少ないし、ケースに関する情報も出てこないことを考えると、デザイン的にはほぼ変わらない小粒な進化となるのかな。iPhoneは2年に1回程度の大幅進化が通例。大きく進化した翌年は、“S”を付記した、マイナーチェンジモデルとして登場するケースが多いです。昨年登場した「iPhone 12」シリーズは、初めて5Gに対応するなど、大幅な進化があったことを考えると、今回の新型「iPhone 13」では、そこまで大幅な変化はない可能性があります。

石川氏

石野氏:「iPhone 12」シリーズでは、筐体のデザインも大きく変わりましたからね。

法林氏:今回の新型iPhoneは、実質的に「iPhone 12s」みたいな存在になるんじゃないかと思っています。もうひとつは「iPhone 12 mini」が新型へ進化するのかも注目したいですね。「iPhone 12 mini」は終売といいながら、実はまだ売っていたりしますが、アップルは半導体不足が深刻だといっているので、iPhone 12 miniのモデルチェンジは厳しい状況になりそうです。

法林氏

石野氏:新型コロナウイルス感染拡大の影響もあってか、中国から流出する情報がほとんどない。例年であれば「iPhone 13」用のケースが、事前リークされている時期なんですけどね。

法林氏:石野君が毎年、IFA(ドイツ・ベルリンで開催される展示会)の最終レポートで伝える「次期iPhoneケースレビュー」が、今年はないもんね(笑)

石野氏:そうなんですよ。ケースのレビュー情報から新型iPhoneの形状を予測する、大事なライフワークができなくて、残念です(笑)

石川氏:ケースの情報が出てこないということは、形はあまり変わらないと考えられますよね。

法林氏:ここ1年ほどのライバルメーカーの上位モデルを見ていると、ディスプレイのリフレッシュレートを上げるとか色域が広がる、カメラが明るくなるといった程度の進化がほとんどで、デバイスとしての形はあまり変わらない印象がある。

石川氏:ミリ波対応やチップセットのAI部分の進化を頑張るとか、見た目の話ではないような気がします。グーグルの「Pixel 6」シリーズに搭載される「Google Tensor」と、アップルの「Aシリーズ」でどっちがすごいかっていう勝負になるのではないでしょうか。

Pixel 6

石野氏:そうですね。「iOS 15」では、AIに関連する機能が数多く出ています。次のiPhoneでしか使えない、特別な機能の登場に期待しましょう。

房野氏:ユーザーから要望が多い、指紋認証機能とUSB Type-Cの対応はありそうですか?

石野氏:指紋認証は搭載されないっていう噂ですね。

法林氏:電源ボタンに指紋センサーを内蔵すると、ケースに穴を開ける必要がある。もしかすると、新型iPhoneは現行のiPhone 12シリーズと外観が共通になるかもしれないので、そうなると、この線はなさそう。

一方、対抗策になるかもしれない画面内認証だけれど、搭載を諦めたというニュースが出ていた。Androidスマートフォンで画面内指紋認証を搭載するモデルがあるけれど、AQUOS R6のように、センサーの面積を大きくする方向も出てきた。これはクアルコムの技術なので、アップルが使えるかといわれると、微妙なんだよね。

石野氏:画面内指紋認証センサーが小さいままだと、使い勝手は悪い。それをアップルが採用するかといわれると、難しいですね。

石川氏:それから、アメリカ国内では、マスクをしていない人も多いですからね。どちらかというと、Apple Watchを使ってロックを解除するという方向性だと思います。

法林氏:Apple Watchの価格を下げる可能性のほうがあるよね。下手したら新型「iPhone 13」を買ったら「Apple Watch SE2(仮)」が1万円引きで購入できます……みたいな話のほうがリアルですね。

石野氏:Apple Watchのデザインが大きく変わるという噂はありますね。

石川氏:Apple Watchはまだまだ進化の余地があるので、面白さならそっちだと思います。

石野氏:将来的には血糖値やアルコール濃度が検知できるようになる、そんな噂も聞きます。見た目がずっと同じなので、そろそろデザインも変わるんじゃないかな。

房野氏:USB Type-Cは対応しないですか。

法林氏:EUではUSB Type-Cを義務化という話が出てるけど、iPhoneはこれまでの積み重ねがあるので、Lightningのままにしておいて、変換アダプタを同梱するくらいじゃないですか?

石川氏:Lightningがこれだけ普及していることを踏まえると、アップルがiPhoneでUSB Type-Cに対応するメリットはあまりない。「iPad Pro」の場合はPCへ近づけるために導入したけど、USB Type-Cといっても複数の規格があったりアダプターが違ったりするので、安全策としてLightningに落ち着くんじゃないかな。

石野氏:個人的には、Android、iPad Pro、iPhoneと複数台所有すると、iPhoneのためだけにLightningケーブルを持たないといけないので、USB Type-Cにしてほしいなとは思います。

房野氏:Galaxyから新しく折りたたみスマートフォンが発表されましたが、“折りたたみiPhone”はしばらくないのでしょうか。

法林氏:折りたたみのメカは、相当、難易度の高い技術だし、今回、Galaxyが防水まで対応したから、しばらくほかのメーカーは追いつけないんじゃないかな。

石川氏:Galaxyが相当売れたら、アップルも危機感を覚えるかもしれないけど、まだ様子見だと思います。アップルの場合はある程度数を売らないといけないので、折りたたみの採用には、ハードルが高いでしょう。

法林氏:GalaxyのFoldシリーズは、現行のスマートフォンにもう1枚スマートフォンを重ねたような形だからいいけど、Flipシリーズのような縦方向の折りたたみデザインの端末は、アンテナの設計がすごく難しい。フィーチャーフォンをやっていたメーカーじゃないと難しいかもしれない。

折りたたんだ状態でも、開いた状態でも、同じように電波をつかむ必要があって、そこまでの技術があるメーカーは、限られると思う。

Galaxy Z Fold3 5G

Galaxy Z Flip3 5G

石野氏:あと、縦折のスマートフォンはかっこいいけど、正直普通のスマートフォンを半分に折るメリットがあるかといわれると微妙(笑) そもそも、折らなくてもポケットに入るので、アップルは縦折は採用しないと思う。やるとしたら横折タイプで、iPad miniとiPhoneの融合みたいなモデルになると思いますよ。

家電量販店でのiPhoneの現行モデルが大幅値下げしている真意は?

石川氏:家電量販店で「iPhone SE(第2世代)」を10円とかで売っている店舗がありますよね。3万円近く割引されている上に、キャリア契約をしたら2万2千円割引も適用されて、実質価格は10円になる。キャリア契約をしていなくても2万円強の価格なので、なぜこんなに割引しているのか不思議ですね。

iPhone SE(第2世代)

法林氏:純粋に端末が売れていないからじゃない? コロナ禍の影響で、スマートフォンの購入予算があまりない人もいる中、高額製品を売りにくいけれど、例年通り入荷してしまっている店舗はあり、仕方なく割引している。あと、販売台数を稼ぎたいから、多めに割引きますといった感じかな。回線と紐づけて割引すると、総務省からにらまれるけれど、逆に紐づけなければいいだろっていう状態になっています。

石野氏:要はただの値引きですよね。新型「iPhone 13」シリーズが出るから、iPhone 12シリーズを在庫処分として値引くのはわかるけれど、なんで同じタイミングで、iPhone SEまで値引きしているのかは、よくわかりません。iPhone SEを一括で値引きするメリットって、あまりないと思うんですよね。

法林氏:やっぱり、販売台数を稼がないといけないんじゃないかな。日本法人が売り上げ台数を確保できていないのではないでしょうか。

石野氏:iPhone SEで販売台数を補うというイメージですか?

法林氏:かもしれない。iPhone SEがもっと売れると考えていたかもしれないし、iPhone 12 miniがもっと売れると思っていたのかもしれない。

房野氏:iPhone SEを値引くための原資は、どこですか?

石野氏:キャリア契約分の値引きは、キャリアからですね。

石川氏:家電量販店で行われている値引きには、2段階あります。まず、定価から3万円近く引かれて、これはおそらくアップルが出している。加えて、2万2千円の割引き分が、キャリアが出す。キャリア契約で買いたいのであれば、合計5万円程度の値引きがあり、実質10円になる。

房野氏:家電量販店にとって、10円でiPhone SEを販売するうま味ってあるのでしょうか?

法林氏:売り上げは立ちますよ。キャリアが値引きできるのは、2万2千円の上限があるから、残りの約3万円の値引き分は、誰が出しているかわかりません。ただし、アップルから家電量販店に、「在庫が多いから○○台売ってくれたら○○○○○円出します」といった話があって、そこから3万円程度の値引きって算出されている可能性はあると思います。

石野氏:アップルの場合、自社のApple Storeなどで売っている分はそんなに値引きしないけど、キャリア経由で売っているものを裏から値引きすることはあります。ただ、今回の値引き幅は大きいので、アップルの利益が飛んでしまう可能性もあります。

石川氏:Apple IDを使ってくれれば、アップルにいくらか入ってくる。そういう意味での販促と捉えられなくはないけど、それにしては額が大きすぎるんだよな。

法林氏:この前、中古スマートフォンのお店をのぞいたら、安売りの影響なのか、未使用のiPhone SEの箱が山積みで、びっくりしたよ。

......続く!

次回は、PayPayの手数料化について会議する予定です。ご期待ください。

法林岳之(ほうりん・ たかゆき)
Web媒体や雑誌などを中心に、スマートフォンや携帯電話、パソコンなど、デジタル関連製品のレビュー記事、ビギナー向けの解説記事などを執筆。解説書などの著書も多数。携帯業界のご意見番。

石川 温(いしかわ・つつむ)
日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、2003年に独立。国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップルなども取材。NHK Eテレ「趣味どきっ! はじめてのスマホ」で講師役で出演。メルマガ「スマホで業界新聞(月額540円)」を発行中。

石野純也(いしの・じゅんや)
慶應義塾大学卒業後、宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で活躍。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

房野麻子(ふさの・あさこ)
出版社にて携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年からフリーランスライターとして独立。携帯業界で数少ない女性ライターとして、女性目線のモバイル端末紹介を中心に、雑誌やWeb媒体で執筆活動を行う。

構成/中馬幹弘
文/佐藤文彦

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