
自宅にAED を備えれば、助かる命がある
心肺停止発生から1分経つたびに、救命率は7~10%ほど下がると言われている。自宅で心肺停止などの緊急事態が起きた際、まずは救急車を呼ぶことを思い浮かべるが、救急車の平均到着時間は約8.7分かかる。
救急車要請の通報後にバイスタンダー(その場に居合わせた人)にできることは、近くに助けを呼ぶことが最初のアクションとなる。119番通報の電話では、通信指令員が人工呼吸や心臓マッサージの仕方を教えてくれる。
しかし、AEDによる電気ショックがすぐに実施できるか、できないかは運命の分かれ目となる。もちろん、AEDがあれば、すべての人が助かるというわけではない。しかし、AEDがあることによって、蘇生の可能性が少しでも上がるということだ。
医師がここにいればと助かるのでは?と思うかもしれないが、AEDがない状況ではやれることは、一般の方と同じ。そういった突然の非日常に対応する術は、そのまさかに備えるしかない。
今回フィリップスは、アメリカで唯一、一般人が医師の処方箋なしで購入することを認められた初のAEDであるHS1(エイチエスワン)シリーズの家庭向け「ハートスタートHS1 Home」を、救急の日の9月9日(木)よりAmazon、ダイバーシティメディアにて予約販売を開始。
「ハートスタートHS1 Home」は、重さ1.5kgで持ち運びやすく、家庭内でも設置しやすいコンパクトなサイズで、赤色の外見はどこからでも見つけやすく視認性が高いスタイリッシュなAEDだ。
自動セルフテストや自動音声ガイダンス機能を兼ね備えており、緊急時に誰でも簡単に操作ができる使いやすさを追求している。
また、心臓への負担を考え、低エネルギー(150J)で除細動に必要な電流を流す技術を搭載。小学生以下の未就学のお子様にも対応しており、小児用のパッド(オプション)へ付け替えるだけで小児モードに自動で切り替わり、小児/成人モードの間違いを減らすことに貢献する。
トレーニング用のパッド(オプション)に付け替えれば、AEDを訓練機(トレーナー)としても使用できる。
構成/ino.