
一昔前まで、映像を視聴する自家用メディアといえば、テレビ一択だった。しかし今は、インターネット上の動画配信プラットフォームで様々コンテンツが閲覧できる時代だ。テレビとネット動画、この2つのメディアに対し、人々はどのように接しているのだろうか?また最近、話題になったテレビ番組とは。
そんな「テレビ」と「ネット動画」の視聴実態に関するアンケート調査がこのほど、株式会社クロス・マーケティングにより、全国20歳~69歳の男女を対象にして実施された。
テレビとインターネット動画配信に関する調査(2021年)
1日の視聴時間を聴取したところ、平日・休日ともに9割がテレビを見ているのに対し、インターネット動画配信は7割と、テレビを見ている人の方が多い。ただし、20代においてはほぼ同程度の割合となっている。<図1、図2>
年代別にみると、年代が高くなるほどテレビの視聴時間は長く、インターネット動画配信の視聴時間は短くなっている。
テレビについては、 「大きな事件が起きたときはテレビでニュースを確認する」が上位にあがり、速報性が求められている一方で、「CMが多い」「同じような話題を繰り返し放送している」といったネガティブな意見も出た。
インターネット動画配信については、「好きな時間に好きな番組を選んで見ることができる」「スマホやタブレットなどで、どこでも見ることができて便利」といったテレビにはない魅力がポジティブ意見として多くあがっている。<図3、4>
今年見た中で好きな番組としては、「オリンピック」が最多。「TOKYO MER」や「ハコヅメ」といった現在放送中のドラマがTOP10に5本ランクインしている<図5>
バラエティ番組では、「水曜日のダウンタウン」や「アメトーーク!」といった人気番組に加えて、この1、2年の間にレギュラー番組となった「有吉の壁」や「オモウマい店」もTOP10にランクインしている。
<調査概要>
調査手法 : インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 :2021年8月27日(金)~8月29日(日)
有効回答数 : 本調査1,100サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある。
出典元:株式会社クロス・マーケティング
http://www.cross-m.co.jp/
構成/こじへい