9月3日は睡眠の日！快眠に役立つドリンク3選

9月3日は「睡眠の日」。最近、睡眠の質が落ちたと感じていないだろうか。テレワークや巣ごもり生活で日中の活動が抑えられていることや、食生活が変わったことなど、さまざまな影響があるかもしれない。実際、アンケート調査結果でも、多くの人々が睡眠の質の低下を実感しているようだ。

そこで今回は、よく眠るための工夫の一つとして役立つドリンクを3つ紹介する。いずれも体験談と共に、寝落ちに役立つかを探ってみた。

コロナ禍で睡眠の質が落ちている？

ニチバン株式会社が2021年8月に「コロナ禍の睡眠不調」について20代から60代までの男女500名を対象に調査を実施したところ、新型コロナウイルス感染症の感染拡大より1年半が経過した現在、約3割の人で睡眠の質が下がり、日常生活にも影響を及ぼしていることが明らかとなった。

平均睡眠時間は6.5時間で、「6時間以上7時間未満（34％）」との回答が最も多い結果に。

●睡眠の質

睡眠の質については「少し質が下がった（23.6％）」「とても質が下がった（5.2％）」と合計28.8％睡眠の質が下がっている実態が分かる。

「コロナ禍が要因で眠れない・寝つきが浅くなったと感じますか？」という質問では、合計30.4％が感じていると回答し、コロナ禍の睡眠への影響を感じている人もいるようだった。

「コロナ禍で睡眠の質に悩んでいますか？」という質問に対し、27.6％が「はい」と回答し、その「はい」と答えた138名に具体的な悩みを聞いたところ、「熟睡できない」が（56.5％）、「夜寝付けない」が51.4％と上位になった。

さらに「睡眠の悩みの原因」を質問すると、上位3位は「ストレスや不安」（68.1％）、「運動不足」（52.2％）、「生活リズムの乱れ」（48.6％）という結果となった。

こうした結果から、コロナ禍は人々に精神的なストレスをもたらし、在宅勤務の増加や慢性的な運動不足などの生活の変化と共に、睡眠の質に大きく影響を及ぼしていることがわかる。

コロナ禍で明らかに睡眠に何らかの悩みが増えたという人は、何か対策を行う必要がありそうだ。

眠りの対策として活用できるドリンク3選

数ある対策の中でも、市販の食品を利用する方法がある。その中でも、最近ではリラックスできるものや、睡眠に関係する機能性表示食品も見られる。そのような眠りの対策として活用できそうなドリンクを3つ紹介する。

1.カロリー・糖質ゼロのリラクゼーションドリンク

「チルアウト リラクゼーションドリンク ゼログラビティ」199円（税込）

リラックスタイムのお供として知られるこのドリンクに、カロリーと糖質ゼロタイプが今年3月に新登場したのをご存知だろうか。

本製品は、4つのリラクゼーションサポート成分「GABA」・「テアニン」・「ヘンプシードエキス」・「ホップエキス」をブレンドし、AI技術を用いたオリジナルフレーバーの開発によって、よりクールダウンできる清涼感のあるフレーバーに仕上がっている。

「ゼログラビティ」の名は、カロリーからの解放、まるで無重力（ゼログラビティ）のようなライトな飲み口というところからきている。

コロナ太りが気になる場合でも安心して飲めそうだ

●本当に寝落ちできるか？

睡眠の日に合わせて、2021年8月30日～9月3日の22:00～翌2:00の間、CHILL OUTが「#寝落ちるタクシー」というサービスを提供した。これは無料で銀座線渋谷駅前のタクシー乗り場から東京都内を運行し、ひとときの寝落ちタイムを味わえるものだ。

チルアウトには通常缶の「チルアウト リラクゼーションドリンク」があるが、今回はそれが提供されるほか、使い捨てのアイマスク、眠気を誘うヒーリングミュージック＆ムービーにより、くつろぎの時間をサポートしてくれる。

実際に体験してみたところ、AIが導きだしたという、昂ぶった気持ちをオフにしてくれるチルアウトの香りと、眠気を誘うヒーリングミュージックや動画が流れる車内では、ひとときの安らぎの時間が感じられた。スマートフォンを手放してゆっくりと過ごせるように充電器も完備。なかなか気が利いている。

もれなくプレゼントされる使い捨てのアイマスクを着用しながら、束の間のリラックスタイムを体験でき、実際に心地よい眠りの中に入ることができた。

自宅でも部屋の中をこんな風に演出してみるのも良いのではないかと思った。

2.カフェインレスのGABA入りロイヤルミルクティー

「日東紅茶 GABA入りロイヤルミルクティー5本入り」希望小売価格418円（税込）

2021年8月30日に発売されたこのロイヤルミルクティーは、熱湯120mlに溶かして飲むタイプ。カフェインレスなので、寝る前にも飲める紅茶という点だけでも気になるドリンクだが、機能性表示食品であり、GABA（ギャバ）が含まれているところに特徴がある。GABAには仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能があることが報告されている。

本製品を開発した背景には、どんなことがあるのだろうか。三井農林の担当者は、次のように話す。

「コロナ禍が始まったころ、嗜好品の紅茶にも健康イメージの商品を開発したいとの想いから開発をスタートしました。インスタントティーの飲用シーンに『リラックスしたいとき』『疲れたとき』というシーンが多く上がっており、コロナ禍でいろいろな制約が多く、ストレスや疲れを感じていらっしゃる方が多いことも、お客様のニーズに合うのではないかと発売いたしました。

ミルクティーの飲用時間として多い、夕方から寝る前のリラックスシーンにふさわしい機能性表示食品として、GABAを配合し、カフェインレスで寝る前にも安心してお飲みいただけます」

紅茶は、これからの季節にぴったりのドリンクでもある。気になる人は試してみよう。

3.GABAを配合したドリンク「ネルノダ」

「ネルノダ」100ml　オープン価格　参考小売価格　257円（税込）

2021年2月にリニューアルした「ネルノダ」シリーズ。こちらも機能性表示食品で、GABAが配合されている。GABAには睡眠の質（眠りの深さ、すっきりとした目覚め）の向上に役立つ機能があるといわれる。

ドリンクタイプは、リニューアル後は後味の苦みが低減され、「すっきりオレンジ味」に変更された。寝る前にも飲みやすい100mlの小容量サイズで、1本当たり15kcalと低カロリーだ。

本製品は、どのようなきっかけで開発されたのか。ハウスウェルネスフーズの担当者は次のように話す。

「発売した2019年3月当時、各年代、男女ともに睡眠のことで悩んでいる人が多く、約半数の人が睡眠の悩みを抱えているという実態があり、睡眠負債といった言葉が流行するなど、睡眠に関する話題が取り沙汰されることが増えていました。またお客様のニーズとしても、リラックスしたり体を落ち着かせるといったセルフマネジメントの機運が高まっていたという背景から、チャンスがあると考え開発に着手いたしました」

そしてこのほど、リニューアルしたのはどのような意図があったのだろうか。

「よりお客様に繰り返し使っていただきたく、リニューアルではドリンク、粒両タイプ共に飲みやすく改良しました。ドリンクタイプは後味の苦みを軽減し『すっきりオレンジ味』に変更。粒タイプは従来品比で約60％まで粒の小型化に成功し、より飲みやすくしました。またパッケージは『眠りの深さ』『スッキリした目覚め』の文字を目立たせることで製品の特長が分かりやすく訴求できるデザインと致しました」

利用したユーザーからは、次のような声が挙がっている。

「薬をもらうほどじゃなく眠りが浅いだけなので、充分に睡眠がとれて体が楽になった。」
「テレビのCMを見てドリンクを飲んだらとっても飲み易く、目覚めが良かった。」

睡眠に悩んでいる人は、飲んでみる価値がありそうだ。

睡眠の日は、自分の睡眠を見直す良い機会といえる。ぜひこれらのドリンクも活用しながら、自分の睡眠の質と向き合っていこう。

取材・文／石原亜香利