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1日10分でOK!子どもが伸びる絵本の読み聞かせ術

2021.09.04

子どもの脳と心を伸ばすために、読み聞かせを習慣にしたいと思っているママは多いと思います。しかし、実際には「子どもが絵本に集中しない、興味を示さない」という声をよく耳にします。読み方のポイントを変えるだけで「絵本に集中するようになった」「もう一回読んで!とリクエストするようになった」「びっくりするほど、語彙力や表現力が向上した」と嬉しい変化を多くの親子が体験した、一日10分!子どもが伸びる「絵本読み聞かせ術」をご紹介します。

10分で子どもが喜ぶ「読み方」とは?

1つめの読み方のポイントは「ゆっくり読まない」こと。ゆっくり読むことは、子どもが絵本に集中しない要因でもあります。大人は左脳が優位のため論理的に考え、思考しながら読み物を読んでいきますが、幼児期の子どもは右脳が優位に働きます。右脳の特徴として見る、聞く、感じるなどの感覚的な情報を取り組みます。例えると、写真をパシャッと撮るように、一瞬で全体を感覚で把握するので、ゆっくり読むより、少し早めか、自然な会話のスピードで絵本を読むことが、子どもの脳の特徴に合っているのです。

「感情たっぷり」に読まない方がいい理由

2つめの読み方のポイントは「声色を変えない」こと。子どもは大人以上に見る、聞く、感じるなどの感覚が敏感なので、あえて声色を変えなくても物語を楽しめます。逆に、大人が声色を変えたり、演技をすると、親の価値観を押しつけてしまう可能性があります。

たとえば「この場面では感動して欲しい」と思うシーンがあるとします。すると、無意識に読み手は感情をたっぷり取り入れて、声色を変えます。しかし、子どもの感動ポイントは親と同じとは限りません。声色を変えずに読み聞かせることで、子どもは自分の感情を感じ、感性を育てることができます。そして、また親も子どもの個性や気質を知ることができます。

読み終わった後に必ずやること

3つめのポイントは「読んだ後に子どもを褒める」こと。読み聞かせをしたら1冊ごとに

「最後まで聞いてすごいね」「良く集中してえらいね」と褒めましょう。あるいは、「最後まで聞いてくれて、ママは嬉しかったよ」と伝えましょう。

なぜ、褒めるのでしょうか?それは、子どもは親の注目することに反応し、繰り返すからです。「褒める・認める」反応をしてあげることは、絵本を好きになるポイントとして、とても大切です。そして、もっと重要なことは、本心で心から伝えることです。心にもないことを伝えるとかえって良くありません。義務感からではなく、我が子と読み聞かせを楽しめること、子どもが読み聞かせを楽しんでいることに、親自身が喜びを感じることが大切です。そうすることで、自然に褒めたり、認めたりすることが出来ます。

読み聞かせで子どもの能力アップ

読み聞かせは毎日のことです。毎回、声色を変えたり、感情を移入して読むと、ママも疲れてしまいます。たまの1回の読み聞かせよりも、毎日の読み聞かせを習慣化し、多読するほうが、乳幼児期の子どもの脳に良い影響を与えます。読み聞かせを習慣化すると、子どもは本を楽しめるようになります。そして、文字に親しみを持ち、自然に読み書きができるようになります。

脳と心を育む絵本の選び方

では、子どもが絵本が好きになるために、どのような基準で絵本を選んだら良いのでしょうか?読むべき絵本を選ぶための4つのポイントをご紹介します。

1.絵を見るだけでストーリー展開がわかる絵本を選びましょう。

絵を見てイメージすることで、文章を理解する助けにつながり、思考力や読解力がついていきます。

2. 対象年齢は気にせずに子どもに合った絵本を選びましょう

絵本に慣れている子と慣れていない子では、集中できる時間も異なります。0歳から読み聞かせを始めたお子さんは、2歳でも4歳頃のお子さんに適した絵本にも集中します。逆に6歳頃から読み聞かせを始める場合は、対象年齢にこだわらず、子どもが心から楽しめる絵本を選びましょう。大人は対象年齢を気にしがちですが、絵本を楽しめることを優先することで、子どもはどんどん絵本が好きになり、長い物語も読めるようになっていきます。

3. さまざまなジャンルの絵本を読みましょう。

男の子だから冒険の絵本、女の子だからケーキの絵本などと固定観念を持たず、さまざまなジャンルの絵本を選んであげてください。絵本の醍醐味は過去にも未来にも海の家でも、宇宙でも行けて、魔法使いにも、ヒーローにもなれることです。絵本を通してたくさんの疑似体験をすることで、子どもは興味や関心のあることを見つけることが出来るようになります。

4. 芸術も体験できる絵本を選びましょう

絵本は芸術性が高い読み物でもあります。少ないページの数で、作家が伝えたいメッセージを、美しい絵と厳選した文章で伝えるために、1ページ1ページ工夫を凝らしています。絵本を選ぶ時は、値段ではなく、自分が好きだと思った絵の作品を手にとってみてください。感性を育てる芸術作品のように絵本を選んでみて欲しいと思います。

文/仲宗根 敦子

親と子のしあわせな未来をつくる、絵本の読み聞かせ方を指導する一般財団法人「絵本未来 創造機構」代表理事。大手航空会社に勤務中、長男が2歳、次男が0歳のときに、警察官だった夫が殉職。その後フルタイム勤務のシングルマザーとして、子どもたちに接することができる短い時間の中で育児に悩み、息子たちに絵本の読み聞かせを始めたところ、子どもの変化と自身の精神安定のために、いかに絵本が良いかを実感。その内容を体系化し、1人で講座をスタートさせ2017年に協会設立。絵本講座以外に文章講座、夢を叶える講座などを主催し、小・中・高校・大学や公立図書館、企業等での講演を行い、団体設立からわずか4年で、約4万人が講座を体験。また、日本全国はもちろん、海外では台湾・シンガポール・イギリス等で、同協会の認定講師、約700人が、絵本読み聞かせのプロフェッショナルとして活躍している。著書に、『子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方 選び方』(パイインターナショナル)がある。

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