
これまで特に気にせずに購入したパソコンを使っていたけど、テレワークを始めるにあたってセキュリティ面が気になってきたという人は多いでしょう。
パソコンを守る「ウイルス対策ソフト」は無料/有料問わずたくさんの種類があります。それぞれ機能に違いがあるため、どれを選ぶべきか難しいという人もいるはずなので、今回は初心者におすすめの無料で使えるウイルス対策ソフトを紹介していきます。
テレワークで使うパソコンにウイルス対策ソフトは必要?
ビジネスシーンでよく使われるWindows 10には、「Windows Defenderウイルス対策」というプログラムがあらかじめ組み込まれています。
【参照】マイクロソフト Windows セキュリティによる保護を利用します
これによりウイルスと脅威の防止やアカウントの保護といった機能が使用可能ですが、テレワークが増え個人でのウイルス対策がより重要になっていると考えると、新たに自分の使い方に合わせたウイルス対策ソフトを導入するのも一つの手段でしょう。
今回は無料で使用できるウイルス対策ソフトを紹介していきますが、多くの場合は有料版にアップグレードできるため、無料版で使用感を試し、納得がいけば有料版に切り替える、といった使い方をするのもありでしょう。
無料で使えるパソコン用ウイルス対策ソフト【アバスト無料アンチウイルス】
有料版も利用可能なウイルス対策ソフトとして有名な「アバスト無料アンチウイルス」。基本的なウイルス対策機能は完全無料で使用できます。
主な機能として、ウイルス/マルウェア/スパイウェア/ランサムウェア/フィッシング詐欺を検出してブロックする機能や、疑わしいファイルをクラウドに自動送信し、脅威である場合は対処法を通知してくれる「サイバーキャプチャー」、自宅のWi-Fiネットワークの弱点などを検知する「Wi-Fiの検査」機能が使用できます。
パソコンであればWindows 10/8.1/8/7のいずれかを搭載し、メモリに1GB、ストレージに2GBの空き容量があればインストール可能。また、MacシリーズやiPhone/Androidスマートフォンでも利用できます。
【参照】アバスト無料アンチウイルス
無料で使えるパソコン用ウイルス対策ソフト【AVG 無料アンチウイルス】
「AVG 無料アンチウイルス」もWindowsのほか、MacやiPhone、Androidスマートフォンでも利用できるウイルス対策ソフト。リアルタイムでのセキュリティアップデートやマルウェア/ランサムウェア/悪意のあるファイルがパソコンに到達する前に検知するといった機能が搭載されています。
7388円/年(2021年8月末時点では60%割引の2980円/年のキャンペーン価格で提供)で使用できる有料版と比較すると機能は限定的ですが、安全ではないと思われるリンクやダウンロード、メール添付ファイルをブロックしたり、パソコンのパフォーマンスに問題が起きていないかをスキャンする機能なども利用できるので、無料版でもインストールすればある程度安心のソフトでしょう。
【参照】AVG 無料アンチウイルス
無料で使えるパソコン用ウイルス対策ソフト【KINGSOFT Internet Security20】
Windows 10/8.1を搭載したパソコンで利用できる「KINGSOFT Internet Security20」は、ウイルスやトロイの木馬、マルウェアをリアルタイムに検出し、自動的に駆除してくれるウイルス対策ソフトです。
無料のウイルス対策ソフトとしては初めて、「フィッシング対策協議会」と提携し、キングソフト独自のデータベースに加えて、警察庁やフィッシング対策協議会から提供される情報を合わせ、毎月3000件程度増えるフィッシング詐欺サイトの判定をしてくれます。
ウイルスはどんどんと新しいものが出てきてしまい、更新されないセキュリティソフトだと対応できないことも考えられるので、逐一最新情報を更新し、ウイルス対策を行ってくれるソフトが無料で使用できるのはポイントでしょう。
【参照】KINGSOFT Internet Security20
※データは2021年8月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦