小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

出国は大変だけど入国は拍子抜けするほど簡単だったハワイ旅行レポート

2021.08.29

 新型コロナウイルスのまん延で、大きく変化したのが「海外渡航」。以前のように思いついたときにフラッと気軽に海外へ旅に出るといったことは難しい状況だ。

 そんな中、ANAは8月9日と8月13日に成田とハワイを結ぶ定期便に、2階建ての大型機「A380」を復活させた。筆者は、ANAの協力によりこのハワイ便に登場する機会を得られたので、現状の海外渡航や海外旅行がどうなっているのか、さらに観光地としてのハワイの現状などを紹介しよう。

*ハワイ州での新型コロナウイルス感染者の急増により、8月23日に州知事は「適切な時期ではない」と渡航の自粛を求める発表している。

日本からのフライトに乗るまでが大変

 現状、入国制限を設定している国や地域が多く、入国できたとしても一定期間の隔離期間が必要な国は多い。ただし一定の条件をクリアすることで、この隔離期間を免除し、入国後すぐに現地で活動できるケースもある。アメリカもそのひとつで、ハワイ州も独自の条件を設定することで、入国後の隔離期間が免除されている。

 ハワイ州の条件は下記の3つ。

1.新型コロナウイルスの検査と陰性証明書の取得
2.ハワイ州セーフトラベルズプログラムへの事前登録
3.宣誓書の記入

 1の陰性証明は、ハワイ州指定医療機関で検査し、指定の証明書を使う必要がある。ハワイ州指定医療機関は全国で80箇所あり、そこで出発の72時間以内に検査を行う。検査費用は3万円から5万円となっている。

 今回は成田空港内にある、日本医科大学の「成田国際空港 PCRセンター」を利用。神奈川在住のため、当初は神奈川県内の医療機関を利用するつもりだったが、出発日の8月9日が3連休の最終日ということもあり、どの医療機関も72時間以内の検査と結果の受取りが難しかったため、出発日に成田空港で検査することにした。

 出発便は8月9日20時10分。検査結果が出るまで3時間ほどの余裕を見ておく必要があり、チェックインなども考慮して12時に検査をあらかじめ予約。成田国際空港 PCRセンターは受付や証明書発行時間が決まっているので注意が必要だ。料金は規定時間の予約だったため3万円。これにハワイ州指定陰性証明書の用紙代として500円がプラスされ、3万500円だった。

 2の事前登録は公式サイトから行う。ここではアカウントを登録し、名前や住所などの個人情報のほか、フライトナンバーや宿泊先といった旅程を入力する。空港へ行く前にあらかじめ入力しておいたほうがいい。

 さらに1で取得した陰性証明書の登録と、出発までの24時間以内に健康状態に関する申告を行う。ここでネックとなるのが陰性証明書の登録。PDFファイルでのアップロードとなっているが、1で受け取る陰性証明書は紙。そのためコンビニエンスストアなどの複合機サービスでスキャンし、PDF化する必要がある。

 自分の場合、スマートフォンのカメラで陰性証明書を撮影し、それをPDF化したものをアップロードしてみたが、正規の書類と認識されず受付が完了しなかった。最終的にチェックインカウンターで確認できたようで、事前登録完了となりQRコードの表示とスクリーニング済みの表記になったが、やはりスキャナーで歪み無く取り込んだPDFファイルを準備しておいたほうがいいだろう。

 3の宣誓書は、公式サイトからPDFファイルをダウンロードして、サインなど必要項目を記入しておく。紙への印刷が必要なので、自宅にプリンターがない場合は、やはりコンビニエンスストアの複合機サービスなどを利用する。

 この3つの状態がそろった段階で、利用する航空会社のカウンターでチェックインを行う。今回のANAの場合、通常のチェックイン作業ののち、隣のカウンターに並んで、上記3つの条件を係員が確認する。コロナ禍以前よりも作業が多く時間がかかるので、空港へは余裕を持って到着したほうがいい。

 3つの条件を問題なくクリアしていれば、航空券に青いシールが貼られる。これが条件クリアの証しで、ハワイでの入国時の手続きが簡略化され、現地での隔離期間が免除になる。以前と比較すると飛行機に乗るまでに色々な準備や手間、費用がかかるのは、コロナ禍での海外渡航のネックだ。

長時間のフライトも快適なA380のカウチシート

 今回搭乗したのは、空飛ぶウミガメ「フライングホヌ」の愛称が付けられた、2階建ての大型機「A380」。ANAは、このA380をハワイ路線用として2019年5月から運用開始していたが、コロナ禍により運用を停止していた。

 そのA380での運用をお盆の時期ということもあり、約500日ぶりに再開したのが今回のフライト。A380は全520席だが、日本の入国者数制限なども関係し、搭乗者数は145名と少なめ。ただし、ファーストクラス(8席)は満席で、ビジネスクラス(56席)も約68%の搭乗率と上位クラスの販売が好調だった。

 座席はエコノミークラスだが、日本の航空会社初でANAでもA380のみ採用のカウチシート「ANA COUCHii」を使用。名前のとおり、レッグレストをあげて座面とフラットにすることで、3席もしくは4席をベッドのようにして利用可能なシートだ。

 このカウチシートが思いのほか快適。搭乗者数が少ない場合、複数席を使って横になれることはまれにあるが、やはり座席がそもそも寝転がりながら使うことを想定していないので、凹凸があってカラダが痛いのと、シートベルトも座って装着するようになっているので寝にくい。

 しかしANA COUCHiiはその列の座席もほぼフラッとで専用寝具としてマットレスも用意されている。レッグレストをあげられるので面積も広くなり寝やすい。さらに、専用のシートベルトもあるので、横になってもちゃんとシートベルトがセットできる。

 ANA COUCHiiは別途利用料金が必要で、使用する座席数(3席or4席)と人数、シーズンによって価格は変わる。1名で利用する場合、ローシーズンなら3席利用で5万9000円、4席利用は9万2000円。ハイシーズンでは3席利用で16万9000円、4席利用は25万2000円となっており、上位クラスとの価格差を考えると悩ましい。

 しかし4名で利用する場合はローシーズンとハイシーズンともに同じ料金で、1万2000円。これは1組の料金なのでかなりオトク。小さい子どもがいる家族の場合、カウチシートにすることで子どもが寝るスペースを十分確保できるのでオススメだ。

 ANAのフライングホヌ定期便運用は約500日ぶりだが、筆者の国際線フライト搭乗も昨年3月以来。約1年半ぶりの国際線搭乗となったが、機内サービスは以前と同じレベルで提供されていた。

 もちろん搭乗中飲食以外はマスク着用。搭乗直後にアルコールのお手拭き提供や、乗務員もマスクや手袋をしてサービスを提供するなど、感染症対策がなされている点はコロナ禍以前とは大きく違うが、それでも国際線フライトの楽しみは十分に味わうことができた。

拍子抜けするほど簡単なハワイでの入国

 約7時間半のフライトののち、ハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港に着陸。ボーディングブリッジの不調で降機にやや時間はかかったものの、それ以外はスムーズに入国できた。というようりも、思った以上に入国が簡単で拍子抜けするほど。

 もちろん滞在期間や目的などが質問される一般的な入国審査はあったが、それ以外は特になし。体温はサーモグラフィーで検知しているようで個別に計測することはなく、あれほど苦労して登録したハワイ州セーフトラベルズプログラムのQRコードを見せることもなかった。

 唯一と言ってもいいいチェックは、預け荷物をピックアップする手前で、成田空港でのチェックイン時に搭乗券に貼られた青いシールを確認するだけ。このシールが貼ってあれば、そのままターンテーブルへ行ける。

 もちろん10日間の隔離免除の条件が揃っていなければ別ルートとなるが、条件さえ揃っていれば、コロナ禍以前と同じような入国手続きだった。ちなみにハワイ州セーフトラベルズプログラムのQRコードは、このあともハワイ滞在中、ホテルチェックインやレストランの入店などでも提示を要求される機会はなかった。

 以上がハワイ渡航時の日本での手続きと、フライトやアメリカ・ハワイ入国時の様子。飛行機に搭乗するまでは、必要な書類を用意したり登録を行うなど手間がかかるものの、飛行機に乗ってしまえば、コロナ禍以前とはあまり変わらないという印象だった。

 次回はコロナ禍での世界的な観光地ハワイ現地の様子をお届けする。

取材・文/中山 智

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年10月14日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「4WAYポータブルランタン」! 特集は「行列店に学ぶヒットの法則」、「iPhone 13」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。