小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

高齢ドライバーの支援にロボットを活用して「コミュ力」で自発的行動を促す仕組み

2021.08.27

大きな社会問題となっている高齢ドライバーの事故。運転能力の低下は問題だが、自動車なしで生活するのが難しい人もいる。解決の切り札となる自動運転の実装は、もう少し先になりそうだ。

現状の有効な課題解決策として、名古屋大学未来社会創造機構は「ドライバーエージェントシステム」の開発に取り組む。このほどシャープ、ポットスチルと共同で、モバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用し、公道での実証実験を行う。

根本には、「できるだけ長く安全に、自分で運転してもらう」との思想がある。「ドライバーエージェントシステム」は、AIやロボットといったテクノロジーが運転者の「心に寄り添う」ことで安全運転をサポートする。

独自開発のAIが、歩行者の存在や交通ルールの遵守などを注意喚起する「運転支援」と、運転の良い点/悪い点などをフィードバックする「振り返り支援」を行う。ドライバーが現状持っている能力に、適した運転のスタイルを導くのが目的だ。

プロジェクトを主導する名古屋大学特任教授の田中貴紘氏は、「高齢者ドライバーは自分の運転に自信を持っている。一方的な伝え方には反発するので、同じ高さ、同じ方向を向いたコミュニケーションが必要」と指摘する。

反発されて、アドバイスが無視されたり使用を中止されては元も子もない。「指導」ではなく、あくまで「支援」であることが重要だ。

そのため、言語学の専門家の協力を仰ぎ、コミュニケーションを工夫した。「制限速度40km以内で走行してください」と指導・矯正するのではなく、「今の状況では、何kmで走るのが安全でしょうか?」と働きかける。

アウトプットに「RoBoHoN(ロボホン)」を活用するのもポイントだ。過去の実験で、運転支援を「音声のみ」「映像+音声」「ロボット」で比較したところ、ロボットによる支援が、もっとも改善効果が高かったという。

要因のひとつは、誰かが一緒に乗っている方が事故率が下がるという「同乗者効果」だ。運転を見られている、人の命を預かっているという意識から、運転に緊張感がうまれる。

「人は自分のそばにある小さいものからのお願いを受け入れやすい(田中氏)」というように、ロボットの存在がドライバーの心に与える影響は大きい。ロボットによる同乗者効果は、田中氏らの実験でも証明されている。

「人の心に寄り添う」テクノロジーの活用は、難しい課題を解決する意外なアプローチになる可能性がある。ご自身のビジネスで活かせるポイントがないか、思考を広げてみてはいかがだろうか。

●プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000722.000012900.html

取材・文/ソルバ!
人や企業の課題解決ストーリーを図解、インフォグラフィックで、わかりやすく伝えるプロジェクト。ビジネスの大小に関わらず、仕事脳を刺激するビジネスアイデアをお届けします。 
https://solver-story.com/

興味のあるジャンルを登録して@DIMEをもっと便利に!話題のコーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」やAmazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年11月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は「自撮り棒一体型スマホ三脚」! 特集は「今聴くべき、ラジオと音声コンテンツ」、「家電進化論2022」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。