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クラフトビールの次はコレ!世界的ブームになりつつある「ハードセルツァー」が人気の理由

2021.08.24

日本産も注目を集めているハードセルツァー。アメリカではすでに一大市場を築いているという。日本の缶チューハイのような低アル飲料がアメリカで急成長を遂げた理由は? 

日本産ハードセルツァー本格化!あなたはどれが好き?

アメリカのクラフトビール専門店アンテナアメリカでゲットしたハードセルツァー。

ハードセルツァーブームの前にコンブチャブームがあった

アメリカでは2019年の時点でハードセルツァーは蒸留酒部門でウオッカを越える販売数量を上げている。2016年に発売された「White Claw(ホワイトクロー)」(マーク・アンソニー・ブランズ・インターナショナル)が火付け役。現在は「ホワイトクロー」と、ボストンビールの「TRULY(トゥルーリー)」が双璧で、ハードセルツァー市場の75%を占めるという。

なぜ、数年でこれほど爆発的な人気を得たのか。アメリカのクラフトビール輸入専門店アンテナアメリカの大平朱美さんに話を聞いた。

今日のハードセルツァーブームは、それより前にあったコンブチャブーム抜きには語れないと話す。日本の昆布茶とはちょっと違うようだが。

「基底にあるのはアメリカ人の大手ビール離れと健康志向の高まり。コンブチャはプロバイオテクス飲料としてアメリカの、特に西海岸の健康意識の高い層やアスリート、セレブの間で人気が高まりました。SNSでの発信により、低カロリー、アンチエイジングという切り口で、大手のビール離れが指摘されていた層にヒットしました」

アルコールなしのコンブチャと、アルコール入りのいわゆるRTDコンブチャがあり、スーパーや酒屋で今も人気があります。このコンブチャ層が次に注目し、発信していったのがセルツァーであり、ハードセルツァーだったのです」

つまりハードセルツァーは生まれからしてSNSで映えるセレブ好みの飲料だった。そこにコロナ禍、アメリカの酒類取り扱い区分などの事情が加わる。

コロナ禍が広げたもっと低カロリーアルコール需要

「アメリカでの酒類販売は州によってさまざまな制限とルールが課せられています。そのひとつにウィスキーやスピリッツ類などの蒸留酒は酒屋でしか販売できないが、ビールやワインなどの醸造酒は一般的なスーパーやコンビニでも販売が可能というルールがあります。ハードセルツァーは醸造酒カテゴリーに入り、販路が広く持てるという利点から大きく広がったとも言えます」

なるほど、アルコール分がせいぜい10%台のビールやワインなど酒のウチに入らん! みたいな強アルコール体質の国らしい。ここにコロナ禍が大きく影響している。外出自粛、スポーツジム休業などで体調管理を意識した層まで低カロリー、低糖質、グルテンフリーといった切り口を意識せざるを得ない状況になり、ハードセルツァーの購買層がぐっと広がったそうだ。さらに、クラフトブルワリーの苦境が加わる。

「ハードセルツァーは本来、原材料はサトウキビ由来のアルコール、水、風味づけのフルーツのみ。いたってシンプルです。新型コロナの感染拡大により多くのレストランやタップルームが休業閉鎖に追い込まれ、売り上げの落ち込んだクラフトビールメーカーが、同じ醸造設備で造れるハードセルツァーを“クールなアイテム”として造りはじめたのです。

クラフトビールメーカー発のハードセルツァーがその人気に拍車をかけた。

「その“クール”なイメージに乗る形で大手のバドワイザーやコロナビールも参入。さらにはアルコール飲料から遠ざかっていたコカ・コーラも、傘下のスパークリングウォーターのブランド『トポチコ』からハードセルツァーを発売するほど、マーケットが注目するアイテムになりました。

このようにハードセルツァー市場は、コロナ禍とクラフトビールメーカーの参入がなければ、ここまで急成長しなかったという人もいます。現在、流行はアメリカから北米、ヨーロッパなどに波及しており、クラフトビールブームの第二波と呼ばれるほどのブームの最中にあります」

ハードセルツァーとはサトウキビ由来の醸造酒か、スピリッツを使った蒸留酒かについては、アメリカでもあまり議論されることはないそうだ。実際、市場の双璧である「ホワイトクロー」は蒸留酒、「トゥルーリー」はサトウキビ由来のアルコールを使った醸造酒だ。

これから日本でもハードセルツァー市場が本格化するだろう。日本のクラフトビールブルワリーが造る素材や製法にこだわったクラフトハードセルツァーも楽しみだ。缶チューハイ文化の根づいている日本のこと、その浸透はスムーズにいくのではないだろうか。

取材・文/佐藤恵菜


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