小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

働きがいのある会社ランキングで1位に選ばれた企業が実践する、リモートワークで社員の一体感を醸成する方法

2021.08.19

リモートワークは、社員同士の対面コミュニケーションが減ることで、一体感が損なわれることがある。また社員一人一人の孤独感などのメンタル面のケアも企業としては必要といわれている。

さまざまな課題がある中では、働きやすさに注力している企業が実施している工夫を紹介したい。小規模ならではの工夫は、真似できるところ、ヒントになるものが豊富だ。早速、見ていこう。

リモートワークで社員が一体感を熟成するための工夫

社員のほぼ全員がフルリモートワークのIT企業、アクロクエストテクノロジー株式会社は、GPTWジャパンの『働きがいのある会社ランキング』小企業部門で、2015年、2016年、2018年の3回、第1位に選ばれるなど、社員にとっての働きやすさに力を入れている企業の一つだ。従業員数は2021年8月時点で約70名で、小規模ならではの取り組みを多数行っている。

同社は全社員のフルリモートワークを実施しても、社員の働きがいを低下させることなく、イキイキと皆が働ける環境を維持しており、環境づくりに関するセミナーも対外的に実施している。そのノウハウや工夫の一部を、組織価値経営部 シニアマネージャー 鈴木達夫氏に聞いた。

「アクロクエストでは、リモートワーク下でも、コロナ前の対面時と同様のコミュニケーションを実現することで、一体感を保っています。具体的には、以下のような取り組みを行っています」

1.毎日15時の「ブレイクタイム」

「毎日15時からは、仕事の手を止め、全社員で一斉にブレイクタイムです。このブレイクタイムはリモートワーク前から実施していました。リモートワーク下では、Zoomで全社員が集まり、最初の5分間は体操タイムで健康を維持し、コーヒーブレイクでリフレッシュします」

2.「リモート花一輪」

「当社にはもともと、誕生日の社員に、社員一人一人が生花を一輪プレゼントするという仕組みがあります。リモートワーク中の今は、花の写真にメッセージを添え、LINEを通じて誕生日の社員に送ります。温かい心の向上につながり、受け取った側、送った側双方のモチベーション向上につながっています」

3.「リモートランチ」

「リモートになると、誰とも会話せずに1日が過ぎる可能性があります。アクロクエストでは、そうならないように、ランチの時間にZoomに集まり、コミュニケーションを取れる仕組みを作りました。それぞれの自宅で仕事をしていても、寂しい思いをすることはありません」

●ランチ例

 

・MIXランチ(毎週水曜):Zoomの機能で自動に振り分け、ランダムにグループを作る
・フリーランチ(週3回):Zoomのブレークアウトセッションを複数作り、好きなところに入る

4.部下から上司へ感謝・褒めを伝える「ホメキンコン」

「ホメキンコンは、バーチャルの『Thanks Card(サンクスカード)』にメッセージを書き、上司から部下へ、部下から上司へ送る感謝や褒めを伝える仕組みです。

リモートワーク前は、ウサギのバッジと紙のThanks Cardを直接渡していました。リモートワークでは直接渡せないので、LINEでバーチャルのThanks Cardと100円を送ります。送った内容は、専用のLINEグループにそれらの情報を載せます。月末に、誰が何回褒めたかを集計し、一番褒めた人には、自宅に生花が送られます。このように感謝を伝えることで、各自のモチベーション向上につながります」

業務を円滑に進めるための取り組み

社員の一体感のほか、業務面においても円滑に進めるためのさまざまな取り組みを行っている。

「対面時と同様の業務を継続するために、以下のような取り組みを行っています」

1.「クイックコール」

「Teamsを利用し、いつでも誰でも自由に一対一でのビデオ会議『コール』をするための、当社の独自ルールです。『クイックルール』と名付けており、独自の呼び方にすることで、『○○のときは、すぐクイックコールしよう』などといった、指導もしやすくなります」

○クイックコールのルール

・職位の上下無関係、誰にでもコールしてOK 。
・「コールしていいですか?」の投稿不要で、いきなりコールをかけてOK。
・コールをかけられた側は、都合が悪ければコールを受けずに切ってOK。

「特に若手にとっては、『これぐらいのことで上司にコールしても良いのだろうか』と躊躇することが多いため、このルールを作りました。社内SNSのメッセージのやりとりでは、2~3往復しそうな場合に活用します。このルールにより、気軽に意思疎通することができます」

2.完全リモートで全体会議と工夫

「当社では、毎月の全体会議のことを『MA(Meeting of Allstaff)』と呼んでいます。これは、全社員が参加し、会社のあらゆることを決める、当社の会社作りの中心にある取り組みです。リモートになってからもZoomを使い、何不自由なく実施しています。

リモートならではの工夫も生まれました。例えば、あらかじめZoomの仮想背景を配布しておき、MA議題に対して、青色の背景なら『賛成』、黄色の背景なら『質問』といったようにわかりやすい意思表示をする方法です。これにより議論の効率化につながっています。

また、社員が作成した『コメントスクリーン機能』により、共有画面上に“ちゃちゃ入れ”をすることができるようにしており、会議が盛り上がります」

コメントスクリーン機能

3.上司と部下の進捗共有ツール「AcroDailyCheckNote」

「リモートワークになると、部下の様子が直接見えないため、進捗が心配になります。そこで、自社開発の『AcroDailyCheckNote(アクロデイリーチェックノート)』というツールに予定と実績を書いてTeamsにアップし、それをもとに上司-部下間で話すことで、進捗を共有、把握できています。若手社員にとっても、ただ日々の記録をしていくだけでなく、共有することで『上司が見てくれる』という安心感が出てきます」

社員の一体感とともに、業務の効率化についても、リモートツールを駆使しながら独自の工夫をし、うまく実現していることがわかる。何か良い手立てはないかと考えている管理者は、良きヒントになりそうだ。

【取材協力】
アクロクエストテクノロジー株式会社
「オンライン組織いきいき実践勉強会」第7期(2021年10月開講)受講者募集

取材・文/石原亜香利

小学館ID登録&@DIMEログインでルンバi3+&Amazonギフト券が当たる

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年9月16日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「モバイルPCスタンドMAX」! 特集は「通勤自転車ベストバイ」、「Chromebook vs Surface」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。