電気・水道・ガスが備わったキャンピングカーは、いわば「走る家」のようなもの。キャンプ&車中泊ブームに加え、コロナ禍で〝3密〟を避けた旅やテレワークに活用する人が増え、災害時には避難場所として使えることから、人気に拍車がかかっている。
かつては「マニアックな乗り物」「高嶺の花」という印象が強かったが、ここ数年で普及が進み、オートバックスやトヨタディーラーとのコラボモデルも登場。「専門店は敷居が高そう……」と感じるビギナー層にも好評だ。
従来はキャンピング登録車の構造要件(規定のベッド寸法や炊事・水道設備を備えていること)を満たした8ナンバー車が主流だったが、ベース車のナンバーのままベッドと家電品を車内で使うための電源を架装したライトキャンパーや車中泊仕様、バンライフモデルがシェアを伸ばしている。
これらは「快適に寝られるベッドがあれば十分」という人にとっては魅力的。構造要件の縛りがなく、空間を自由にアレンジできることから、インテリアブランドが監修したおしゃれなモデルも多い。
ベース車の主流は、トヨタのハイエースや日産NV200バネット。いずれも配送などに使われるバン(貨物車)で、広大な荷室がベッドや家具を架装するのに好都合。サイズも5ナンバーのミニバン(ノアやセレナ)とほぼ同じで、狭い場所でも取り回しがラク。よりコンパクトな軽自動車ベースの「軽キャンパー」も根強い人気だ。
スケジュールに縛られず、自由気ままに行動できるライトキャンパーはワーケーションの相棒にも最適。ミニバンやSUVの次なる愛車候補として気になる存在だ。
ブランドコラボ
リビングルームをバンの車内に再現
GORDON MILLER MOTORS『GMLVAN C-01JSF』421万3000円~
ガレージライフを提案するブランド『ゴードンミラー』とインテリアショップ『JOURNAL STANDARD FURNITURE』のコラボモデル。おしゃれで居心地のいいリビングルームのような雰囲気。
外装はノスタルジックな雰囲気、内装は木の温もりを感じるオーク材で仕上げた。
〈Interior POINT〉ベッドモードやテーブルモード、バックドアを開けて外の風景を楽しむカウチモードなど、シチュエーションに応じてアレンジできる。
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