■連載/ムッシュ・フジタの5分でできるおつまみレシピ
今回紹介するのは塩昆布クリームチーズです。なかなか個性的な一品ですよね。まず思うのが、『塩昆布とクリームチーズが合うの?』かと思います。和テイストの塩昆布に洋テイストのチーズですから、さすがにその疑念はわかります。でも、安心してください。めちゃくちゃ相性良く仕上がります! 塩昆布の風味と塩味、クリームチーズの酸味と舌触り、これらが上手くひとまとめになってくれるのです。その繋ぎにはオイルとレモン汁等が加わえるのですが、それにしてもこんなに塩昆布とチーズが相性良いものかと驚いていただけるかと。スモークチーズなどがあるように、風味の強い食材はチーズと相性良いのかも知れませんね。ぜひ、お試しいただきたい一品です。
それでは、用意する主な材料はコチラ!
塩昆布クリームチーズ
-使用材料- 材料費
・クリームチーズ 50g(50円)
・塩昆布 10g(30円)
・アーモンド 10g (50円)
・ピーナッツオイル 大さじ2
・レモン汁 小さじ1
・ブラックペッパー 少々
・塩 ひとつまみ
(材料費 約130円。調味料等は材料費に含めず)
お料理タイムアタック、スタート!
【0:00スタート】
1、塩昆布とアーモンドは少し粗めに刻む。
★POINT
刻みが大き過ぎると口の中に残ってしまうので、ある程度は細かく刻むようにしましょう。
【1:00経過】
2、ボールに刻んだ塩昆布、アーモンド、ピーナッツオイル、レモン汁、ブラックペッパー、塩を加えて混ぜる。
★POINT
今回はピーナッツオイルを使用しましたが、無ければエキストラヴァージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルを混ぜた物でも構いません。何かしら少しフレーバーを加えることで個性になるので、手元に珍しいオイルがあれば試してみるのもいいかと思います。
【2:00経過】
3、クリームチーズをティースプーンですくい、ラグビーボール状にトルネして合わせた塩昆布ソースに絡めれば完成です!
★POINT
画像の様に、両手に持ったスプーンで捏ねるように成型することをトルネと言います(トルネはフランス語で面取りの意味)。こういったひと手間ができると料理が楽しくなるので、ぜひ試してみて下さい。難しければただスプーンでひと口サイズにすくうだけでも結構ですよ。
【5:00経過】
いかがでしょうか。なかなかマニアックな組み合わせですが、おつまみとしてはかなり優秀! 日本酒にも合うし、ワインにも合いますね~! 前文でも紹介しましたが、塩昆布とチーズの相性がとても素晴らしいです! ちょっとお洒落なダイニングバーなどで出てきそうな一品ですが、こういったものを自分で作っちゃうってところがいいですよね~。来客の時に出せば良いインパクトにもなりそう! ぜひ、お試し頂ければと思います。それでは今宵も、よいお酒を♪
『お料理うんちくツイート』~クリームチーズってどんなチーズ?~
クリームチーズとは、ミルクと生クリームを合わせたものに乳酸菌を加えて凝固させ、ホエイを取り除いて整形したものである。…と言われてもなんのこっちゃかと思う。詳しく解説すると、まず、ミルクは牛乳で、生クリームとは牛乳から乳脂肪分のみを抽出した液体であることまではわかるだろう。そこから、乳酸菌を加えてホエイを取り除く~というのは一般的にチーズを作る工程のことで、チーズは牛乳に乳酸菌を加えることで凝固し、その際余分に分離して出てくるのがホエイ(乳清)というものだ。本来チーズはここからさらに熟成させたりするのだが、フレッシュチーズという分類の物は熟成させずにそのまま食べることになる。クリームチーズもフレッシュチーズなので、ホエイを取り除いた時点で完成となる。つまり、クリームチーズとは乳脂肪分多めの非熟成チーズというものになる。
この連載をまとめた電子書籍が登場! 「週末5分メシ」
@DIMEの人気連載ムッシュ・フジタ氏の「5分でできるおつまみレシピ」から週末家族にふるまうのにオススメの簡単お手軽レシピをピックアップし、全50品という大ボリュームでまとめました。手軽に作れるレシピばかりなので、コロナ禍により在宅時間も増えた昨今、在宅勤務時のランチにもオススメ! それぞれのメニューが5分のタイムトライアル形式で解説されていますので、楽しみながら作ることもできます。是非試してみてください。
文/ムッシュ・フジタ