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ケイリン先導車の技術を採用!通勤で使いたいパナソニックの電動アシスト自転車「XU1」

2021.08.16

東京2020オリンピック公式電動アシスト自転車「XU1」をチェックしてきた

熱い戦いが繰り広げられた東京2020オリンピック。日本人選手の活躍もめざましく、テレビの前で興奮する日々を過ごした方も多いのではないだろうか。そんなオリンピック期間中である8月5日に、パナソニックより東京2020オリンピック公式電動アシスト自転車「XU1」が発売された。

これは今回、東京2020オリンピック種目、自転車競技のトラックにおけるケイリンで使用される先導車を、パナソニックが開発して納入。そのケイリン先導車の開発を通じて得られた知見をフィードバックした製品なのだ。

そんな東京2020オリンピック公式電動アシスト自転車「XU1」を、その開発のベースとなったケイリン先導車とともにチェックしてきたので、その様子をレポートしたい。

自転車競技(トラック)のケイリン先導車とは?

そもそも日本発祥であるオリンピックの自転車競技のケイリンとは、すり鉢状に45度の傾斜がついた競技場で7人までの選手によってトラック6周で競われる種目。ペースメーカーである先導車が風よけになり段階的に速度を上げ、その後ろで選手たちがポジション争いをくりひろげるというもの。

そして、最終的に先導車が時速50km/hまで速度を上げてペースを作り、残り3周で離脱したあと選手だけのレースとなる、スピード、テクニック、駆け引きなどが勝負のポイントとなる種目だ。ちなみに、公営競技の「競輪」(漢字表記)とは、ルールなどが違う。

そんなケイリン先導車には、以前まではバイクが使用されていたが、パナソニックでは、CO2削減など地球環境問題の観点から環境に配慮した電動アシスト自転車による先導車の開発にチャレンジしたのだという。

ただ、その開発は、一筋縄ではいかず1年半以上にもおよぶ開発期間が必要だったという。中でも一般の自転車と違うのは、そのスピードで、先導車には最高時速50km/hを発揮する高出力のモーターが必須。そこで、一般市販車に対して約1.4倍に高速化したモーターと、そのモーターに対応する約1.4倍の電力量のバッテリーを開発したのだという。

ハンドル付近のフレームには、半周ごとのスピードが表示

さらに、いくら高出力でスピードが出たとしても、選手が追従しやすい滑らかで安定した加速でなければならず、しかもケイリン先導車は半周ごとに加速するスピードが厳密に決められているため、きめ細やかなアシスト制御が必要となる。その制御をパナソニックの開発陣は、速度の2乗に比例して増加する空気抵抗などを考慮しつつ、100パターン以上のパラメータでテストを行なったのだとか。

そして、スピードが高くなればなるほど大切になってくるのが、走行ラインを正確にトレースしながらも直進安定性を確保すること。これには、ハンドル位置を下げるなど低重心化をはかりつつ、ヘッド角を寝かせることで直進安定性を向上させるといったフレーム設計に取り組み、20種類以上の車体構成の組み合わせを研究。

そうして完成したケイリン先導車を、筆者もローラー台にのせた状態で試乗させてもらったのだが、ギアが付いていないため最初の漕ぎ出しこそ、一般の電動アシスト自転車と比べると少し重く感じるものの、時速50km/hまで楽々とスピードが上げられた。その後は、自力でペダルを必死に漕ぎまくり、なんとか最高時速70km/hまで到達。

もし、こんな時速70km/hものスピードで、実際に道路を走ったら怖いんだろうなと思ったものの、日本の道路交通法では、電動アシスト自転車のアシストが利く速度は、時速24km/hまでと制限されているため、そもそもこのケイリン先導車を公道で走らせることはできないのだ。

実用性も兼ね備えたクールな電動アシストクロスバイク「XU1」

さて、そんな苦労して開発したケイリン先導車だが、東京2020オリンピック以外で今後、使用する予定はないという…なんとももったいない話。そこで、先導車を開発する際に培った技術や知見を活かして完成させたのが、電動アシストクロスバイクの「XU1」だ。

もちろん、公道で使用するものなでケイリン先導車と全く同じ仕様とはならないが、実用速度域においても安定したハンドリングと跨ぎやすさに配慮した低重心フレームを採用するなど、様々な開発データをフィードバック。

スポーツドライブユニット

セミインテグレーテッドバッテリー

また、ドライブユニットは、ペダルを踏み込んだ力を直接駆動部に伝えるダイレクトドライブ機構なので、なめらかで力強いアシストフィーリングが得られるようになっている。さらに、バッテリーはフレームと一体化したセミインテグレーテッドバッテリーを採用してスポーツバイクらしいフォルムで軽快な走行感を味わえる。

700×50Cタイヤ

ケイリン先導車と「XU1」のタイヤ比較

変速機はシマノの外装9段シフト

アルミリヤキャリア

そして、通勤などの日常使いでも快適性の高い、ボリュームのある幅50mmの700×50Cタイヤを採用。加えて、アルミリヤキャリヤ・アルミフェンダーを標準装備して、生活のあらゆるシーンでの使いやすさに優れた性能を充実させている。カラーは、マットロイヤルブルーとシャインパールホワイトの2色を用意。

ニューノーマルなライフスタイルで、自転車での移動が当たり前のようになってきた現在、実用性も兼ね備えながら見た目にもクールな電動アシストクロスバイクの「XU1」という選択で、自分なりの個性を主張するのもいいかも知れない。

■仕様一覧

関連情報:https://cycle.panasonic.com/products/exu/

取材・文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
「CanCam」「Oggi」「Domani」などのファッション誌やサイトの編集に長年にわたり携わる。現在は、DIMEにてクルマや家電、グルメ、ファッション情報、また小学館Men’s Beautyでは、男性に向けた美容・健康法、コスメ情報なども発信。

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