昨年に引き続き、コロナ禍で迎えた今年の夏休み。この特別なひと時を、イマドキの小学生たちはどんな5・7・5で表現するのだろうか。
通信教育講座「進研ゼミ小学講座」は7月15日から26日までの期間、「夏休み」をテーマにした川柳を、全国の小学3~6年生の会員から募集。「楽しみ」「切ない」「クスりと笑える」の3部門合計で22,368句が集まり、編集室と小学生約3500人の投票によってこのほど、優秀作品が決定した。
「小学生の夏休み川柳2021」大賞・優秀賞-編集室選―
大賞、優秀賞:楽しみな夏休み部門
優秀賞:切ない夏休み部門
優秀賞:クスりと笑える夏休み部門
特別賞
「小学生の夏休み川柳2021」優秀賞-小学生選―
楽しみな夏休み部門
切ない夏休み部門
クスりと笑える夏休み部門
応募作品22,300句から見える「自分なりに楽しむ『コロナ禍2度目の夏休み』
「小学生の夏休み川柳」の募集は昨年に続き2回目となる。昨年は応募作品の約20%に「コロナ」という言葉が使われていたのに対し、今年は約8%と減少した。一方で、コロナ禍での日常を具体的にとらえた作品が目立った。「マスク」着用や、保護者の「リモート」勤務といったニューノーマルな日常をユーモラスに切り取る作品からは、小学生が前向きに過ごそうとしている様子が見られる。
「マスク」を使用した作品は273句、「リモート」については150句あった。また、「自分なりに好きなことを見つけて楽しむ」情景を表す作品が多く見られた。好きな人・好きなことに没頭する「推し活」に励む様子を表現する作品も目立った。特に「ゲーム」は頻出で、約680句の作品でテーマとなっていた。
好きなことを楽しむ一方で、テーマとして一番多かったのは「宿題」で、約4200句にのぼった。宿題の多さを嘆いたり、がんばろうとしていたりする声が多く寄せられた。宿題の他に、夏のイベントの中止などについて、切ない気持ちを「シュン」という新語で表現する作品も見られた。
出典元:株式会社ベネッセコーポレーション
構成/こじへい