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脳の損傷部位によって脳卒中の重症度や転帰の男女差を解明できる可能性、米マサチューセッツ総合病院研究報告

2021.08.18

脳卒中の重症度や転帰の男女差は損傷部位で説明可能?

脳卒中の転帰には男女差があるとされるが、脳卒中による脳の損傷部位によりその理由を説明できる可能性のあることが、新たな研究で明らかにされた。

米マサチューセッツ総合病院(MGH)のNatalia Rost氏らによるこの研究の詳細は、「Nature Communications」に7月2日掲載された。

米国では、男性よりも女性の方が、脳卒中の患者数が多い上に、重症の脳卒中に見舞われる確率も高い。また脳卒中の兆候として、女性では、麻痺のような典型的な症状よりも疲労感や精神錯乱などの症状を来すケースが多い。

Rost氏は、「われわれは、転帰を説明できない脳卒中患者を頻繁に診てきている。ここでいう転帰とは、脳卒中による身体障害のことだ。どの患者が順調に回復するのか、また、その理由は何なのか、多くの場合は予測できない。加えて、転帰に男女差があるため、話はさらに難しくなる」と話す。

今回の研究では、脳卒中の症状や転帰に現れる性差について詳しく知るために、虚血性脳卒中患者の脳スキャン画像1,058点を用いて、病変(組織の損傷領域)の部位と症状の間の性特異的な関連について調べた。

その目的は、特定の脳領域の病変が及ぼす影響の男女間での違いをより明確化して“病変マップ”とも呼べるものを作成し、それにより女性での脳卒中の重症度の高さを説明すること。

その結果、女性の脳卒中では、病変部位が脳の左半球の脳後部、またはその付近の血管近くにある場合に、重症度が高いことが明らかになった。

論文の筆頭著者であるMGHのAnna Katharina Bonkhoff氏は、「われわれの研究では、特定の病変部位と男女の脳卒中の重症度を関連付けることができた。つまり、脳の左後部に病変がある場合、男性よりも女性で重症度が高いことが明らかになった」と述べている。

Rost氏らは、「虚血性脳卒中後の特定の身体障害に関連する性特異的な脳損傷領域を特定することで、性差に基づく治療が実施されるようになる可能性がある」との見方を示す。

例えば、女性が悪影響を受けやすい領域に損傷を受けた女性では、血栓除去術によるベネフィットが男性よりも高い可能性がある。

さらにRost氏らは、「性差を考慮した急性期脳卒中治療により、患者個人としてだけでなく社会経済的な観点からも、疾患の負荷を軽減できる可能性がある」とコメントしている。(HealthDay News 2021年7月29日)

Copyright © 2021 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://www.nature.com/articles/s41467-021-23492-3

Press Release
https://www.massgeneral.org/news/press-release/Stroke-researchers-map-sex-related-differences-in-stroke-severity-outcomes

構成/DIME編集部

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