
鳴門海峡の渦潮で知られる徳島県。四国四県の一つである同県において、特に居住者から「住み心地が良い」と思われている街、また、「住みたい」と憧れを持たれている街は、どこになるのだろうか?
大東建託ではこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2021<徳島県版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2021<徳島県版>」として集計した。
街の住みここちランキングの1位は、2年連続で「名西郡石井町」。石井町は、徳島市の西に隣接し、四国山地と吉野川との間に開けた自然に恵まれ、農業が盛んな町だ。近年は徳島市のベッドタウンとして開発が進み、大型ショッピング施設をはじめ、多くの商業施設が出店している。子育て・教育・医療環境も充実しており、都市機能がコンパクトにまとまっている。
また、石井町をはじめ、上位には、板野郡の各自治体(藍住町・北島町・松茂町・板野町)など、徳島市に隣接している「町」が多数ランクインする結果となっている。
住みたい街ランキングについて見てみると、2021年はランキング集計対象を四国地方全体に拡大したが、1位は変わらず「徳島市」だった。2位は香川県の県庁所在地である「高松市」、3位は同率タイで、本州と四国を結ぶ東の玄関口である「鳴門市」と、徳島県LEDバレイ構想で工場や研究機関が集積している「阿南市」となっている。
さらに、住みここちTOP7自治体の因子別順位では、「静かさ治安」の2位が「美馬市」、「自然観光」の3位が「三好市」など特色ある結果となった。
<調査概要>
◇調査方法
株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
◇回答者
徳島県居住の20歳以上の男女、2019年・2020年・2021年合計2,479名を対象に集計。
[男女比] 男性47.8%:女性52.2%
[未既婚] 未婚36.7%:既婚63.3% [子ども] なし 39.0%:あり 61.0%
[世代比] 20歳代12.4%、30歳代23.2%、40歳代26.1%、50歳代23.0%、60歳以上15.3%
◇調査期間
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:928名)
2020年3月17日(火)~4月3日(金):2020年調査 (回答者数:868名)
2019年3月26日(火)~4月8日(月):2019年調査 (回答者数:683名)
計2,479名
◇調査体制
調査企画・設問設計・分析:大東建託賃貸未来研究所 宗健(所長)、調査票配布回収 : 株式会社マクロミル
◇回答方法
住みここちランキングは、現在居住している街についての「全体としての現在の地域の評価(大変満足:100点 満足:75点 どちらでもない:50点 不満:25点 大変不満:0点)」の平均値から作成。住みたい街ランキングは、入力された自治体名をもとに複数の候補を表示し選択してもらうフリーワード・サジェスト方式の回答から投票数を集計して作成。
出典元:大東建託株式会社
https://www.kentaku.co.jp/
構成/こじへい
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