『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』(講談社)
某県警に勤めた作者の本音が見える警察コメディー。新米女性警察官・川合のいる交番に、超美人の藤部長が赴任。ふたりは岡島県警を絶望に陥れる!?
元女性警官の作者が描いているので、内容がリアル! 交番を舞台にしたギャグマンガで〝警察あるある〟みたいなネタが多く、警察官の実務を垣間見れるのがおもしろい。「なるほど。警察はスーパーブラック企業なんだな……」ということがわかります(苦笑)。
『【推しの子】』(集英社)
地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。彼の〝推し〟のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんなふたりが〝最悪〟の出会いを果たすことによって運命が動き出す芸能エンタメストーリー。
主人公をはじめとするアイドルの活動を通じて、舞台、恋愛リアリティーショー、さらには2.5次元といったエンターテインメントのテーマを丁寧に描いています。アイドルの悩みや過酷な現実などが垣間見えるのも興味深く、芸能界の世界を学ぶなら、この作品ですね。