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細田守監督が語る、新作映画「竜とそばかすの姫」で描いたネット社会に効く本物の強さ

2021.08.07

『竜とそばかすの姫』

細田守監督作品としては、2009年公開の『サマーウォーズ』以来12年ぶりとなるインターネットの世界を舞台とした新作映画『竜とそばかすの姫』。再びインターネットの世界を描く真意について細田監督に聞いた。

細田守監督

『サマーウォーズ』の公開当時は「ガラケーを持っていれば誰でもインターネットへ接続できる」という利便性の享受が進んでいた頃でした。一方、現在はインターネットと聞いて真っ先に想起するのが「誹謗中傷」ですよね。「何と、そんな時代になったのか」と思いませんか? 現実とネットの社会が限りなく近づいた今を、若者はどう生きて、恋をし、成長するのか。それは『サマーウォーズ』が公開された12年前とはだいぶ違うだろうと。だからこそ、この映画を作る意味があると考えたんです。

 それと、もうひとつは「インターネットの社会を舞台にした『美女と野獣』をやりたい」という思いがありました。僕がアニメ制作会社に入社した当時、過酷な制作現場が本当につらくて「やめようかな」と考えていたところ、劇場公開中の『美女と野獣』を見て、非常に感動しました。「こんな作品を作れるなら、アニメの仕事を続けていこう」と思えたんです。その影響もあってか、僕の作品では例えば『おおかみこどもの雨と雪』や『バケモノの子』は『美女と野獣』的な要素が入っていると思っているんですよね。

 そんな中で『未来のミライ』がアカデミー賞にノミネートされた経緯から、過去に『美女と野獣』のアニメーターを務めたグレン・キーンさんと出会うことができました。またその交流から『アナと雪の女王』のキャラクターデザイナーであるジン・キムさんとの出会いもあって、仮想世界〈U〉の歌姫であるベルをデザインしてもらうなんてことが、この作品では実現してしまったのです。

 内気な女子高校生の鈴(すず)と、彼女のもうひとりの自分であるベルは、ミュージシャンの中村佳穂さんを声優に選びました。彼女はソウルフルな歌声が音楽ファンに人気。演技経験がないのに、原稿を読んだ瞬間、すごくビックリしちゃって。「こんなに表現できるんだ!」と。ヒロちゃんを演じたシンガーソングライターの幾田りらさんもそう。お芝居の経験が一切ないなんて信じられないくらい。きっと歌手の人は、歌う時に何かを演じるところがあるのでしょうね。だから、演技についても表現力が実に豊かなんですよ。

 インターネットの世界は、匿名やフェイクニュース、権利をクリアしない偽物ばかり。一方で、常に本物が求められているところもあります。歌もお芝居も巧みな中村さんは〝本物〟であり、人々の心に〝一番効く〟のではないかと。実力さえあれば、有名かどうかなんて関係ありません。それが、今の時代なんだと思います。

『竜とそばかすの姫』

7月16日公開 配給:東宝

『竜とそばかすの姫』©2021 スタジオ地図

母の死によって歌えなくなった女子高校生の内藤鈴(すず)は、仮想世界〈U〉の歌姫ベルとして躍動する中、正体不明の竜と遭遇する。本作の製作にはWeb上のポートフォリオから実力を判断してオファーした建築家なども参加。スタッフの起用に至るまで〝本物主義〟を徹底した。

ミュージシャン中村佳穂さんが芝居と歌を担当。〝本物〟だからこそ心に響くメッセージ

ミュージシャン中村佳穂さんが芝居と歌を担当

シンガーソングライター幾田りらさんも出演。ミュージシャン同士の掛け合いは息がピッタリ

シンガーソングライター幾田りらさんも出演

大御所アニメーターから無名デザイナーまで本当に実力のある厳選スタッフが参加

大御所アニメーターから無名デザイナーまで本当に実力のある厳選スタッフが参加

細田 守さん

監督  細田 守さん
インターネットの世界を描く『劇場版デジモンアドベンチャー』(99年)での監督後、『時をかける少女』(06年)、『サマーウォーズ』(09年)、『おおかみこどもの雨と雪』(12年)、『バケモノの子』(15年)、『未来のミライ』(18年)を製作してきた。

取材・文/編集部

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