
リモハラ対策、何をすればよいかわからず悩む上司40.7%
終わりの見えないウィズコロナ時代が到来し、程度の差こそあれ、リモートワークは定着しつつある。そんな中、問題視されているのが「リモートハラスメント(リモハラ)」だ。
オールコネクトが週3日程度リモートワークをする、全国の20代~50代の男女300名を対象に調査を実施した結果、部下にリモハラだと思われないように気を付けていることや最も嫌だと感じたリモハラなどが明らかになった。
Q1. リモートワークをするなかで、あなたが部下とのコミュニケーションで悩んでいることをお答えください。
(複数回答)<N=150>
通勤時間がない分、効率的に仕事ができると感じる一方で、社内のコミュニ―ケーションについて悩む方も増えているのではないだろうか。そこで、上司に対し、リモートワークにおいて部下とのコミュニケーションで悩んでいることを聞いた。最も多い回答が「部下への指示出しのタイミング」48.7%となり、次いで「部下との距離感」48.0%。放任でもなく干渉しすぎでもない、絶妙なコミュニケーションの取り方を模索している上司が多いのかもしれない。
Q2. オンライン会議における<容姿・服装>、<自宅>、リモートワークにおける<業務管理>それぞれに関する上司の言動についてリモハラだと思うか、あなたの考えをお答えください。
(単数回答)<N=300>
リモハラだと思う上司の言動TOP10
「リモハラだと思う」(「リモハラだと思う」+「ややリモハラだと思う」)の数値をランキング化
そして、コロナ禍でリモートワークが急速に広がったことで、現在、社会問題になりつつあるのが「リモハラ」。リモートワーク時に起こるパワハラやセクハラなどのことで、今注目されているハラスメントのひとつと言える。
そこで、オンライン会議における<容姿・服装>、<自宅>、リモートワークにおける<業務管理>に関する上司の言動について、リモハラだと思うかをお聞きしました。リモハラだと思う上司の言動は、「カメラを常時接続させる」と「部屋全体を映すよう求める」が上司・部下共に8割以上という結果となった。
カメラの常時接続については、部下、そして部下の監督者である上司も多くの方が業務上、必要ないと感じているようだ。企業側には、業務上の必要性を基準に、社員が納得できるリモートワークのルールづくりが今後求められるのではないだろうか。また、部屋全体を映すよう求めることについては、リモハラとされる項目のなかでも、よりプライベートに踏み込んだ許されない言動であることを上司・部下共に多くの方が認識していることがわかる。
Q3. あなたが部下にリモハラだと思われないように<容姿・服装>、<自宅>、<業務管理>に関して気を付けていることをお答えください。
(複数回答)<N=150>
続いて、上司に対し、部下にリモハラだと思われないように<容姿・服装>、<自宅>、<業務管理>に関して気を付けていることを聞いた。最も多い回答が「体型を話題にしないようにする」52.7%、次いで、「髪型やメイクを話題にしないようにする」「部屋全体を映すことを求めないようにする」51.3%が同率の結果となった。容姿や自宅のことについてなど、業務外に関する言動に対して、特に気を付けていることがわかる。
Q5. あなたはリモハラ対策として何をすればよいかわからず、悩んだことはありますか。
(単数回答)<N=300>
悩んだことがある = 「悩んだことがある」+「やや悩んだことがある」
悩んだことはない = 「あまり悩んだことはない」+「悩んだことはない」
リモハラ対策として何をすればよいかわからず、悩んだことはあるかを聞いた。「悩んだことがある」という回答を見ると、部下は10.0%、上司が40.7%と30pt以上差が出る結果となり、部下より上司の方がリモハラ対策について悩んでいることがわかった。
リモハラ加害者とならないように、<容姿・服装>や<自宅>、<業務管理>などに関しての言動に気を付けてはいるものの、自分が行っているリモハラ対策が正しいかどうかがわからず、悩んでいる上司もいるかもしれない。
Q6. あなたは上司からリモハラを受けないように気を付けていますか。
(単数回答)<N=150>
部下に対し、上司からリモハラを受けないように気を付けているかをお聞きしたところ、約6割が「気を付けていない」と回答した。
調査概要
1.調査の方法:WEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:週3日程度リモートワークをする会社員・団体職員(正社員、派遣・契約社員)、全国の20代~50代の男女
3.有効回答数:300名(部下:150名、上司:150名)
4.調査実施日:2021年7月5日(月)の1日間
構成/ino.
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