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駆け抜ける歓びと環境性能を高次元で両立!BMWが目指す持続可能な自動車の未来

2021.07.30

連綿と続く環境対応

 世界規模で温室効果ガスの排出削減に向けての取り組みが盛んになっている昨今、製造業においては具体的な削減の数値目標を掲げているのはご存じのとおり。その主産業である自動車業界では、特に有効な方策である車両の電動化を軸にロードマップを示している。そんななか、BMWジャパンは「BMWのサステナビリティおよび先端テクノロジーへの取り組みに関する説明会」を行った。カンファレンスでは温暖化対策も含めた、人類にとって明るい未来を築くための理念として掲げられているSDGs(持続可能な開発目標)を念頭においたBMWの取り組みや電動化のロードマップを示しつつ、ゲストスピーカーを迎えて自動車と人、街のありかたなどを説くトークセッションが行われた。

 はじめにBMWジャパン広報部の佐藤 毅氏から示された同社の取り組みに関しての説明で興味深かったのは「我々はSDGsやサスティナブルという流行りに乗って対応を始めたわけではない」という言葉だ。実際、BMWは1972年のミュンヘン・オリンピック、マラソン競技での伴走車として当時の3シリーズ(E21型)をベースとした電気自動車を走らせた。当時は技術的アピールの要素が強かったと述べられたものの、EV開発はその時点ですでに実用に供せるレベルにあった、というわけだ。翌年には自動車産業として初となる環境対応部署を設けてリサイクルへの取り組みをスタート。以降、水素エンジン搭載車「ハイドロジェン7」を発表(2000年)、投資家向けのサスティナビリティリポートの開始(2001年)、環境性能とダイナミズムの両立を目指した理念“エフィシェントダイナミクス”を掲げ(2007年)ながら、電気自動車の“ i ”ブランドを立ち上げて、2013年にはi3の発売にこぎつけるなど、確実に実績を積みあげてきた。

意欲的な温室効果ガス削減目標

 未来に向けては「2030年までにグループ全体で2億トンを超えるCO2排出量の削減」という意欲的な目標が掲げられ、3つの柱を据えて目標に取り組んでいくことが発表された。その核となるのはもちろん「車両の電動化」だ。現在もラインナップは増殖傾向にあり、直近でいえば「iX」や「iX3」、「i4」のリリースが公表され、来年には「X1、5シリーズ、7シリーズ、ミニ・クロスオーバー」のBEVを発表予定。そのうえで、2023年までに各セグメントにおいて電動車の割合を90%にまで拡大し、2030年の全世界販売においての半数をBEVとすることが掲げられた。もちろんこれらの製造工程においても2030年までに80%の削減目標が示され、協力企業(サプライチェーン)で20%削減して、総数で2億トンの削減を目指すという。

 これらの取り組みを受けて、ゲストスピーカーである国際モータージャーナリストの清水和夫氏は、世界的なEV化にあわせた充電インフラの問題点と変革を主張しながら、今年9月にミュンヘンで行われる“IAAモビリティ2021”におけるメーカーの新たなロードマップの発表に期待を寄せた。加えて、自動運転技術の進捗状況を踏まえ「カーボンニュートラルや(自動運転の発達における)自動車事故ゼロを目指すという方向性は自動車業界にとって非常によいこと」と説いている。また、もうひとりのゲストスピーカーであるヨコハマSDGsデザインセンター長の信時正人氏は、横浜市におけるオンデマンドバスの運行実証実験や、EVを家電と捉えたモデルルームでの実証といったSDGs関連の取り組みを発表。環境保全や事故の減少はもちろんのこと、地域の活性化といった点で評価を得たことを紹介しつつ、EVやコネクテッドだけでなく、街作りも含めた包括的な取り組みの重要性を指摘している。

 こういった取り組みに際してはもちろん企業の努力だけではなく、我々自身も積極的に参加することで、未来が明るいものとなることは間違いない。ただ、近視眼的に捉えると物事の本質を見失うことも頭においておくべきだろう。この点、BMWは自身が持続可能な企業として未来にあるべき姿を想像し、それに向けての方針を示しているいっぽうで、やはり本来の“駆け抜ける歓び”は確固たるタグラインとして今後の製品にも植え付けていくことを約束してくれた。そんな積極的な環境対応と持続可能な、走る楽しさを兼ね備えた今後のモデルやBMWの姿勢には引き続き注目していきたい。

BMWの電動化戦略を支えるBEVモデル。iX(右)は予約受付中。ミニ(中)はEV専業ブランドとして生まれ変わることが発表された。i4グランクーペ(左)は来年にもデリバリーが開始される。(photo:BMW)

国際モータージャーナリストの清水和夫氏とヨコハマSDGsデザインセンター長の信時正人氏。EVや自動車技術の普及には街づくりも含めての考察が必要と説いている。

自動運転支援システムとしてのハンズオフ機能(高速渋滞時。60km/h以下で作動)を国産メーカーに先駆けて取り入れたのはBMW。同乗状態でも加減速や車線維持の巧みさがわかる。

TEXT:桐畑恒治(AQ編集部)

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