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ここ10年で4倍以上需要が増えた職種も!高まる「クリエイティブツールスキル」のニーズ

2021.08.03

転職市場におけるクリエイティブツールスキルのニーズの変化について調査

SNSで写真を加工したり、ちょっとした動画の編集をしたりと、今の時代、プロレベルでなくても、ある程度のクリエイティブツールに関するスキルを持つ人は少なくない。その技術を活用すれば、ビジネスシーンにおいて活躍の幅が広がるということもあるだろう。

アドビではこのほど、総合転職情報サイト「マイナビ転職」(https://tenshoku.mynavi.jp/)の協力のもと、近年、簡単な写真・動画の編集・加工を日常的に実施する業務が増えてきたことを背景に、転職市場におけるクリエイティブツールスキルのニーズの変化について調査を実施した。

非クリエイティブ職“管理・事務職”“企画・経営”“営業”の求人に、クリエイティブツールスキルの歓迎記載が増加

マイナビ転職のサイト内で記載される「対象となる方」欄に、クリエイティブツールスキルを含む非クリエイティブ職全体の求人掲載総数は、2010年起点と比較した場合※1、2020年時点で約3倍に増加しており、その中でも「営業」では約1.9倍、「企画・経営」では約2.8倍、「管理・事務」では約4.2倍に増加していることがわかった。

※1計算方法:2010年時点の値を100%として、各年の増減率から年次推移を算出

クリエイティブツールスキルとして求職者に求める具体的な業務内容として、近年ではInstagramやTwitterなどのSNS投稿に使用する画像編集業務、さらにECサイトやWEBサイト・WEB広告のデザイン制作補助などへのニーズが高まっているようだ。

数字が顕著に伸びている、「管理・事務」では、商談や会議の多くがリモートに移行しつつある影響を受けて、これまでテキストやグラフ等で構成されていた営業資料を、遠隔でもより相手に伝わりやすい資料へと深化させるために、簡単なグラフィックの作成や説明動画などを制作できるスキルが求められる場面が増える傾向にある。

また今回、アドビは、求人の掲載数には反映されていない、“非クリエイティブ職”におけるクリエイティブツールスキルのニーズを探るべく、企業の採用担当者と求職者を対象に、クリエイティブツールスキルの重要度に関するインターネット調査を実施した。

7割以上の採用担当者が「クリエイティブツールスキルの重要性が高まっている」と回答

アドビが企業の採用担当者400名を対象に実施した調査によると、非クリエイティブ職においても「クリエイティブツールスキルの重要性が高まっているか」という質問に対し、7割以上の採用担当者が「クリエイティブツールスキルの重要性を感じている」ということがわかった。

クリエイティブツールスキルを必要とする理由は?

非クリエイティブ職において「クリエイティブツールスキルの重要性が高まっている」と回答した企業の採用担当者への調査によると、クリエイティブツールスキルを必要とする企業が増えた理由として、64.3%が「業務の幅が広がるから」と回答し、次いで44.1%が「内製化・業務効率化」、37.1%が「提案力・営業力・企画力の向上」と回答した。

さらに、31.5%の採用担当者が「リモート環境で、イラストや写真、動画でのコミュニケーションが不可欠になった」と回答していることからも、コロナ禍のリモートワークによるコミュニケーションのあり方の変化を通じて、業務の幅が広がってきたことが考えられる。

クリエイティブツールスキル保有者には、非保有者よりも月給を「平均3.4万円程優遇できる」ことが判明

また、採用担当者のうち7割以上が、クリエイティブツールスキルを持っている人材であれば、同等の能力でかつそのスキルを持っていない人材と比較した場合、月給を「平均3.4万円程優遇できる」と考えていることが判明した。

この結果から、クリエイティブツールスキルを持っていることが雇用条件に大きく影響することがわかり、“非クリエイティブ職”におけるクリエイティブツールスキルへのニーズが浮き彫りとなった。

採用者側の7割以上はクリエイティブツールスキルを必要とし高付加価値と考える

現在転職を考え、仕事を探している求職者200名への調査では、非クリエイティブ職への転職において、クリエイティブツールスキルを持つことで採用の場での優遇(年収・条件)が良くなることを理解しアピールしている人はわずか1割しかいないことが判明した。

また、求人条件に記載が無いことで、約3割の人がスキルを持ちながら採用の場でアピールできておらず、自分がもっているスキルの価値を理解していない人が多いことも判明した。

先述した通り、7割以上の採用担当者が「クリエイティブツールスキルの重要性」を感じており、その事実を約9割の求職者が知らないということから、採用者と求職者の間に「クリエイティブツールスキルに対する重要性の認識」に乖離があるようだ。

採用者が期待するクリエイティブツールスキルは、1位写真、2位動画、3位印刷物デザインの順位に

非クリエイティブ職において「クリエイティブツールスキルの重要性が高まっている」と回答した7割以上の企業の採用担当者への調査によると、求職者に期待するクリエイティブツールスキルは、「写真・画像編集」が60.5%で1位、「動画撮影・動画編集」が40.2%で2位となり、より画像や動画を使用した業務が増えており必要とされていることがわかる。

一方、求職者の58.0%が「写真・画像編集」と「動画撮影・動画編集」のスキルを習得したいと考えていることから、プライベートでSNS投稿のための画像・動画編集など日常的に使用しているクリエイティブツールスキルを、仕事においても活用できるまでにスキルアップしたいと考えている求職者も多いことがわかり、採用者の求めるスキルと求職者の習得したいスキルが合致していることが判明した。

アドビ株式会社バイスプレジデント秋田夏実氏は、次のように述べている。

「一億総クリエイター社会の到来です。クリエイティブツールを使って、誰もが簡単に、動画や写真を編集し、印刷物のデザインを手がける時代となりました。今回の調査では、多くの企業・個人の方がクリエイティブツールスキルを重要視していると回答しています。アドビの理念は、「CreativityforAll:すべての人に“つくる力”を」にありますので、この調査結果には大いに共感します。アドビは、簡単かつ直感的に操作できるクリエイティブツールを提供し、また、ウェビナーや動画チュートリアルでツールの活用をサポートしています。まずは楽しみながらクリエイティブツールに慣れ親しみ、その上で、キャリアアップにも繋げてはいかがでしょうか。」

また、アドビと共同で転職市場における調査を実施したマイナビ転職の荻田泰夫編集長は次のように述べている。

「デジタル化の進展に伴い、SNSやWEB広告、各種オンラインツールなどを活用する企業が増え、営業職・事務職・販売職など、これまでクリエイティブツールに触れる機会が少なかった方も業務においてクリエイティブツールの利用が広がってきています。マイナビ転職に掲載されている求人の傾向としても、これらの職種の募集で歓迎条件にクリエイティブツールの利用経験を入れる企業が年々増えています。業務の一部やプライベートのみで使っている方も、実はそのスキルこそ企業が今求めているものだったりするのです。クリエイティブツールのスキルを持っている方は、活躍の機会を広げるためにも、ぜひ書類選考や面接などでアピールいただければと思います。」

さらに、長らくキャリア研究の第一人者として活躍されている、法政大学キャリアデザイン学部の田中研之輔教授は、次のように述べている。

「これからのキャリア形成で大切なことは、「クリエイティブツールスキル」の習得です。採用担当者の60.5%が簡単な写真・画像編集、40.2%が簡単な動画撮影・動画編集を求めています。新たなスキルを習得していくことで、キャリアはいつからでも開発可能です。ビジネスに携わる一人ひとりが感じ、思うことを画像や動画にのせて発信していくナラティブ・ストーリー(個々の等身大の物語)が共感を呼びます。実は、私自身も「クリエイティブツールスキル」の習得を重視し、キャリア構築をしています。画像や動画を簡易編集して、日々、SNSを運用しています。一人でも多くのビジネスパーソンが、「クリエイティブツールスキル」を身につけ、人生100年時代のキャリア形成を変幻自在に謳歌していくことを心から望んでいます。」

<アドビ調査概要>
●調査方法:インターネット調査
●調査対象:中途採用担当者男女各200名合計400名(一都三県+愛知+大阪)求職・転職者男女各100名合計200名(全国)
●調査期間:2021年4月16日(金)〜2021年4月18日(日)
「転職市場におけるクリエイティブツールスキルのニーズに関する調査」

<マイナビ転職概要>
●調査方法:「マイナビ転職」サイト内調査
●集計日:2021年1月
●集計方法:該当年における、弊社総合転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載開始された求人情報から、雇用形態が正社員以外のデータを除き集計
●計算方法:2010年時点の値を100%として、各年の増減率から年次推移を算出
「2021年1月度正社員求人掲載数・応募数推移レポート」

出典元:アドビ株式会社

構成/こじへい

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