信長、ジャン・レノ、猫、柴犬…楽しい「おにぎりアート」の世界
ホカホカの白いご飯を優しく握り、塩をまぶして黒い海苔を巻いたら出来上がり。
そんなシンプル・イズ・ベストな日本の伝統食「おにぎり」を、驚きのアートに仕上げたSNS投稿が話題になっているのでご覧ください。
「男おにぎり」
「男おにぎり」と題されたこちらは誰もが知る日本の戦国武将・織田信長。
有名な肖像画をモデルに、髷や羽織の桐紋まで細かく再現されています!
続いて織田信長とも友好関係を築いていたといわれる「甲斐の虎」こと戦国大名・武田信玄。
こちらも歴史の教科書で見た顔ですね。
さらにこちらは「近代音楽の父」と呼ばれる偉大な音楽家・バッハ。
ボリューミィな髪型といい厳格な表情といい、音楽室に飾ってあったあの肖像画にそっくりです。
そして最後は、今なおファンが多い90年代の名作映画「レオン」のジャン・レノ。
お揚げや海苔で作られたニット帽やサングラスなどの小物まで作り込まれていて、かっこいい…!
5月5日のこどもの日にツイートされたクオリティの高すぎるおにぎりたちには5万件以上のいいねが付き、「本当に凄い」「見入ってしまった」「職人技」と注目を集めていたのでした。
儚いアート
斬新な男おにぎりの作者は「おにぎり劇場(@mZHtgivNQr33RCL)」さん。おにぎりアートに目覚めたのはおよそ2年前で、そこから独学でゆっくりマイペースに作り続けているのだとか。
楽しいおにぎりアートは、ご飯にケチャップで色を付けたり、胡麻や漬物、おかかや昆布など、食べられる食材だけを使って制作されています。
その題材は人物のみならず、動物やアニメキャラクターなど見た人が笑顔になってしまうものばかり。
—ニンゲンに心を許さない野良猫集団「やさぐれ会」を作りました。
—「柴犬」のおにぎりを作りました。
しかし、アート作品とは言え本体は全て「おにぎり」なので、どんなに素晴らしい作品が出来上がっても写真を撮り終えた後はすぐに美味しくいただくことにしているのだそう。
手をかけて完成したら即・消えて無くなってしまうなんて…なんだか仏教の砂絵のように諸行無常を感じる芸術ですね…(笑)
デコおにぎりで儚くも楽しいアートを作り続ける、おにぎり劇場さんでした。
■画像提供 おにぎり劇場さん
おにぎりを握ってデコって写真を撮って鑑賞したらすぐ食べる。儚いアートに挑戦中。
■ツイッター https://twitter.com/mZHtgivNQr33RCL
■インスタグラム https://www.instagram.com/onigirigekijo/?hl=ja
■YouTube https://www.youtube.com/channel/UCl63flkA0X4uiKJ9nrzN_2Q
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.